9nine アイドルイベントの聖地中野サンプラザでの初単独ライブに約4400人のファンが歓喜！ 5月6日から全国ライブハウスツアーも開催決定！

アイドルユニット/グループ音楽 03月11日09時39分

9nine ワンマンライブ「サンプラザの9nine」より

　9nineのワンマンライブ「サンプラザの9nine」が、昨日3月10日(日)、東京・中野サンプラザにて開催された。昨年の12月14日(金)に行われた「クリスマスの9nine」にて、メンバーによってサプライズ発表されたこちらのライブ2回公演には、約4400人の観客が集結し、大盛り上がりを見せた。

　開演後、クラシックの音楽とともに、スクリーンには9nineの過去の写真が次々と映し出され、観客の様々な思い出をよみがえらせる。たくさんのカラフルなサイリウムが会場を埋め尽くす中、いよいよ登場の瞬間。扉が開くと、白銀のマントに身を包んだ9nineメンバーの姿が。マントを取り音楽に合わせて9nineポーズを決めると、アニメ『スタードライバー』の主題歌となり、今の9nineの初代の楽曲「Cross Over」でこの日のステージは幕を開けた。

　2曲目「Romantic moon」を終えると、吉井の「みなさん、こんにちはー！9nineでーす！」という定番の挨拶のあと、自己紹介へ。観客は、3か月ぶりのワンマンライブだけに、いつも以上に大きな声でメンバーの名前を呼ぶ。西脇は「Oh,my god! Amazing!」と、開始直後からハイテンション。会場のカラフルなサイリウムを見て、「リハーサルと本番は全然違う！さっきまで赤一色(椅子の色)やったのに。」と吉井は天然ぶりを見せる。
　
　“9nineポーズ”という、身体で数字の９を表す定番のポーズを、この日観客と一緒に行いたかったという9nineメンバー。「今日は、サンプラザのみんなで9nineでーす！」という掛け声とともに、会場全体で9nineポーズをとった。

　ここからは、ファンからの人気が高く、ライブでは盛り上がる定番曲とされている4曲、「#girls」(昼)/「困惑コンフューズ」(夜)、「too blue」、「119」、マテリアルワールドを一気に披露。VJも繰り出され、観客のテンションは序盤にもかかわらず最高潮になった。外の暖かさも相俟ってか、会場内は暑く、春を通り越して夏が来たかのようだった。

　ほとんど休むことなく、ここからはDJ TEL_YEEさんを迎えてのクール曲ラッシュへ。tofubeats remixとして発売されているリミックス曲を中心に、激しいダンスの曲を連続で4曲披露した。普段に増してオシャレなアレンジの楽曲と、最近の9nineの本流になりつつある、キレキレのクールなダンスがふんだんに盛り込まれ、勢いのあるパートとなっていた。

　この後は、衣装替えのタイミングでのMC。昼の部は村田・西脇の”親戚のおねえちゃんと子供コンビ”、夜の部は吉井・川島の”うみかなえ組”が担当した。クールなダンスとは対照的なトークを、観客は一息をついて見守る形となった。

　その後は、9nineのライブで恒例となっているお芝居をはさみながらの曲。今回は3月という季節にちなんでか、卒業がテーマとなっていた。昼の部は、佐武・吉井・川島の3人。川島が真面目なメガネ女子を演じ、悲しい別れを表現した。夜の部は、佐武・村田・西脇の3人。先生役として登場した西脇に観客からは笑いが漏れた。ダンス、歌だけでなく演技も出来るという9nineの”幅”が伺える場面であった。ここから衣装はカラフルなものに代わり、前半とは違った一面を、ここでも表現した。

　昼の部は「イーアル！キョンシー feat.好好！キョンシーガール」、夜の部は「いける、いける！」をはさみ、MCへ。いつもは汗かきなところをいじられてばかりな佐武が”うっきーの逆襲”と称し、他のメンバーの裏話を暴露する場面も。昼の部では、吉井が着替えの際、上、下、を同時に脱ぎ、すっぽんぽんになってから着替えることを着替えることから”露出狂”と呼ばれていることを村田が暴露。また逆に、佐武も同様に”露出狂”であることを暴露されてしまい、逆襲はあええなく失敗に終わった。夜の部では、唯一姉がいる西脇が、食事の際によくものをこぼすことを吉井が暴露。食事の前によだれかけをかけてあげるという吉井は、「しっかりこぼしてくれる」と、姉妹のような関係が成立していることが明らかになった。

　そして終盤戦、「流星のくちづけ」「White Wishes」と続いた後、佐武が「”何があっても絶対大丈夫だから”。メンバー、そして会場の皆さんと、この言葉を信じて私たちは前にすすんでいきたいと思っています」と述べ、初の映画主題歌となった最新シングル「colorful」を披露し本編は終了した。

　アンコールでは、この日販売していた9nineでーすTシャツを着て登場。9nine o’clockにのリズムに合わせ、9nineポーズを使いながら<カルビ><トマト><ウナギ>などという名前にチーム分けをした会場全体とのコール&レスポンスを楽しんだ。

　そして、3月13日(水)に発売するニューアルバム『CUE』の中から「CANDY」を初披露。猫のような振付を取り込んだ可愛いダンスに、初めて見る観客は魅了された。アルバム『CUE』については、「皆さんの何かの”きっかけ(=CUE)”となると良いなと思います。」と西脇。様々な楽曲が盛り込まれているというこちらのアルバムは一聴の価値がありそうだ。

　そしてここで、メンバーから重大発表が。「今日はここで皆さんに発表があります！」という西脇の合図で、スクリーンには「5月6日～7大都市9公演　全国ライブハウスツアー」という文字。「全国ライブハウスツアーをすることが決まりましたー！」という発表に会場は大盛り上がり。2012年のライブハウスツアーよりも規模が大きく、数も多いこちらのツアー。この日集まれなかった地方の方にも、嬉しいお知らせとなった。

　”find out!<みつける>”というサブサブタイトルが付いている昼の部。「最近メンバー1人1人の距離感が分かってきて私にとって心地いい。みんながいたから(ファンの)皆さんにも会えた。そして、(ファンの)皆さんがいるから、今こうして頑張れる。」と、9nineとしての良い形を再確認できたことを話した。そして、今の9nine出会いの曲でもある「Fly」で最後を締めた。

　“moving on!<うごき続ける>”の夜の部は、「これからも9nineは、9nineと一緒に動き続けていこうと思ってもらえるように頑張りたいと思っています」と述べ、「明るい未来を切り拓いていく、そんな曲です。大切な曲なのでもう1回歌います」と「SHINING☆STAR」を披露し、全19曲(本編16曲＋アンコール3曲)で幕を閉じた。

　ワンマンライブを次々と大きな会場で行っている9nineは、経験を重ねるにつれ、さらにパフォーマンスも向上している。この日も前半は激しい曲をほとんど連続で8曲ほど披露するなど、可愛らしい外見とは裏腹にタフさを持っていることを見せつけられた。そして後半の芝居パートでは、芝居の幅、そして「イーアル！キョンシー feat. 好好！キョンシーガール」などでは楽曲の幅も広いことを再認識させられた。

　“9nineは、メンバー、ファン、スタッフ、みんな合わせて9nineなんです”と、今回のライブのサブタイトルにもなっている”みんなで9nineでーす！”というテーマを常々口にしている彼女たち。メンバーが言う通り、今回の会場の一体感を形作っていたのは、約4400人の9nineだったのだろう。今後は、日本国中に9nineが増えていくことを期待したい。

　
■9nine ワンマンライブ「サンプラザの9nine」セットリスト

M1 Cross Over
M2 Romantic moon
　MC
M3 <昼>#girls / <夜>困惑コンフューズ
M4 too blue
M5 119
M6 マテリアルワールド
　MC
M7 SHINING☆STAR
M8 チクタク☆２NITE
M9 少女トラベラー
　DANCE
M10 Love me?
　MC
M11 <昼>koizora / <夜>オレンジdays
M12 やさしい雨
M13 <昼>イーアル！キョンシー / <夜>いける、いける！
M14 流星のくちづけ
M15 White Wishes
　MC
M16 colorful

EC1 9nine o’clock
EC2 CANDY
　MC
EC3 <昼>Fly / <夜> SHINING☆STAR