高橋みなみ、AKB48劇場の卒業で知った10年目の真実!?

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『高橋みなみ卒業特別記念公演~10年の軌跡~』が8日、秋葉原のAKB48劇場で行われ、10年4ヶ月にわたって活動してきた高橋みなみさんがAKB48グループを卒業し、公演の直後には最後の記者会見が開かれた。

高橋さんは、劇場での卒業公演を終えた心境について「きょうのリハーサルで初めて卒業するんだなと実感が湧きました」といい、「自分でセットリストを組んだのですが、最初の『桜の花びらたち』をアカペラで歌うところでもう泣いて歌えなくなってしまって、メンバーから”早いよ!”と笑われました」と笑顔で答えた。

高橋さんは、すでに横浜スタジアムで卒業セレモニーが開催されているが、今回”AKB48劇場”で最後の公演が行われたことに「劇場というホームの場所で250人のお客さんと向き合うと、10年前の自分に戻ってしまいますね。これだけホームだった場所にもう帰れないという寂しさを感じて、これが先に卒業していったみんなが歩んできた道なんだなと、改めて最後を感じました」と話した。

高橋さんの卒業で、残る最後の1期生となる小嶋陽菜さんと峯岸みなみさんについて「自分の中で小嶋と峯岸を残して卒業していくのは心残りです。私の10年プランでは二人が先に卒業していくと思っていたんですけどね。坊主になったりとか、卒業するする詐欺とか、キャラの濃い二人が残ったなと思います。先に卒業することになりましたが、二人の卒業の時は呼ばれたら行きたいです」と話した。

10年を振り返って”改めてAKB48劇場で学んだこと”を尋ねられると「学んだことが多すぎますけど、やっぱりファンの方あっての自分たちというのがわかりました。きょうも、倍率がすごかったんですけど、お客さんが7人の時があったことが、人生の糧になります」といい、さらに「劇場はホームです、家です、学校です。普通の学生生活では学べないことをたくさん教えてもらいましたし、青春のすべてがあそこにありました」と語った。

劇場を去るときに館内に飾られていた壁掛け写真をはずした時の心境を聞かれると、「10年目の真実だったんですけど、壁掛けだからフックにかかってると思ってたのに、マジックテープだったんですよ! バリバリって引っ張ってビックリしました」と驚いていた。高橋さんは「自分のチームの中にあった自分の顔が抜けた瞬間は”たかみなが死んだ”と終わりを感じました」とちょっと寂しそうだった。

退場の際に、報道陣から拍手で見送られると、高橋さんは緊張の糸が解れたのか、目に涙を浮かべながら会場をあとにしていった。

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