スキャンダル画像がネットに流出!? 小松菜奈がトップアイドルの裏側に迫る

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「連続ドラマW 夢を与える」試写会より
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  • 「連続ドラマW 夢を与える」

5月14日、小松菜奈と菊地凜子がW主演を務めるWOWOWの連続ドラマW「夢を与える」の完成披露試写会が港区・スペースFS汐留で行われ、監督の犬童一心と共に舞台挨拶に出席した。

本作は19歳の時に「蹴りたい背中」で芥川賞を受賞した綿矢りささんの同名小説が原作。芸能界で成功を収めつつも、スキャンダルにのまれて転落する主人公の少女・阿部夕子(小松菜奈)と、彼女に過剰な想い入れを持つ母親・幹子(菊地凛子)が、欲望渦巻く芸能界や周囲との軋轢や葛藤に翻弄されていく。

映画「渇き。」などで活躍する新進女優の小松奈々さんは、10代のトップアイドルという今回の役どころについて、「周りの環境によって感情が変わっていく微妙な年頃の役で、母親に反発して大声を出したりして、自分でもこんなに声が出るんだと、演じていてびっくりしました。」と話し、さらに「私自身も女優とモデルの両方をやらせてもらっているので、阿部夕子を演じているのに小松菜奈として答えているなと感じた部分もあった。役が近くて逆に難しかった。」と自身を重ねて答えていた。

映画「バベル」や「パシフィック・リム」などハリウッドの大作にも出演する菊地凜子さんは、熱心なステージママを演じ、「こんな大きな娘がいるのも初めてでしたが、32歳から48歳の幅広い年齢を演じさせてもらって、役者冥利につきるいい経験でした。」と振り返った。フランス語に堪能な役柄ではあるものの、「正直、この単語が合ってるのか判らないでやってました。」と苦労を明かした。

芸能界の裏側を描いたこの作品は、「周囲から嫌がられてずっと撮るのが難しかった。」と犬童一心監督は語り、「自分はやるって決めていたので自由にやらせてくれて感謝している。原作の綿矢りさんもずっと待っていてくれたので、出来上がったものを見せられて嬉しい。」と仕上がりに満足そうだった。

犬童一心監督が語るように、芸能界をリアルに描くことは生々しすぎて関係者から敬遠されそうなものだが、本作では現実とドラマの境界さえもあやふやになりそうなほど緻密なドラマが作りこまれている。夕子がオーディションを受けるシーンでは、実際に振付師として活躍する竹中夏海さんが踊りの指導をしていたりと、物うるさいアイドルファンも唸らせる作品に違いない。むしろ、「リアルすぎて観るんじゃなかった。」という反響のほうが心配でさえある。

司会者からタイトルにちなんでこれからの“夢”を尋ねられた小松菜奈さんは、「まだ19歳なので何でもできるし、何にでもなれる。やりたいことをたくさんやっていきたい。」と語り、周囲から大きな夢を期待されたが、具体的には「世界遺産を巡りたいですね。」と答え、「“何にでもなれる”って言うから、オリンピック選手とか出てくるかと思ったのに。」と菊地凛子さんにツッコまれ、会場を沸かせた。

また、本作では菊地凛子さんが主題歌も担当しており、「悪夢を見た後に、また夢を見るような曲がかかるようにしたかった。欲しかった曲がいただけました。」と犬童一心監督は絶賛していた。

http://youtu.be/C_XUVnmlmMk

WOWOW 土曜オリジナルドラマ連続ドラマW『夢を与える』
5 月16日(土)より毎週土曜22:00 ~ (全4話)
<第一話無料放送>
出演 小松菜奈、菊地凛子、夏帆、浅野和之、オダギリジョー ほか
脚本 髙橋泉
原作 綿矢りさ『夢を与える』(河出文庫)
監督 犬童一心

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