HKT48 劇場14周年記念公演で涙と笑顔のサプライズ 全国ツアー決定、研究生の昇格…「もっと大きくしたい」

豊永阿紀(HKT48劇場 14周年記念特別公演)

アイドルグループHKT48が26日、福岡市の専用劇場「17LIVE HKT48劇場」で「HKT48劇場 14周年記念特別公演」を開催した。全メンバーが出演し、これまでのヒット曲や新曲を披露。公演終盤には、全国コンサートツアーやメンバーの昇格といった15周年へ向けた複数のサプライズが発表され、会場は大きな歓声に包まれた。

公演は、オープニングアクトとして北川陽彩、竹本くるみ、福井可憐、森崎冴彩が『人差し指の銃弾』を披露し、大きな歓声で幕を開けた。中盤では最新シングル『半袖天使』のカップリング曲が初披露された。『塩味のキス』でセンターを務めた田中伊桜莉は緊張しながらも無事に歌い終え、「今日こうしてみなさんの前で初披露することができて、とっても嬉しいです!」と語り、ファンに感謝を伝えた。

盛大な拍手の中、アンコールでは周年皆勤賞の2期生・秋吉優花が「(昔の楽曲も披露して)懐かしかったり、研究生とステージに立つと新しさもあったり、いろんな感情が入り混じりました」と笑顔を見せた。7期生の龍頭綺音は涙ぐみながら「去年よりも本当に本当にHKTのことが大好きになって」とグループへの愛を語った。さらに「もっとHKT48を色んな方に知ってもらうために自分も頑張りたいと思うし、先輩方に比べたら未熟なところばかりだけど、将来、かっこいい先輩方みたいになれるように学んでいきたい」と、未来への意欲を示した。

公演終盤には、来年のHKT48誕生15周年を記念したさまざまな企画がサプライズ発表された。約4年ぶりの全国ツアー開催が告げられると、ひと際大きな歓声が上がった。さらに、7期研究生の石井彩音がチームKIVへ、松永悠良がチームHへ昇格することも発表された。石井さんは「選んでいただけたからには、チームKIVを支えられるようなメンバーになれるよう頑張ります」と決意を述べ、松永さんは「ネガティブ思考な私に、ファンの方は温かい言葉ばかりかけていただいて、今日ここまでこれたなって思います」と感謝の気持ちを伝えた。

チームHキャプテンの豊永阿紀は涙をこらえながら「もっともっと大きくしたい、もっともっと大きなステージに立ちたい、それは『HKT48が好きだから』っていうこの気持ちを、もっとたくさん世間の人たちに知っていただけるように15周年に向けてメンバー・スタッフ一同、チームHKT48全員で頑張っていきたいと思いますので、ぜひ皆さんもチームの一員として、15周年まで一緒に駆け抜けていただけたら嬉しいなと思います」と思いを伝えた。公演の最後に披露されたのは、「HKT48ファミリー」。盛大な拍手と声援に包まれ、14周年記念特別公演は幕を閉じた。

公演中には、地頭江音々の卒業コンサートや2026年開催の全国コンサートツアーのほか、JR九州とのタイアップLIVEやLINEヤフー株式会社との特別企画が続々と発表された。LINE MUSICでは、11月27日限定でHKT48を「My推し」に設定すると、記念エフェクトが登場する。さらに、双葉社から15周年記念書籍『HKT48 特集ムック』第2弾が2026年夏頃に発売される予定だ。

また、株式会社ファミリーマートとの「地域密着・九州応援プロジェクト」が11月27日から九州地方の約1,500店舗で展開されることも決定した。商品コラボやラッピング店舗、1日店長企画に加え、特別限定デザインのブロマイドが「ファミマプリント」でリリースされる。福岡県内の中学校とタッグを組み、HKT48メンバーが出演するショートドラマのプロデューサーを中学生が務める「HKT48 presents『15歳のプロデューサー』」プロジェクトも始動する。

 

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