鈴木香音、ハッピーな空気につつまれモーニング娘。5年半の活動に終止符「私は世界一幸せ者です」

ニュース ハロプロ
モーニング娘。'16コンサートツアー春~EMOTION IN MOTION~ 鈴木香音卒業スペシャルより
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モーニング娘。’16が『コンサートツアー春~EMOTION IN MOTION~鈴木香音卒業スペシャル』を31日、東京・日本武道館で開催した。メンバーの鈴木香音さんはこの公演をもって、グループ、およびハロー!プロジェクトを卒業。5年5ヶ月に及ぶ活動に幕をおろした。「私は世界一幸せ者です!」「本当に幸せ」「何十年先も幸せに生きていけます」と、“幸せ”という言葉を何度も口にした鈴木さん。その通りのハッピーな雰囲気につつまれた卒業コンサートになった。

『One・Two・Three』を皮切りに、『愛の軍団』『恋愛ハンター』『恋愛レボリューション21』といった人気曲でたたみかけ、序盤から早くもヒートアップ。鈴木さんは「元気ですか~?」と元気いっぱいに観客に叫ぶなど、しんみりしたムードはいっさいなく、カラッと明るい雰囲気でスタートした。

『Mr.Moonlight~愛のビッグバンド~』では、メンバーの中でもひときわボーイッシュで人気の工藤遥さんが男役となりメインで歌うと、そのダンスの相手役には鈴木さんが選ばれた。鈴木さんは「超ハッピー!すごく幸せな空間でした」と“イケメン”工藤さんとの共演に若干うっとりした表情になっていた。

その後ハロー!プロジェクトのリーダーでもある℃-uteリーダー・矢島舞美さんがステージに登場。鈴木さんの卒業を祝福する手紙を読み上げ、最後に「卒業してからも一緒にご飯食べに行こうね!」と声をかけ、喜ばせた。そしてここでサプライズ。鈴木さんの同期で、昨年いっぱいで卒業した鞘師里保さんから手紙を預かったことを告げ、矢島さんが代読。「夢のために勉強がんばってね!」と、シンプルながらも鞘師さんらしさが伝わる内容に感激の様子の鈴木さんだった。

また同じく同期でリーダーの譜久村聖さん、生田衣梨奈さんとの9期3人で『乙女のタイミング』を披露。トークでは3人で食事をしたエピソードを紹介。その食事会ではサプライズも用意されていた。部屋を出たら、もう帰ったと思っていた他のメンバー全員がいて、「卒業おめでとうございます!」と祝福してもらったそうだ。

終盤は『わがまま 気のまま  愛のジョーク』『みかん』『What is LOVE?』といったライブ盛り上がり曲が続き、最高潮に。本編ラストは、鈴木さんがセンターを務めた『Oh my wish!』で幕を閉じた。

直後からアンコールの歓声、イメージカラーの緑のサイリウムで覆われ、草原のようになった観客席を前に、アンコールのステージにまず一人で登場した鈴木さん。自身のリクエストにより全身ひまわりのドレスに身をつつんだ鈴木さんは、「私、鈴木香音は本日5月31日をもって、モーニング娘。’16、およびハロー!プロジェクトを卒業します」と手紙を読み始めた。

小学6年生の時、何もわからないままオーディションに受かってメンバーになった当初、「歌、ダンスのことはまったくわからない、ただ笑っていることしかできなかった私は、5人の先輩のすごさ、同期の3人とのレベルの差を感じて不安な毎日でした」と当時の思いを明かした。12期、11期の小田さくらさん、10期、9期へそれぞれへの感謝を語ったあと、「ファンの方は親戚のように小さい頃から面倒みてもらったような安心感がありました」とファンに語りかけた。「大切な時にけがをするし、せっかく痩せたと思ったらまた戻るし、本当にたくさん心配かけてしまったし、がっかりさせてしまったことも多いですが、でもどんな時も家族のように温かく見守ってくれて、優しい言葉をかけてくれて、助けられた回数は数えきれません。たくさんの方に支えられて、私は濃くて幸せな5年半を過ごすことができました」と、時折涙声になりながら感謝の言葉を口にした。

そして「大切なことをいっぱい教わったので、私はこれから自信をもって生きていけます。私はこれからもずっとモーニング娘。のファンでいます!」と元気に語ったあと、初期の名曲『Never Forget!』をソロで熱唱した。

その後、見送るメンバーから鈴木さんへの贈る言葉。石田亜佑美さんは「私、鈴木さんがよくいう“笑顔の連鎖”という言葉が大好きなんですよ。鈴木さんが卒業された後も連鎖を切らないように、私がその笑顔のきっかけの人になれるように頑張ります!」と涙ながらに語った。

同期の生田さんは初めて出会った、オーディションの3次審査の時のエピソードを披露。会場で生田さんから鈴木さんに声をかけたのが始まりだったという。「入ってからは険悪なムードになったこともあったけど、今はいい関係になれたかなと思います。MCでも話しやすかった。メンバーでなくてお友達になりましょう!」と元気に語りかけた。

そして最後に登場したのは同じく同期でリーダーの譜久村さん。「もう私の番になっちゃった…」と話し始めから涙が止まらない。「香音ちゃんのキラキラの笑顔が大好きだからキラキラのままでいて! ずっと応援してるから、お互い頑張ろうね」とエールを送った。

そんな中鈴木さんが「私の最大の魅力はこの笑顔だと思うので、みなさん歌って踊って、最後まで笑顔で盛り上がりましょう!」と語ると、自身ラストシングルとなる『泡沫サタデーナイト!』をみんなで元気いっぱいに歌い切った。

「本当に悔いはないです。本当に幸せ。この幸せパワー、満タンまで溜まりきったので、何十年先も幸せに生きていけます!」と鈴木さんは満足した表情。そして『愛あらばIT’S ALL RIGHT』でハッピーな空間は幕をおろした。「私は世界一幸せ者です!」、最後の一言を告げ、ステージを後にした。

まだ鳴り止まないコールの中、一人で改めてステージにステージに登場した鈴木さんは、マイクを通さず地声で「大好き!」「ありがとうございました」と大声で叫び、場内は大歓声につつまれた。

公演中、「幸せ」という言葉を何度も何度も口にした鈴木さん。その通りの、笑顔につつまれたハッピーな雰囲気いっぱいの鈴木さんらしいラストコンサートとなった。