アフィリア・サーガ、全国ツアーを完走 会場を蒼く染めたサイリウムの海

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2月3日から約2か月に渡って全国7都市を巡ったアフィリア・サーガ(以下、アフィリア)が、3月31日の新新宿BLAZE公演でツアーファイナルを迎えた。

今回のツアーは、初日にユカフィンの卒業公演が6月4日に行われることが明らかとなり、3月4日の埼玉公演ではコヒメとミクもユカフィンと同じ日に卒業することが発表されるなど、アフィリア激動の時代を象徴する波乱のツアーとなった。

アイドルにとって、卒業は避けては通れない道だろう。実際、この3月31日だけで全国で約150人のアイドルが卒業や解散をしたという。

とはいえ、“永遠の愛”をテーマに掲げた今回のツアーの中で、来るべき卒業の知らせを受け止めなければならないという現実は「永遠なんてないんじゃないか?」と皮肉に思えるくらい、メンバーにとっても、先輩(ファン)にとっても、衝撃的なことだった。

しかし、アフィリアのこれまでの8年余りも、ひとつひとつの公演が気づかないような幸運の積み重ねでここまでやってこれたに違いない。これから先もアフィリアが“永遠”を夢見続けるために大きな改革と決断が必要だということは、避けては通れないことなのだろう。

現体制10人でのラストとなった今回のツアーでは、それぞれのメンバーにとっての凱旋公演など、1公演1公演が思い出深いものになったようだが、その集大成と言えるファイナル公演で、メンバーたちはひと回り成長した自信に満ちた姿を先輩たちに見せてくれた。ツアーファイナルいうことで、『ニーハイ・エゴイスト』の前には特別な音とダンスも組み込まれ、いつも以上にカッコイイ姿を先輩たちに見せつけた。

先輩たちも、彼女たちの熱いパフォーマンスに応えるべく精一杯の声援を送り、ツアーテーマソングである『この歌に永遠の愛を捧ぐ』では、客席を蒼いサイリウムで染めて一面に広がる海を創りあげ、幻想的なシーンを描いてみせた。

またこの公演では、4月19日に発売される『非合理的かつ訂正不能な思い込み』のカップリング曲『アフィリアの誓い』も初披露された。プロデューサーの桃井はるこさんから6月に卒業する3人に贈られる、アフィリアの歴史が凝縮された“卒業アルバム”のような曲になっている。

さらに、公演の最後には委員長(リーダー)のマホがソロで出演するイメージDVD『魔法少女に。』が発売されることが発表された。東京(4月29日)・大阪(4月30日)での発売記念イベント開催も告げられ、和やかな気持ちに満たされたまま、公演は幕を閉じた。

なお、アフィリア・サーガは現在、19thシングル『非合理的かつ訂正不能な思い込み』発売に向け、4月23日まで怒涛の16日間連続キャンペーンを展開している。

『非合理的かつ訂正不能な思い込み』特設サイト
http://stand-up-project.jp/special/afiliasaga19/