慶應大「さよならモラトリアム」、UNIDOL史上最大の激戦を制覇 初優勝の舞台裏と熱意
11日に開催された、女子大生によるアイドルコピーダンスの日本一決定戦「UNIDOL 2025 Summer supported by 17LIVE 決勝戦/敗者復活戦」で、慶應義塾大学の「さよならモラトリアム」(さよモラ)が優勝を飾った。
「上位3チームが同点」というUNIDOL史上最大の接戦を制した同グループが、大会終了後に行われた囲み取材で、メンバーの知られざる舞台裏の苦悩や、ステージに込めた情熱を語った。
「さよならモラトリアム」は2016年の結成以来、UNIDOLに挑み続けてきたが、決勝大会の常連でありながらこれまで優勝を経験したことがなかった。新体制となった彼女たちにとって、今回はまさに「新章」の幕開けとなる大会でもあった。
メンバーのいろはさんは、「だからこそ、先輩方から受け継いだチームをここで終わらたりせず、さらに強くしていこうと決意しました。この7人で新たな伝説を築くべく、『今年こそは絶対に優勝しようね』と誓い合った結果、見事達成することができました」と、今回の優勝が新体制の強い決意の証であることを力強く語った。
だが、新体制として予選から同じ7人で挑んだ今大会は、まさに苦難の連続だったという。いろはさんは、練習で最も大変だったことは、2曲目に披露したパフォーマンスの「かっこよさも色気も両立させる」表現と、それに伴う技術的な難しさ、さらには8分間のステージ構成における「ゼロイチ(ゼロから生み出す)」の部分で最も苦戦したと振り返る。「どうやったら私たち7人の良さが出るのか考えるのが一番難しかった。つらいときもあったけど、結果的に良い8分間のステージを作ることができて満足しています」と、達成感をにじませた。
ふゆかさんは今回のステージのテーマを「虹は7人の奇跡」と掲げ、7人それぞれの個性が光るようなセットリストや演出、衣装を工夫したと説明。特に、3曲目ではメンバー全員が異なる色の衣装を着用し、さらに光る仕掛けを施すなど、細部にまでこだわりを見せた。衣装製作は、ふゆかさんが1曲目と3曲目を、1年生のみさとさんが2曲目を担当。ふゆかさんは「誰も裁縫経験がなくて、学校の家庭科の授業レベル」だったとし、先輩から教わりながらゼロから作り上げたという苦労も明かした。
メインスポンサーである「17LIVE」での配信活動も、チームに大きな影響を与えたようだ。みくさんは「普段のX(旧Twitter)とは違って、リアルタイムでみなさんとお話したりできるので、自分たちのことをたくさん知ってもらえて、すごく楽しかった」と、ファンとの交流の大切さを語った。また、寄せられたコメントからセットリストやパフォーマンスのヒントを得るなど、活動にも活かしていたという。
また、初の開催となったTokyo Dome City Hall改め、「Kanadevia Hall」でのパフォーマンスについて、はるこさんは「今まで2階席のある会場は経験したけれど、今回は3階まで見渡せる空間が広がっていて、とても開放的に踊ることができました」と、大舞台での高揚感を表現した。
副賞として贈られた賞金25万円の使い道について聞かれると、ふゆかさんは「さよモラの練習だけで忙しくて、なかなか一緒にご飯を食べたり、カラオケに行ったりができなかったので、まずはみんなで遊びたいです。あとは、さよモラの今後の未来のために考えて使いたい」と、語った。
さらにメンバーの期待が集まったのは、メジャーアーティストの振付も手掛けるCRE8BOY氏によるレッスン権だ。振付担当のいろはさんは、これまでもCRE8BOY氏が振り付けた楽曲を大会で使用していて、本家やCRE8BOY氏の動画を研究し、振り付けに込められた意図を深く読み解いてきたという。実際に指導を受けられる機会に、「ずっと追いかけてきた憧れだった」と興奮を隠しきれない様子で語り、「さよモラが苦手とするダンスの基礎や揃え方などを吸収し、最大限に活かしたい」と意気込みを見せた。
最後にメンバーそれぞれが影響を受けたアイドルについても語った。
ひらりさんは、「元日向坂46の渡邉美穂さん。私の中のトップアイドルです」と明かした。
ふゆかさんは、「ハロー!プロジェクトのJuice=Juiceの段原瑠々さんと井上玲音さん。チームを引っ張っていく姿やパフォーマンスに芯のある強い女性像に憧れます」と話した。
いろはさんは、「引退されたのですが、元欅坂46の平手友梨奈さん。表現に対する信念や可愛いところが好き」と語った。また、さよならモラトリアムに入ってからは私立恵比寿中学やわーすたも好きになったという。
はるこさんは、「小さい頃、ももいろクローバーさんがすごく好きで、アイドルを好きになったきっかけでした」と語った。
みさとさんは、「欅坂46の守屋茜さん。高身長を活かしたモデル活動やダンスに憧れています」と明かした。
みくさんは、「FRUITS ZIPPERさんの月足天音ちゃん。見ていて自然と応援したくなる本物のアイドル感は、さよモラが目指すチーム像でもあります」と述べた。
あまねさんは、「=LOVEの高松瞳さん。自分の魅力を最大限に出せるダンスの仕方、表現力、パフォーマンス力がとても好き」と話した。
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