八木沙季がツアーファイナル東京ワンマン開催 新曲東京初披露、米村姫良々LOVE全開の場面も

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八木沙季
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ソロアイドルの八木沙季が14日、東京・表参道GROUNDでワンマンライブ『八木沙季ライブツアー2024 しゃきっとツアーやりなはれ〜!』を開催した。

八木は、2014年からアップフロントグループ関西支社に所属するアイドルグループ・Lovelysのメンバーとして大阪を拠点に活動していた。2023年3月にグループが解散すると、同年4月からYU-M エンターテインメントに所属し、東京に拠点を移しソロ活動を開始。アイドル、タレントとして幅広いジャンルで活躍中である。そして彼女はTikTokの『検証します!』の動画がバズり続け、現在フォロワーは70万人超え。昨年末には『TikTok Creator Awards Japan 2023』にノミネートされるなど、大注目のTikTokerとしても人気を集めている。

上京後、好調な活躍を見せる八木は、このたびソロアイドルとして初の東阪ツアー『八木沙季ライブツアー2024 しゃきっとツアーやりなはれ〜!』を開催。1月7日の大阪公演を成功させた彼女は、2024年の勢いをさらに上げるべくツアーファイナルの東京公演のステージに立った。ライブ中には、本公演で披露した新曲「それは愛が故」が1月15日0時から配信リリースされること、「検SHOWします!」のMVが1月22日に公開されること、そして2月5日に次回の定期公演が開催されることが発表された。

会場に集まった大勢のファンが、オープニングSEに合わせて八木のイメージカラーの水色のペンライトを振る中、右肩にお友だちのうぱぎを乗せた八木がステージに登場。昨年6月にソロ第1弾として発表した「検SHOWします!」からライブはスタートする。ノリノリのアップチューンで観客のテンションを一気に上げた彼女は、ソロ第2弾シングル「東京の女に私はなる!〜上京編〜」を披露。東京への憧れを楽しくストレートに歌い、会場のボルテージを上昇させた。

MCタイムで観客に挨拶した八木は、「検SHOWします!」のMVが1月22日に公開されることをファンに発表する。今回のライブで彼女は、以前から歌ってきたソロ曲、Lovelysの楽曲、ハロー!プロジェクトのカバー曲など、バラエティに富んだセットリストでステージを進めていく。

夢の中のユニークな世界を歌う「オカシナセカイ」、スマイレージの「パン屋さんのアルバイト」をポップに響かせると、続いてはLovelys時代のナンバーを披露する。間に合わない焦り感をユーロビートで歌う「あと1分だけ!」、シンセポップの「戦う大人」、人の趣味趣向の自由度を肯定する「一発逆転」を連続で歌唱し、Lovelys時代から八木を応援するファンの心を熱くさせた。

八木はツアー中の映像コーナーで、本人が作った『検証します!』のツアーオリジナル動画を流していたのだが、ツアーファイナル公演はなんと「検証しません!」という動画を届けるという。スクリーンに映されたのは、八木の推しのアイドルOCHA NORMAの米村姫良々との新大久保デート動画。二人で街を歩き、カフェでスイーツを食べながら質問コーナーを展開。八木は「かわいい!」を連発するキモさ発揮するも、米村は八木を優しくクールに包み込む懐の深さを見せた。二人はプリクラを撮るなど仲を深め、最後にはLINEを交換するという、まさに八木が大満足のご褒美動画であった。

空気を一変するようにステージが暗転すると、クールな黒い新衣装に着替えた八木が新曲「それは愛が故」を東京で初披露。「それは愛が故」は、恋愛の揺れ動く気持ちを歌う切ないメロディのピアノロックチューン。かっこよくクールな“大人な八木沙季”を見せた。

MCタイムで、八木は今までと雰囲気の違う新衣装について「ほんとに理想すぎる衣装ができました。前の衣装がスカートやったからショートパンツで、ミニモニ。さんリスペクトのレッグウォーマー、そしてスマイレージさんが大好きなのでネクタイにしてもらいました! かっこいい感じの衣装なので、これから今までとは違う30歳の大人な八木をみなさんにお届けできたらなと思います」と語った。

続けて、いま披露した新曲の「それは愛が故」が、ライブ後の1月15日0時から配信リリースされることを発表。「私、ほんとに曲でバズりたいんですよ。TikTokのバズり方っていろいろあると思うので、みなさんひとりひとりがTikTokerだと思って、ひとり10回は曲を動画で使って何かやってください。お願いします!」と、ファンに新曲を使った動画作成を嘆願した。

そして映像コーナーに触れると「キモかった?(笑) でも幸せすぎた〜。この依頼と受けてくださったきららちゃんにもマネージャーさんにも感謝です。でもほんまにかわいかった〜」と米村姫良々LOVEを全開でアピールした。

ライブ中盤戦は、後藤真希の「ガラスのパンプス」から、パワフルなダンスチューン「ツヨガリオトメゴコロ」、パワフルなビートがうなる「プラチナ」をたたみ込む。黒い衣装で踊りまくるかっこいい八木沙季の姿が見られた。
ブーストのかかった八木は、「東京の女に私はなる!〜都会の女編〜」で観客と一緒にグッズの扇子をジュリ扇のように振って華やかに盛り上がる。ヒートアップする会場に八木が「BASSAI!!!」を投下すると、日頃のフラストレーションを楽しく吹き飛ばすようにフロアの熱量はさらにアップ。スマイレージの「スキちゃん」では“さきちゃんがスキちゃん!”の大コールが勃発。℃-uteの「僕らの輝き」では、八木の煽りに観客も熱い声援で返す一体感が巻き起こる。跳ねたビートのアップチューン「OH YEAH」では“オー!イエー!”のコール&レスポンスが繰り広げられた。

ライブも残すところあと1曲というタイミングで八木は、初のソロツアーで感じた思いを語っていく。「Lovelysの頃から応援してくださってる方、もっと前から応援してくださってる方、東京に引っ越してから、TikTokからファンになってくださった方とか、いろんなところからファンになってくれてみなさんがライブに来てくださることがほんとにうれしいです。私は、もっともっと八木沙季の輪を広げていきたいんですよ。沖縄から北海道から、47都道府県全部にファンがいる状態にしたいです。またこうしてツアーができたらいいなと思ってますので、これからも応援よろしくお願いします」と語り、次なるライブが2月5日に行われることを発表した。
ライブを締め括るナンバーは、会いたい気持ちをポップに歌う「右耳にささやいて」。八木と観客は楽しさを全身で表現し、熱く盛り上がってライブ本編は終了した。

大きな“さきぴょん!”コールに応えてステージに戻った八木は、アンコールでメロン記念日の「お願い魅惑のターゲット」を歌唱する。キャッチーなロックナンバーで会場は強烈な盛り上がりとなった。

MCタイムで八木は、ツアーを経ての今の思いをストレートに語っていった。「最初は(事務所の)山田社長に『ワンマンライブをしたい』と直談判して、気がつけばツアーになって、大阪凱旋もできましたし、初めて東京で2公演ソロでやることができてすごく幸せです。Lovelysが解散するときに、正直アイドルはここまでかなと思ったんですけど、やっぱり歌って踊りたいって思いがずっとあったんです。東京に来てYU-Mに所属して、アイドル活動を続けられるとなったときにほんとにうれしかったです。今の事務所には感謝しかないですし、今まで育ててくれたアップフロントにももちろん感謝しています。その前の時代も含めて、全てが自分の中で宝物です。今、いろいろ自分がやりたいことをさせていただいて、自分はすごく恵まれてるなと思います。だからこそ恩返ししたいので、まだまだアイドルを続けちゃいそうだなと思いました。ただ私は、Lovelysの解散が決まったときに、正直もう“絶対”って言葉を使わんでおこうと思ったんです。それは自分の中で、絶対とか永遠ってないんやって思っちゃったからです。だから、ほんまは「自分は絶対アイドルずっと続けます!」って言いたいけど、何が起きるかわからへん世の中じゃないですか。でも、30歳の今の私は、40歳50歳60歳になってもアイドルを続けたいと思っています。それがみんなに伝わってたらいいなと思うし、こうやっていつまでもみんなで楽しいステージを作っていきたいと思っているので、安心して私のことを推してもらえたらなと思います。ツアーが終わっちゃうのは寂しいですけど、またこうやってワンマンができるように、これからも私はがんばります。みなさんも辛いこととか嫌なことがあったら『また、さきぴょんのライブに行きたいな』って思ってもらえたらうれしいです。みなさんにまた会えたらなと思います。ありがとうございました!」と、アイドルへの熱い気持ちを伝えるとファンは大きな拍手を八木に送った。

そして八木は、マーチングサウンドの「さきちゃんとぼく。」を歌唱する。君と僕の絆を温かいメロディで歌うと、会場は幸福感に包まれてライブは締め括られた。

MCでは、終始ファンとリラックスした雰囲気でトークを繰り広げ、コントのような状況を作り上げる八木。根っからの関西人マインドで、サービス精神はかなり旺盛だ。そしてライブパフォーマンスでは、かわいく楽しくかっこいい姿を見せた。

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