深川麻衣、おっさんと同居する元アイドルを熱演した主演映画が公開 グループ卒業後の苦労を明かす

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深川麻衣
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女優の深川麻衣さんが4日、都内で行われた主演映画『人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした』の公開記念舞台挨拶に、井浦新さんら共演陣、原作者の大木亜希子氏、穐山茉由監督とともに登壇した。

メンタルを病み、務めていた会社も辞めた元アイドル・安希子(深川)が、仕事ナシ、男ナシ、残高10万円の現実にぶちあたる中、あるきっかけから56歳のサラリーマン、ササポン(井浦)との同居生活を始めることになり……。

深川さんは安希子役を演じたことについて「元アイドルでセカンドキャリアを歩んでいるという共通点も多くて、演じていながらも共感できることがいっぱいありましたし、劇中のササポンの言葉も安希子にとってもすごく心がほぐれていったんですけど、私自身にとっても刺さる言葉がとっても多かったので、自分の心にも刻むような気持ちでいました」と振り返った。

特に印象に残った言葉として、「素敵だなと思ったのは『まぁ適当に』という言葉ですね。『適当』というと悪い意味に取られがちですけど、いい意味での切り替えというか、“やるだけやったら次”みたいなそういう方向転換の意味合いの言葉だなと思って、とっても好きです」と語った。

そんな深川さん演じる安希子を撮影現場で見た原作者の大木氏。安希子は大木氏自身の実体験を通して描いているが、深川さんを「他人のように見えなくて、自分自身の分身を見ていたようだった」と振り返る。深川さんが安希子の人生をそのまま生きているのだったのであろう。

穐山監督も「誕生日のサプライズのシーンで、深川さんはテストの段階なのに、友達から『おめでとう』と言われた瞬間、感極まって泣いちゃったんです。段取りはわかっているはずなのに。号泣して。なんてピュアな人なんだと、そのまっすぐさに惹かれました」と“推したい”と絶賛した。

その言葉に深川さんは「すごく嬉しくて、めちゃくちゃジーンと来てしまって……」「こんな友達がいて安希子は本当に幸せだなと思いながら泣いちゃいました」と振り返った。

また共演の井浦さんも、あるシーンで、安希子の後ろ姿を見て、出会った頃の安希子と比べて、力強く成長した姿を見ることができたことに心を動かされたといい、その背中だけで安希子の人生、成長を表現できていたことを絶賛した。そんな井浦さんは、その後ろ姿をこっそり撮影していたという。「本人と事務所がオッケーだったらいつかSNSで公開します」と微笑んでいた。

また、環境が変わって苦労を経験した安希子にちなみ、自身の経験談を語った深川さん。「グループ(乃木坂46)からの卒業を決めたときは、『えい、やっ!』というか“なんとかなる”という勢いで出て行ったんですが、その後一人で仕事を始めてからがいろんな壁にぶつかって……。グループ名という看板が取れて、個人として勝負していかないといけなくなったときに、俳優として経験を積まれてきた方と同じ土俵に立つことが最初すごく恥ずかしくて、自分は何の技量もないですし、どうしていったらいいんだろうと、すごく悩んでいました」と当時を振り返っていた。

なお舞台挨拶には、松浦りょうさん、柳ゆり菜さんも登壇した。

映画『人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした』は現在公開中。

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