早見沙織、“最強の兄妹”の絆に感動  劇場版『魔法科高校の劣等生 四葉継承編』完成披露に柔道・阿部一二三・詩がサプライズ登場

声優の早見沙織が28日、東京・新宿バルト9で行われた劇場版『魔法科高校の劣等生 四葉継承編』(5月8日全国公開)の完成披露上映会に登壇した。サプライズゲストとして、柔道家の阿部一二三選手、阿部詩選手も登場し、会場を大いに盛り上げた。

アニメ『魔法科高校の劣等生』シリーズは、魔法が現実の技術として確立された2096年を舞台に、魔法師の育成機関に通う兄妹の物語を描く。シリーズ累計発行部数は3000万部を突破する人気作品。早見さんが演じる司波深雪は、主人公・司波達也の妹で、伝説的スクールマギクスのヒロインだ。

劇場版『魔法科高校の劣等生 四葉継承編』では、四葉家の次期当主指名が迫る中、深雪が当主になることで兄・達也との日々を手放すことを恐れつつも、達也の自由のため大きな決断をする姿が描かれる。

早見さんは、作品公開を前に「ついにこの日がやってきたという思いです。四葉継承編がどれだけ大事な物語になるのかはアフレコのときに感じていたので、大きなスクリーンで兄弟の節目となる物語をご覧いただけると思うと、ワクワクとドキドキが入り混じった気持ちです」とコメント。

劇場版の発表から今日に至るまでの制作を振り返り、監督は「長い戦いでした。1年間ほどかけて作らせていただいたので、本編で達也と深雪が辿ったジェットコースターのような展開を、自分も追体験するようでした」と語った。早見さんもアフレコの苦労を振り返り、「深雪のセリフがすごく多く、ただの言葉数だけでなく、さまざまな感情が露わになるセリフが多かったので、どう表現したらいいのか自分の中で考えが浮かんできました。アフレコが一番で、あとは待つのみという流れでした」と語った。完成映像を見た早見さんは「監督ありがとうございますという気持ちになりました。本当に素敵だなと、映像から伝わるキャラクターたちの思いがぎしぎし感じられました」と感動を伝えた。

作品の見どころについて、早見さんは「深雪の内面が映像的に描かれることで、うちに秘めた葛藤が鮮やかに描かれるシーンが好きです。あとは、戦闘シーンもかっこいいです」と熱弁。監督は「全部ですが、深雪を含め達也とダブル主人公です。深雪がまず見どころです。美しい映像ができていると思いますし、撮影監督にも力を入れていただき、全体的にかなりかっこいい映像、シーンが続きます」と自信を見せた。

舞台挨拶の後半には、柔道界の「最強の兄妹」として知られる阿部一二三さん、阿部詩さんがサプライズゲストとして登場し、会場をわかせた。

作中には深雪が達也を讃える「さすがはお兄様です!」というフレーズがあるが、司会者が「お二人が世界でご活躍された際に、このフレーズがSNSで飛び交った」と紹介。一二三さんは「2014年、グランドスラムで金メダルを取ったときに聞きました」と振り返った。

司会者が「ちなみに、実際に『さすがはお兄様です』と言ったことはありますか?」と尋ねると、詩さんは「お兄様って言ったことはなくて、一二三って呼んでいます」と答えた。一二三さんは「じゃあ、今度の大会で優勝したら言ってもらいます」と提案。そこで早見さんの指導のもと、詩さんが「さすがは、お兄様です!」と披露すると、一二三さんは「最高でした。これは絶対優勝できます」とうなずいた。

続いて、阿部兄妹が『魔法科高校の劣等生 四葉継承編』を見た感想を語った。詩さんは「印象に残るシーンはたくさんあったのですが、兄妹二人の強い覚悟を映画の中で感じ、こんな強い覚悟を私は持てるのかなと思いながら見ました」とコメント。一二三さんは「兄妹の絆を感じられました。自分たちに照らし合わせることもありながら、心に来るものもありました。迫力がすごかったので、見ていて心にぐっと来るものがたくさんありました」と語った。

さらに、劇中の“最強のお兄様”達也と戦うとしたらという質問に、一二三さんは「僕も魔法を使えるというテイで戦うなら、魔法を全て身体強化に当てて投げに行きます」と回答。詩さんも「離れていると攻撃をくらいそうなので、一瞬で近づいて投げたいです」と語り、柔道家らしい戦略を披露した。

イベントの終盤では『最強の兄弟の絆対決』と題した企画を実施。司波兄妹と阿部兄妹、それぞれの「妹目線エピソード」を早見さんが朗読し、どちらの兄妹の絆が最強かを競った。

司波兄妹のエピソードでは、深雪のCAD(術式補助演算機)に細工された事件でのお兄様の活躍や、宇宙空間での任務を終えた達也を深雪が地上で受け止めるシーン、疲労困憊の達也が深雪に「守るべき相手はお前だけだ。俺は、お前がいてくれればそれでいい」と語る場面などが披露された。

阿部兄妹のエピソードでは、インターハイで敗退し落ち込む詩さんを一二三さんが励ました話、東京でホームシックになった詩さんを夜中に駆けつけて励ました話、そして二人が揃って世界柔道選手権大会に内定し、2028年のロサンゼルスオリンピックでの活躍を誓う話などが披露された。

互いの兄妹愛あふれるエピソードについて、一二三さんは「本当にその通りだなと、今聞いててありました」と共感し、詩さんは「今思えばすごく感謝です」と振り返った。早見さんは「感動している。素晴らしいお話です」と語り、監督も「リアルな話は強いですね」と感銘を受けた。最終ジャッジを務めた監督は、両者のエピソードに「引き分けです。両方優勝です」と判定。全員に四葉家の家紋入りメダルが贈呈された。

イベントの締めくくりに早見さんは、「四葉継承編は兄妹にとって本当に大事な物語がスクリーンで描かれます。この話を絶対劇場で届けるべきだと私も強い思いでアフレコに臨みました。兄妹のお互いの思い合う気持ちが画面から滲み出てくるような映像になっていると思います。ぜひ一瞬一瞬を見届けていただけると嬉しいです」と、改めて作品への熱い思いを語った。

最後に、公開記念として、第1週から第4週まで原作・佐島勤による書き下ろし小説(全4編)が来場者特典として配布されることが発表された。また、公開日より先着特典として、石田可奈描き下ろしイラストを使用したミニ色紙風カード(全3種)もランダムで配布される。さらに、5月16日(土)には豪華キャスト登壇による公開御礼舞台挨拶も実施される。詳細は公式サイトで。https://mahouka.jp/yotsuba/

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