AKB48 小栗有以、紅白出演に期待「ミセスさんの歌声や、M!LKさんにお会いできるのも楽しみ」

小栗有以

AKB48の小栗有以が、自身のスタイルブック『AB型の左利き』の発売を記念した会見に出席した。AKB48が20周年という節目を迎える中、本作を発売できたことへの喜びや、6年ぶりとなるNHK紅白歌合戦への意気込み、そして共演を楽しみにしているアーティストについて語った。

小栗さんは、「AKB48が20周年という記念の年に、武道館をはじめさまざまな場所でコンサートをさせていただけて、まずすごく嬉しいです」と挨拶。

いわゆる“写真集”ではなく、女性読者を意識した“スタイルブック”と銘打った本書を手に「先日の武道館公演では、会場の半分くらいが女性のファンの方で、それには驚きました。握手会などでも女性の方がたくさん来てくださるようになって、層が変化しているのを感じる中、男女問わずいろんな方に楽しんでいただけるスタイルブックを発売できてすごく幸せです」と想いを明かした。

撮影場所に大分県を選んだのは、自身の趣味が大きく反映されているという。「サウナが好きで、温泉も小さい頃から大好きなんです。今回は温泉地である大分県で撮影させていただきました。一番の思い出は、お馬さんと一緒に写真を撮ったことです。私は12歳で加入した当時から『オグリキャップだね』とずっと言われていたのですが、当時はその意味が分かっていませんでした。後に有名な馬の名前だと知ってからはずっと親近感を持っていたので、今回初めて触れ合ったり、後ろに乗らせていただいたりして、個人的にすごくワクワクして楽しかったです」

お気に入りのページとして紹介したのは、花畑で光に包まれた神秘的なカットだ。「撮影中は曇っていて、晴れた写真はあまり撮れないかなと思っていたんです。諦めて帰りの車に乗った瞬間、パッと光が差してきて。『チャンスだ!』と急いで車を降りて撮影しに行ったのですが、間から光が出ていて綺麗に撮れた奇跡のショットになりました」とアピールした。

タイトルである『AB型の左利き』は、撮影中のスタッフとの雑談から生まれた。「私は普段から人に血液型を聞くのが好きなのですが、スタッフさんに『私はAB型の左利きなんです』と言ったら、『それいいじゃん!タイトルにしたら面白いんじゃない?』という話になって決まりました。メンバーからもよく『AB型っぽいね』『変わってるね』と言われます。自分ではあまり自覚がないのですが、たまに人と違う発想が生まれるのは一つの特徴なのかなと思います。最初は『普通じゃない』と思われることに抵抗もありましたが、今はあまりいないこの組み合わせを誇りに思っています。最近は21期生にもAB型が3人増えて、仲間ができたのも嬉しいです」と振り返った。

来年の目標については、グループとしての活動に加え、個人の発信力にも意欲を見せた。「来年は『ブレイクタレントランキング』に名前を連ねられるように頑張りたいです。また、SNSの影響力も改めて実感しているので、より一層力を入れたいと思っています。これまでは可愛い写真や綺麗な写真を載せるのが大事だと思っていましたが、これからは『なんか変だけどクセになる』『つい手をとめて見てしまう』ような、綺麗だけじゃない部分も見せていけたらいいなと考えています」と語った。

間近に迫った誕生日は、大好きな音楽番組への出演という最高の形で迎える予定だ。「当日は『ミュージックステーション スーパーライブ』に出演させていただきます。私自身、大好きな番組なので、その場所で誕生日を迎えられるのは本当に嬉しいです。最近は後輩の長友彩海ちゃんとディズニーに行ったり、後輩と積極的に話す機会を自分で作ったりするようになりました。グループ全体を見られるようになってきた自分に、少し大人になったなと感じます」と背筋を伸ばす。

会見の中盤には、先日の武道館公演でのエピソードも披露された。久しぶりにチーム8のメンバーが勢揃いしたことも、小栗にとって大きな刺激になったようだ。「楽屋の裏もすごく広いはずなんですけど、みんな同じ場所に集まっていて。廊下が人数多すぎて、満員電車みたいに通れない感じだったのが、当時と変わらずですごく懐かしかったです。また、高橋みなみさんが『総番長』として引っ張っていく姿を初めて間近で見て、一声出しただけで私たちの気持ちも一気に高まるのを感じました。言葉の説得力が凄くて、一気にギアがドーンと上がったんです。その後の私の煽りも、みなみさんの迫力を意識して頑張ることができました」と語った。

そして話題は、6年ぶりに選抜メンバーとして挑むNHK紅白歌合戦へ。かつて15歳でセンターを務めた当時と現在の心境を比較しつつ、強い決意を語った。「あの頃は確かに緊張していましたが、今はもう、緊張しているだけではいられないなと思っています。秋元康先生が仰っていたように『自分らしさは必要ない』ということ、そして先輩方から『とにかく今のAKBは自信を持ちなさい』と言っていただいたことを胸に、私たちが今のAKB48なんだという自信を持って挑みたいです」と意気込む。

一方で「個人的には、ライブに行くほど大好きなMrs. GREEN APPLEさんの歌声が聴けることや、M!LKさんにお会いできるのも楽しみにしています。テレビの前の皆さんにしっかり今のAKBを伝える気持ちで、久しぶりの紅白を楽しみながら、強い気持ちで挑みたいと思います」と期待を募らせた。

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