谷村美月 話の内容を知っていても観るのは怖いです・映画『トリハダ』特別先行上映会

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左から香椎由宇・谷村美月・三木康一郎監督
左から香椎由宇・谷村美月・三木康一郎監督
  • 香椎由宇(左)・谷村美月
  • 三木康一郎監督(左)・谷村美月

 9月2日、映画『トリハダ ―劇場版―』(配給:クロックワークス)の特別先行上映会がシネマサンシャイン池袋で行われ、谷村美月さんと三木康一郎監督が登壇した。

 『トリハダ』とは2007年フジテレビ系で放送されるとカルト的な人気を博し、半年に1度深夜に放送された。ホラー作品ながら幽霊は一切登場せず、日常に潜む狂気や恐怖を描いた作品である。テレビドラマ版[6]の放送から3年、満を持して劇場版で蘇る!!

 パート1から出演し、今回は主演の谷村美月さんは「映画化の話を聞いた時に『あぁ、映画化するんだ』って気持ちでした。常に今回で終わりだという気持ちでやっていたので、もう終わったと思っていました。映画化するのでようやく終わりなんだと思いました」と淡々と話した。

 三木康一郎監督は「映画デビュー作になります。ずっとテレビでやっていたので舞台が変わっただけでいつものまんまやりました。スタッフも同じで劇場版だからといって特に変わらず。谷村さんはいつもゆるい感じで、現場に来てるのかどうかわからず振り向いたら居るような感じでした」と撮影について語った。

 トリハダ五か条『幽霊は出ない』『超常現象は起きない』『音楽で恐怖を煽らない』『過度な演出はしない』『日常から逸脱しない』について三木康一郎監督は「作品を作る時は禁じ手を作ったほうがいいと言われてやってみました。トリハダはストーリー性はないのですが、今回はちょっとだけ入れました」と答えた。

 ここで三木康一郎監督の演出するドラマに出演中で、谷村美月さんと競演経験のある香椎由宇さんがお祝いにかけつけた。「ひと足先に映画は観ました。監督が煽らないんです。始まってすぐゾッとすることがあり、ひきずったまま進んで最後に『うわっ怖っ!』て感じです」と感想を述べた。続編については「まさかの第2弾があれば出演したいです」とアピールした。

 『最近トリハダがたったことは?』の問いに谷村美月さんは「気分が悪くなった場所は以前お墓だったこと」、香椎由宇さんは「怖い顔を撮っている時に監督が笑うんです。ほかの人を撮っている時にこんな風に撮っているんだと知りゾッとしました」と告白した。

9月13日(木)よりシネマサンシャイン池袋ほか全国順次ロードショー

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映画『トリハダ ―劇場版―』 公式サイト