秋山ゆずき、ミク、椎名香奈江 シェイクスピア劇で再び女子プロレスに挑戦!?
2月17日、没後400年を迎えたW.シェイクスピアの脚本を現代の女子プロレスに置き換えて脚色した舞台『リングのマクベス2』(演出 ゴブリン串田)が、東京・ウッディシアター中目黒で公演初日を迎えた。
本作は、昨年5月に上演され大好評を博した『リングのマクベス』の続編で、前回に引き続き出演する秋山ゆずき、ミク・ドール・シャルロット(アフィリア・サーガ)、椎名香奈江を始め、新たに西谷麻糸呂、加藤里保菜、美咲アヤカ、河合玲奈など、14名の女性キャストで迫力ある舞台を繰り広げる。
前作の4年後を描いた”続編”だが、もちろんシェイクスピアはマクベスの続きを書いてはおらず「再演じゃなくて、続編?」と公演の知らせを聞いたファンは驚かされた。物語は前作の設定や登場人物を生かしつつ、シェイクスピアの別作品を大胆に脚色した。
アイドルや若手女優が華やかなリングコスチュームに身を包んで女子プロレスラーを演じた前作は、シェイクスピアを知らない世代にも分かりやすいと好評だったが、今回はシェイクスピアの作品の魅力をさらに広めるだけでなく、試合のシーンの迫力を増してエンタテインメントとしてさらにパワーアップした内容となっている。
GirlsNews取材班は、ゲネプロを終えたキャストに話を聞いた。
秋山「物語はずばり”ハムレット”なんですけど、女子プロレスがテーマなのでステージがリングになっていて、まるで本物のプロレスが出来たんじゃないかと思います。本番ではさらに良くなるんじゃないかな」
ミク「前回の”リングのマクベス”に引き続いて私の二回目の舞台なんですけど、ゆずきちゃんや香奈江ちゃんや、新しい座組のみなさんとお芝居が出来て嬉しい。約1ヶ月間の稽古をしてきて、やっとファンの皆さんの目に作品を届けられると思うと、期待と緊張といろいろな気持ちが溢れそうですが、本番も一生懸命に頑張っていきたいです」
加藤「私は初めてこの作品に出ることになったのですが、前回から出演している人の役や、新しい登場人物も増えて、個々のキャラクターに注目して楽しんで欲しい。照明やセットもプロレス風なので、お客さんも私たちもテンションが上がると思いますが、ケガのないように千秋楽までやり遂げたい」
秋山「試合のシーンは女子プロレス団体のアイスリボンさんから本当に教わってプロレスの動きを付けてもらいました。本物の試合のように楽しんでもらえると思います」
ミク「プロレスの技の他にもアピールの仕方なども指導していただいて、それぞれの個性を活かしたパフォーマンスに注目して欲しい」
加藤「プロレスと聞いても見たこともなくて想像ができなかったのですが、実際に本物のプロレスラーに教わって痛みも身をもって知ることができました。演技の表情にも出ているはずなので注目していただけたら」
椎名「シェイクスピアの悲劇ですけれど、女子プロレスとして女の子だけで演じている舞台なので、他にはない作品に仕上がっていると思います。前回は演出家さんが振りを付けてくださったのですが、今回は本物の女子プロレスの人が付けてくれたので、作品としてパワーアップしました。私は今回はレスラーでなくてトレーナー役ですが、SM感がある人になっていて個人的にもパワーアップしているなと思います」
河合「私は舞台は3度めですが今までの舞台とまるで違って、今回は本格的なプロレスの技だったり新しい経験ばかりで、自分にとってすごく勉強になる舞台でした」
秋山「稽古でもそうなんですが、実況の橘花凛ちゃんがけっこうな天然さんなんですよ。”チャンピオンベルト”を”チャンピオンメダル”と言ったり、必殺技の”竜巻旋風裏拳”を”裏竜巻旋風拳”と言ったり、ときどき変なことを言っています。本番中も言ってるはずなので注目ですね」
橘花「台詞をかんでばっかりなんですけど、本番ではしっかり声を張って頑張ります~!」
秋山「前作を見た方はもちろん今回が初めて観る方にも楽しめる作品になっています。ぜひ劇場に来ていただいて一緒に応援してください!」
舞台「リングのマクベス2」は2月21日まで全9公演。公演終了後には握手会イベントも行われる。出演はほかに塩田悠生、安藤茉莉花、つむぎ、西野亜弥、成瀬麻紗美、黒田由祈。
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