【FES☆TIVEインタビュー 2】新曲『HUMAN NATURE WORLD』は史上最速テンポでのパフォーマンスが見どころ　激しいダンスで八木ひなたの悩みとは!?

FES☆TIVE

“お祭り系”アイドルグループ・FES☆TIVEが新体制初のシングル『HUMAN NATURE WORLD』を8月2日にリリース。インタビュー後半ではニューシングルの聴きどころを、メンバー全員にじっくり聞いた。

★FES☆TIVE新体制について愉快なトークを繰り広げたインタビュー前半

－－ここからは新曲『HUMAN NATURE WORLD』についてうかがいましょう。

青葉ひなり「FES☆TIVEでもヒット曲をたくさん生み出してくださっている玉屋2060%さんが提供してくださいました。玉屋さんらしい楽曲で目立つと思いつつ、今回、“新しい、さらにパワーアップした玉屋さんの楽曲が生まれた”と思いました。一回聴いただけで、“この曲めちゃめちゃいいな”と思って、テンポの速い曲が多い中で今回特にめちゃくちゃ速くて、お客さんも乗りやすいと思います」

髙木ゆりあ「私のソロパート、二番のサビ前『貴方は何をし何を見るのですか？』というフレーズで、そこはレコーディングのときに色気とセクシーさと、ちょっと花魁っぽい感じ、たとえば“倖田來未さんのようにエロティックに歌ってみてほしい”と言われました。でも私は色気とは無縁で……」

土光瑠璃子「そうだね」

髙木「そこを歌う瞬間だけはフェロモンをムンムンな感じで歌わせてもらっているので、ライブでもいろんな見せ方ができたらいいなと思っていて、自分にとって挑戦の曲です。またカップリングの『色違いサンダル』では、私のキャラクターとは違う色を出している、まさに“色違いな”一曲です。『約束しよう』という結構大事なフレーズをクールに言い切る感じの歌詞があるんですけど、そことかめちゃめちゃドヤ顔してるので、聴きどころかなと思います」

－－メンバーの中でもひときわカラッと明るい印象の髙木さん、ライブではどんなセクシーな表現が見れるのか楽しみですね。

土光「でも、そもそもセクシー系のメンバーっている？」

－－喋ってなければ土光さんは結構セクシーですよ。

八木ひなた「色気は確かにある」

髙木「ダンスも一つ一つセクシーなんです。指先まで綺麗で。土光を見習いたいなと思っています。私はドシドシしているので。でも今回違う一面をね、出していきたいと思っています」

－－髙木さんにこんな面もあったんだと思わせる？

髙木「そうですね。振付の先生からも、いつもとは違う、踊れるぞというのを見せてやってと」

土光「『HUMAN NATURE WORLD』は歌詞を見ながら聴いてほしいなと思います。『Tell me 言ってみ』とかおんなじように聴こえるんですけど、歌詞を見たら、“こう言ってたんだ！”ということとかあるので。またメンバー二人ずつで入れ替わり歌っているところがあって、歌割りも細かいんですよ。誰が歌ってるんだろうと意識しながら見て聴いてほしいです。自分のパートで言ったら、歌い出しかな。『打ち上げ花火が……』のところで、初めてのお披露目のときも、みんな一気に注目させようと思って歌い始めました」

八木ひなた「この曲は本当にほぼソロがなくて、メンバーが二人ずつで歌っていたり、あと歌割りが結構細かくて初披露のときも本番前に、私たち自身、“あれ、これどっちだっけ？”“ここ私の担当だっけ？”って混乱したくらい、歌割りも細かいので、ファンの方もいろんな組み合わせを楽しんでほしいなと思います。あとサビの振り付けで、『人（=HUMAN）』『N』『W』をメンバーが手で作ってるので、たくさんマネしてくれたら嬉しいなと思います」

－－会場一体で盛り上がりそうな。

八木「はい。今回も間奏ではめちゃめちゃ激しく踊るので、踊りすぎて私、鼻の穴が広がっちゃって！　恥ずかしいんですよ」

髙木「でも、そこめっちゃいいところなんですよ。ウィンクとかしちゃって」

八木「これ、慣れたら鼻の穴広がらなくなるのか、今後一生広がるのか……」

－－（笑）。鼻の穴のエピソード、前にも聞いたことがある。

土光「『もおおおお！』じゃない？」

－－そうそう、『ニホンバレデンセツ』のとき。

八木「初披露のステージでも広がらないようにしようと思ったんですけど、しっかり広がっちゃった！　広がらないように、ドヤ顔で決めたいなと思います」

－－そこは八木さんの鼻の穴も見どころ（笑）。

八木「マイクの位置がいつもより高かったら、鼻の穴が広がっていると思ってもらえたら（笑）。最後にかけて盛り上がりは絶好調みたいな感じで」

－－これまでの曲で、二人ずつでボーカルを回す展開の曲もあった？

八木「5人のときはソロで回すことが多かったんですけど、偶数メンバーのときは、二人組で回すこともありました」

－－なら、先輩メンバーはそれぞれの声の交わりはどんな感じかはわかっていた？

青葉「似てる声質で一緒になることが多いですね」

土光「るーと八木が一緒になることが多い。歌い方によっては八木とめっちゃそっくり、本当にどっちが歌っているのかわからないときもあります」

八木「まじめに歌うと土光さんに似るんですけど（笑）。あと、しおりんの声が甘くて可愛い！」

一同「可愛い！」

本多しおり「うれしいです」

－－自分的に特に聴いてもらいたいところは？

本多「二番の『南蛮渡来』のところとか」

八木「あーわかるわかる、好き好き」

本多「さっき言ってたみたいに“演歌っぽく”と言われて。自分でも歌ったことのない歌い方で歌ったので、聴いてほしいです」

八木「『南蛮渡来』という言葉が好きになりました」

土光「意味わかってるの？」

八木「いや、南蛮漬けとかそっち系？」

髙木「それは違う（笑）」

－－歴史の教科書に出てきたと思います。

八木「あとで調べてみます（笑）」

辻こはる「FES☆TIVEには爽やかな楽曲が多いんですけど、今回も歌詞で『あなたは素敵　既に無敵』とか『君じゃないと嫌だ』『ダメで元々　行けりゃ爽快』とかが好きなフレーズで、それはライブで聴いても楽しいんですけど、日常生活の中で、みなさんが仕事に行くときなどに聴いてもらいたい！　この曲を聴いて“ダメ元で成功したらラッキー”くらいの思い切った気持ちでやることも大事だなと思ってほしいし、それは自分にも結構刺さる面があって、日々の応援ソングとしてみなさんの心に響いたらいいなって思います」

－－コメントが一番しっかりしてる（笑）。

髙木「あれ？」

土光「あれ？」

－－やっぱり後輩ができたし。

辻「自分も先輩になったので！『しおりん、しっかりしろよ』と（笑）」

髙木「先輩風めっちゃ吹かしてるよ（笑）」

－－（笑）。今回カップリングが4曲と多いですよね。すべて新曲で？

土光「はい。全部新曲になります」

髙木「『色違いサンダル』はすべてのタイプに入っていて、『HUMAN NATURE WORLD』とともにダブルA面のような扱いになっています」

－－さっき髙木さんから『色違いサンダル』に注目してほしい、という話がありましたが、ほかのみなさんは、カップリングで特に推し曲はありますか？

辻「『かっトびサンデイ!!』はチバニャンさんに作っていただいた曲で、タイによく行くFES☆TIVEなんですけど、チバニャンさんもタイで活躍されている日本の方で、一度メンバーみんなと一緒にご飯に行ったときに、“一緒にお仕事できたらいいね”って言っていただいて、それが今回実現しました。海外の方にも日本の方にも楽しんでいただける曲になってほしいなというのと、あと題名にある“かっトび”というフレーズがすごく出てきて、繰り返しのリズムが多いので、一回聴いたらすぐに覚えられるので、夏フェスとかで初めてFES☆TIVEを観てくださった方や、アイドルにそれほど興味ない方が何かの機会に目にしてくださったときにも、すぐ覚えてもらえる曲だと思います」

本多「私は『革命的オーバードーズ』。出てくる言葉がすごく可愛くて！　『ビビデバビデブー！』とか……」

土光「『Go to hell』とか？』

本多「『Go to hell』とか」

－－えっ？

（一同・爆笑）

本多「振り入れしたり、披露するのが楽しみです」

八木「私も『革命的オーバードーズ』。IMAKISASAさんに作曲していただいているんですけど、前作シングルの『ニホンバレデンセツ』もそうですし、IMAKIさんの曲は安心感があって！　作詞がみゆはんさんなんですけど、しおりんも言ってたんですけど、表現の仕方が、たとえば最後のサビで『くらりん！』とか『ふわりん！』とか、その表現がめっちゃ可愛いなと思っていて、歌詞がサビごとに全部違うんですよ。それは今まであんまりなくって、聴けば聴くほどいろんな発見がある曲だなと思います」

土光「私は『アンダルサイトダンス』。調べたんですけど、“アンダルサイト”は宝石の名前で、ほんの少し角度を変えて見るだけで、光の色が変わっていくという……。すごいなと思って。それを知るだけで印象的じゃないですか。一回聴いただけで、めっちゃ耳に残って、コールがすごくしやすいんですよ。だから声出して盛り上がってほしいなと思うのと、あと自分的に注目してほしいポイントはラップパートです」

髙木「めっちゃかっこいいです！」

－－土光さんが一人でラップを？

土光「はい」

髙木「ご指名で」

土光「指名でやらせてもらったことはないので、そこにはぜひ注目してもらいたいです」

髙木「『色違いサンダル』以外だと、私も『かっトびサンデイ‼︎』。曲をパッと聴いたときにキャッチーなメロディで、簡単な感じに聞こえるんですけど、『ほら情熱を掻き立てろ』というところで苦労して、入り方、歌い方が結構難しくて、何テイクも何テイクも重ねて録って研究したので、熱さみたいなものを出せたらいいなと思います」

青葉「私は今回のカップリングでは『アンダルサイトダンス』が好き。歌詞が結構攻めていて、『ヤんなる』とか『自信無いし』とか、ちょっとマイナス的なワードが共感しやすいというか。FESの曲って“頑張っていこう”とか前向きな感じの歌詞が多いのですが、逆に“全部捨てちゃえ”という感じがいいなと思ってて、なんかかったるいなという気分のときに全力で歌いたいなと思います。『踊らなきゃヤんなるライフワーク』『遊ばなきゃヤんなるライフワーク』で、“なんかみんなでバカになっちゃおう”と。ファンの人も日常生活の中で“仕事嫌だな”と思うときもあると思います。自分も学生時代、ジャズダンスを10年間くらい習っていて、学校の勉強との両立が大変で、“遊ばなきゃヤんなる”と思っていたこともあったので……。“バカになってみんなで暴れたい”とか“愛されたい”みたいな、人の心からの叫びみたいな歌詞がいいなと思いました」

－－さて、この夏もFES☆TIVEはさまざまな夏フェスに参加予定のようですね。

土光「はい、『赤レンガスプラッシュ祭』あります！」

－－FES☆TIVE主催のライブフェスイベントですね。昨年に続き今年もやるんですね。

髙木「初日の8月30日がワンマンライブで、31日が対バンになっています」

－－昨年はまだ世の中的にコロナ制限が多い中、FES☆TIVEが率先して声出し応援を解禁して、そういう点で大きな意義がありましたね。

八木「コールを初めて聞いたお客さんもいらっしゃって、『楽しかった！』って言ってくださって、それが私たちが主催ライブをやった意味があったんだなと思ってじーんときました」

－－辻さんと本多さんは、夏フェスは初めてですよね。FES☆TIVE主催ライブも『TOKYO IDOL FESTIVAL』のような大型フェスも。

辻「はい。赤レンガのイベントは昨年も観に行っていて、加入後も『FES☆TIVEに入ってやりたいことはなんですか？』って聞かれると、ずっと『赤レンガスプラッシュ祭』って言ってきたので、今年参加できるこがすごく嬉しいし、今年から多分ジャンプも解禁されると思うし、コールもできて、本当にコロナ前みたいな状況に戻って、FES☆TIVEとして自分も参加できることがすごく楽しみです。やっぱりFES☆TIVEはコールがあって楽しいグループだと思うので、お客さんを楽しませられるように頑張りたいと思います」

本多「私は野外のワンマンライブに憧れがあったので、水を掛け合ったりするのも楽しみ！　コロナの制限も昨年よりもゆるくなったと思うので、たくさん盛り上げられたらなと思います！」

FES☆TIVE（フェス・ティブ）

2013年に“お祭り系”アイドルグループとして結成。以降メンバーチェンジを繰り返しながら進化を続けている。2015年、『お祭りヒーロー』でメジャーデビュー。国内でのライブはもちろん、アジア各国をはじめ海外公演も積極的に行ってきた。この夏も『TOKYO IDOL FESTIVAL』や『@JAM EXPO』など夏フェスイベントに出演するほかFES☆TIVE主催ライブフェス『赤レンガスプラッシュ祭」を横浜赤レンガ倉庫で8月30日（水）、31日（木）に開催。

青葉ひなり（あおばひなり） 1月19日生まれ、千葉県出身。FES☆TIVEスターティングメンバーとして2013年に加入。

土光瑠璃子（どこうるりこ）10月7日生まれ、神奈川県出身。2018年にグループに加入。

八木ひなた（やぎひなた） 11月10日生まれ、東京都出身。これまで2つのグループでのアイドル活動経験を経て、2020年FES☆TIVEに加入。

髙木ゆりあ（たかきゆりあ）11月11日生まれ、大分県出身。2021年にグループに加入。

辻こはる（つじこはる）8月13日生まれ、奈良県出身。2022年にグループ加入。

本多しおり（ほんだしおり）12月20日生まれ。埼玉県出身。2023年にグループに加入。

前の記事へ次の記事へ