川上千尋、写真集を阪神ファンならではのアピール「バース、掛布、岡田…バックスクリーンにホームラン3連発の、そんな本です!」

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川上千尋
川上千尋

NMB48の川上千尋さんが1日、自身のファースト写真集『永遠未遂』(徳間書店)の発売記念イベントを紀伊國屋書店新宿本店で開催した。

川上さんは「アイドルとしての最後の夢だったので、本当に発売することができてすごく嬉しい。ファンの皆さんからも『写真集、出さないの?』という声をずっといただいていて、こうして形にできたことをすごく喜んでくださっている。私の中で一生思い出に残る作品になりました」と、念願の発売に喜びを語った。

この写真集を最初に誰に見せたか?という質問には、「母に見せました」と回答。「家で編集前の状態の中で見せて、『このページどう思う?』とか、『変えたほうがいいかな?』とか相談しました。母もずっとアイドル生活を支えてくれていて、私の『良い顔』を私よりも知っているので、一緒に相談してこの写真集ができあがった感じです」と、母親との微笑ましいエピソードを明かした。

写真集のタイトル『永遠未遂』は秋元康氏がつけたという。意味について尋ねられると、「『永遠未遂って何?』ってまず最初は思いました。秋元先生につけていただいて、まず『何?』から始まって、どういう意味なんだろうなと思っていたときに、帯のコメントが秋元先生から届いて。私の13年間が『これからも続く』っていう、アイドル生活がこれからも続くよって、『永遠になるかもしれない』って思っていた時に卒業発表をして、永遠にはならなかった。そのことを『未遂』として捉えられたんだなと思って、言葉遊びというか、そういうのがすごく面白いなって思いました」と、タイトルの深い意味を語った。

写真集のコンセプトやテーマについては、「打ち合わせのときに、私から『こうしたい』っていうのを伝えさせていただいて。私は作り込んでいるよりもナチュラルな方が個人的には映えるというか、そういうタイプだと自分の中で思っていたので、そういうナチュラルさを意識して伝えさせていただきました。あとは、絶対にチュールドレスは着たいと伝えました。ピンクとグリーンのドレスのイメージを送らせていただいて、本当に理想のものがフィッティングの時に届いていて、それを着させていただきました」と、自身で考案したこだわりを明かした。

撮影は6月に沖縄本島で3泊4日で行われた。「本当に肌寒い時期で、梅雨だったんですよ。沖縄の梅雨って結構激しく雨が降るんですが、いざカメラを構えたら雨が止んだりして、奇跡の撮影でした」と、雨女と公言する川上さんらしいエピソードを語った。撮影に臨む気持ちは、「ナチュラルな私を見せたいと思っていたので、あまりボディメイクとかはせずに、等身大の私で臨ませていただきました」と明かした。

撮影中の印象に残っているエピソードとして、「岩での撮影は、自然の多いところだったので、虫や可愛らしいヤドカリがいっぱいいて、寝転ぶのに躊躇しました。それでも顔を決めなあかん!と思って、必死に頑張ったページです」と、撮影の裏側を振り返った。

お気に入りのカットは、まず「裏表紙」を挙げた。「緑のチュールドレスが、表紙にしたかったぐらい一番のお気に入りの衣装。自分で言うのもなんですけど、似合ってると思います」と笑顔で語った。

もう1枚は、インタビューページの前にあるカットだ。「大人っぽい一面が見せられた衣装。背中がめっちゃ開いてるんですよ。こんなに何も着てない服を初めて着て、緊張しながら臨んだんですけど、若いからこそ見せられるのかなと思って。かなり攻めてる衣装なので堪能してほしい」と、自信をのぞかせた。

川上さんは阪神タイガースの大ファン。この写真集を阪神タイガースの選手にたとえると誰か?という質問には、「自分の中で優勝を決めた本だと思っているので、ちょっと贅沢なんですけど、バース、掛布、岡田です。バックスクリーンにホームラン3連発の、そんな本です!」と、熱い阪神愛を語った。

自身の写真集に点数をつけるならという問いには、「120点です。野球で例えるとサヨナラホームランを打ったぐらいの、そんな本だと思ってます。とにかく自分的には満足のいってる一冊です」と、熱意と満足感を伝えた。

NMB48のメンバーに写真集を見せた際の反響については、「『カラフルだね』って言われました。どのページも衣装の色が被ってないところがすごいなって言われましたね。あとは中学生男子みたいなメンバーが多くて、思春期みたいなコメントがたくさん届きました。一番面白かったのは、平山真衣ちゃんっていうメンバーがいるんですけど、本を斜めから覗いて『もうちょっと見えへんかな?』って(笑)」と、楽しそうに明かした。

NMB48のメンバーとして活動については、「卒業を前にして、今までで一番アイドルしてます。今年はライブも多かったと感じていて、NMB48として活動する時間がすごく長くかった。メンバーとも去年よりも話す時間が多いですし、やめたくないなって思うぐらい仲は深まってます」と、充実ぶりを語った。

卒業までにやり残したこと、やりたいことについては、「ソロ曲がまだないので、作りたいなと思っています。自分の中でアイドル史上、一番綺麗でいたいです。卒業される方はどんどん綺麗になっていくというのを言われているので、意識を高めて頑張っていきたいな。『永遠未遂』じゃなくて完遂できるように頑張ります」と、力強く語った。

卒業後の活動と今後の目標については、「俳優の道に進もうと思っていて、目標は高畑充希さん。舞台やミュージカルもされながら、映像でもお芝居をされてる姿がに憧れます。私はまだまだですけど、アイドルとしての学んだ歌や表現力を活かして活躍できたら」と、今後の夢を語った。

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