深川麻衣「新鮮な気持ちで、1ヶ月間稽古してきたことを信じて楽しめたら」 主演舞台『スキップ』が開幕

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深川麻衣
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元・乃木坂46で女優の深川麻衣さんが26日、池袋・サンシャイン劇場で行われた主演舞台『スキップ』(脚本・演出=成井豊)の公開舞台稽古に登場。その後の記者会見で、深川さんは「一回一回新鮮な気持ちで、1ヶ月間稽古してきたことを信じて楽しめたら。来てくださったみなさんに『スキップ』という作品を好きになって帰っていただけたら嬉しいなと思います」と初々しく語った。

本作は、第114回直木賞候補にもなった北村薫氏の小説を、演劇集団キャラメルボックスの成井氏が、2004年の初演以来13年ぶりに舞台化。昭和40年代はじめ、17歳の高校生・一ノ瀬真理子はうたた寝をして目覚めた時に、見知らぬ家の中にいた。そこへ同い年くらいの女の子が帰ってきて、真理子のことを「お母さん」と呼んだ。うたた寝をしている間に25年の月日が流れてしまっていたのだ。真理子は元の時代に戻れるまで、42歳の真理子として生きていこうと決意するが…。

昨年6月に乃木坂46を卒業した深川さんにとって、卒業後初の舞台。17歳の真理子を演じる。役作りにあたって、「二人一役ということで、どうやって二人を寄せていこうかと考えて、最初は(42歳の真理子役の)霧矢(大夢)さんの仕草をいろいろ観察していたんですけど、それよりも気持ちの部分を大事にしていったほうがいいということに気づきました」と話す。

演じるのは昭和42年に生きていた女の子ということで、「当時流行っていたギャグだったり、歌を研究したり、あとレコードのかけ方もわからなかったので調べました」とのこと。

そんな深川さんについて演出の成井氏は「本格的なお芝居はほぼ初めてなのに、いきなりサンシャイン劇場。普通マイクをつけるんですよ。でも地声で勝負しなければいけないということで、かなり苦労していました」と試行錯誤の様子を明かした。だが「稽古始めと初日の今日で一番変化したのは深川さんだと思う。別人ですよね、4週間前と。よくぞ僕のダメ出しに耐えて、泣いて飛び出していかなかった」と、そのガッツを賞賛した。

今回の舞台出演にあたっては「不安がすごく大きくて、周りの方が場数を踏んで来られた方ばかりなので、大丈夫かなと思ったんですけど、ポジティブに変換して、みなさんからこの期間に学べるものをいっぱい学ぼうという気持ちで臨みました」と目を輝かせる。

乃木坂46卒業後は主に映像作品に出演してきた深川さん。「映像は作ったものをみなさんにお届けしますが、舞台は生身といいますか、その瞬間でしかお客さんと共有できないものがあると思うので、緊張はものすごくしますけど、そういう声の出し方とか、感じるものはまた違うので、すごく勉強になっています」とその魅力を語る。

また主演ということについては「プレッシャーは大きいんですけど、でも毎日の稽古がすごく楽しくて。本番は緊張しちゃうと思うんですけど、その緊張も楽しみながら、頑張っていけたらと思います」と意気込んだ。

なお記者会見には霧矢大夢さん、岡田達也さんも登壇した。

舞台『スキップ』は5月5日(金・祝)まで池袋・サンシャイン劇場で上演中。

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