岩佐美咲 ファーストコンサートでAKB48卒業を発表 「卒業してからも応援して!」

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岩佐美咲
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1月30日、AKB48のメンバーで演歌歌手の岩佐美咲さんのファーストコンサート「〜無人駅から 新たなる出発の刻(とき)〜」が台東区の浅草公会堂で行われ、コンサートの最後に突然の卒業発表が本人の口からファンに告げられた。

デビュー5周年を迎え、1月6日に発売された第5弾シングル「ごめんね東京」もオリコンウィークリーランキング初登場6位を記録した岩佐さんの満を持してのファーストコンサートは、これまで大御所の演歌歌手を数々輩出してきた浅草公会堂にて行われた。

ステージに立った岩佐さんは、ファンの声援を浴びて感激のあまり泣きそうになるのを必死にこらえると、AKB48の曲の演歌バージョンのメドレーや「津軽海峡冬景色」など、お馴染みの曲を披露して客席を盛り上げた。そして、初めて歌った「アンコ椿は恋の花」や、「女のブルース」など演歌・歌謡曲の幅広いレパートリーに加え、「涙そうそう」と「なごり雪」を弾き語りで聞かせて、観客を喜ばせた。

コンサート後半では、グループで同期だった元AKB48の松井咲子さんが、岩佐さんの誕生日を祝うバースデーケーキとともに登場して、以前からのAKB48ファンを驚かせた。松井さんは岩佐さんと約束していたというピアノ伴奏を務め、岩佐さんは「履物と傘の物語」と「翼をください」をたっぷりと思いを込めて歌い上げた。

約2時間に渡って20曲を歌いきった岩佐美咲さんだったが、最後の曲を前に「皆さんのおかげで夢を叶えることができました」とコンサートの成功に感謝の気持ちを表すと、続けて「これからもいろんな夢を叶えていきたいと思います。そのためには自分に厳しくしていきたいと思って決めたことがあります。岩佐美咲はAKB48を卒業します」と突然の発表をした。あまりにあっさりとした卒業宣言に客席からは本当のことと思えず「マジで?」と声が上がったが、岩佐さんは「マジです!」ときっぱり頷いた。

岩佐さんは、これまでやってこれたのはAKBのおかげと理解しつつも、さらに歌手として歌い続けていくために強くなっていきたいと卒業を決断したと言い、「ファンのかたに”AKBを辞めても応援してくれる?”って聞いたことがあるんですけど”それはちょっと”って言われて。いや、笑えないですって。AKBを辞めてからこそ応援が必要なんです。これからも応援してください」と客席に頭を下げた。突然の発表に驚いていたファンも、岩佐さんの決意にうなづいて祝福の温かい拍手を送っていた。

岩佐さんはコンサート後の会見で、卒業は昨年の夏頃から考え始め、今回のコンサートで発表することを決めたという。具体的な卒業時期については「卒業が続いてチームが人手不足なんで引き継ぎが大変そう。温かくなってからですかね」と当分は未定だという。

〈セットリスト〉
1 初酒
2 鞆の浦慕情
3 (演歌バージョンメドレー)
フライングゲット
ハロウィン・ナイト
レット・イット・ゴー 〜ありのままで〜
ヘビーローテーション
恋するフォーチュンクッキー
4 津軽海峡冬景色
5 アンコ椿は恋の花
6 天城越え
7 女のブルース
8 東京ブギウギ
9 恋する夏の日
10 東京のバスガール
11 ブルー・ライト・ヨコハマ
12 瀬戸の花嫁
13 赤いスイートピー
14 涙そうそう
15 なごり雪
16 履物と傘の物語
17 翼をください
18 もしも私が空に住んでいたら
19 川の流れのように
20 ごめんね東京
21 無人駅

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