映画「ソロモンの偽証」がついに完成!主演・藤野涼子は思わぬ”偽証”で母親が怖い?

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映画「ソロモンの偽証」完成披露試写会より
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  • 映画「ソロモンの偽証」完成披露試写会より
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2月23日、映画「ソロモンの偽証 前篇・事件」の完成披露試写会が有楽町・東京国際フォーラムにて行われ、主演の藤野涼子さんら主要キャスト15名と成島出監督が登壇した。

映画「ソロモンの偽証」は、宮部みゆきさん原作の同名小説の実写化。ある雪の日に発見されたクラスメイトの遺体を巡り、生徒たちが自ら校内裁判で事件の真相を追うというストーリーとなっている。作品の中心を担う中学生キャストは、10000人のオーディションを経て選ばれた精鋭。その周りを、佐々木蔵之介さん、松重豊さん、夏川結衣さん、小日向文世さん、尾野真千子さんといった名優が固めている。

主演の藤野涼子さんは、「こんなにたくさんの”傍聴人”の方がいらっしゃるとは思っていなかったので、とてもうれしく思っています」と訪れた5000人の観衆に驚いた様子。物語の鍵を握る三宅樹理を演じたE-girls・石井杏奈さんは「今回の前篇では、(友人として作品中のキーパーソンとなる)松子がいることで強くいれる樹理の姿や、松子への不器用な愛情表現を見ていただけたらいいなと思います」と自分なりの見どころをPRした。こうした中学生キャストの立派な挨拶に、担任役を務めた黒木華さんも「久しぶりに会った生徒の皆さんがすごく成長していて、映画の中の先生をしていたことがすごく昔に思えた」と成長に目を細めていた。

続いて、作品のタイトル『偽証』に因んで今までについた大きな嘘を問われると、藤野涼子さんは「お母さんが大切にしていたコップを割ってしまったんですね。お母さんが怒ると怖いので、どうしようどうしようって。私一人っ子なので、誰かになすりつけることはできないなって思っていて、そこで思い付いたのが、お父さんが壊したことにしようと思ってお母さんに先に言ったんです」というエピソードを披露。今回初めて告白したとのことで、「帰ってからが怖いですね」と家での謝罪の場面をシュミレーションしていた。

また、大人になった主人子役を演じた尾野真千子さんは「まだ売れてない頃に、実家に帰って『三日くらいで帰るわ~』って言ったらお母さんが『仕事入ってんのか?』って聞かれて『うん、入ってる!』って嘘をつきました。全く入ってないんですけど『入ってる!2個くらい!』って言って帰ってきた思い出があります」とコメント。今や日本を代表する売れっ子女優の苦労話を、いつもの明るい口調で話し会場の笑いを誘っていた。

最後に「長い時間をかけて、最後に残ったこの子たちが毎日涙を流しながら、笑いながら、頑張りました。それを今日来てくださった素敵な大人のキャスト、そして我々全スタッフが本当に一丸となって作った映画です。この裁判席に大勢の方が座っていただけるように、この子たちを応援してくれたらうれしいなと思います」(成島出監督)、「映画を見ていく中で本当の真実は何なのかとか、真実と嘘とはなんなのかといったことを深く考えてほしいと思っているので、映画が進む中でウソとホントというところの中で深く考えていただければと思っています」(藤野涼子)とそれぞれ見どころを語った。

映画「ソロモンの偽証 前篇・事件」は3月7日より、「後篇・裁判」は4月11日により、それぞれ全国で公開される。

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映画「ソロモンの偽証」オフィシャルサイト