【@onefiveインタビュー】「『アルプス一万尺』という歌をウチらのものにしたい(笑)」童謡をテーマにした“DOH YOH”始動、第一弾リリース

@onefive. (左から)KANO、MOMO、GUMI、SOYO

ガールズ音楽シーンの中で、“Japanese Classy Crush”“more than kawaii”といった独自路線を掲げ活動を続ける4人組グループ・@onefive。そんな彼女たちが今回繰り出すのは、童謡をテーマにした“DOH YOH”シリーズ。その第一弾として、日本人なら誰しも幼い頃から馴染みのある『アルプス一万尺』をベースにした『アルプス・バイブス』を8月1日に配信リリースした。今回メンバーに、新シリーズ、新曲について、そしてこの春のワンマンライブで目標として掲げた“2027年の武道館ワンマン開催”に向けて、今の思いを語ってもらった。

--最新のダンスミュージックと日本の伝統的な音とを融合した“Japanese Classy Crush”を掲げ独自の音楽を届け続ける@onefive。その新シリーズが、なんと童謡をテーマにした“DOH YOH”シリーズとなります。そしてその第一弾『アルプス・バイブス』がリリースされます。

MOMO「有名な童謡の『アルプス一万尺』がそのまま曲に使われていたり、“せっせせーのよいよいよい”から始まるところも面白い楽曲だなと思いました。前作の『Sit Down Please』のダンスパフォーマンスビデオの最後に“せっせせーのよいよいよい アルプス一万尺 小槍の上で……”ってやってまして。その音声をそのまま持ってきて、そこから始まるんですけど、そういった試みも面白いので、またいろんな人に注目してもらえるかなと期待でいっぱいです」

--あのダンスパフォーマンスビデオのラストシーンが、今回の新曲に繋がってた!?

MOMO「そうです(笑)。映像の最後に『次につながるものを入れたいね』と話していて、そのときから、次の曲は『アルプス一万尺』をベースにしたものをやる、ということは決まっていました」

GUMI「『アルプス一万尺』のなじみのある感じをベースにしつつ、サウンドは私たちがやったことのない“アフロビート”を取り入れています。多分日本のグループでもアフロビートを取り入れているグループはあまりないと思います。すごくチルな感じはあるけど、ビートはしっかりしている、曲調的にも面白いと思います」

MOMO「“せっせっせーの”ってやりながらレコーディングしてました(笑)」

GUMI「ミュージックビデオでは初めてのことに挑戦しました。ワイヤーに吊るされて空を飛んだり、アルプスの山を登ると思いきや、上から飛んで降りてくる、とか面白い見せ方をしたり、あとは大きなステージをセットで作ってもらって、その上で踊ったり、いろんな衣装を着たり、いろんな経験ができました」

--このインタビュー時(7月半ば)にはまだ完成したMVは見てない?

SOYO「はい。私たちはグリーンバックで演じていたので、完成はすごいことになっているんだろうなって(笑)」

--ダンスパフォーマンスはどんな感じになっていますか?

KANO「今回は振付もアフロビートっぽく、@onefiveではあまり踊らないタイプの振付になっています。サビになるとみんなが知っている『アルプス一万尺』の振付を取り入れつつ、足元ではビートを刻んでいたりする。キャッチーでとても可愛らしい振付だなって思いました」

--ここしばらく難易度の高いダンスが続いてきましたが……。

KANO「今回過去イチ(難しい振付)だと思います」

MOMO「今までやったことがない動きが多くて、カッコよく見せるというのが難しかったです」

KANO「ちょっとずれたら違うものに見えるので、本当に、1ミリ単位で計算された振付になっています」

SOYO「立ち位置移動も多くて……。MVは絵変わりも多く、見ていて楽しい映像になっていると思います」

MOMO「みんなが知ってる『アルプス一万尺』の手振りも入っているので、その部分はライブやイベントのとき、みんなもやってほしいです!

--昨年末から海外での公演も行う@onefive。日本ならではの魅力と今どきのパフォーマンスのカッコよさを感じられて、海外のファンにも受けそうな感じですね。

MOMO「日本の童謡のカルチャーを世界中にいっぱい広めて、みんなで『アルプス一万尺』をやりたいです!」

--衣装もここ最近カッコいいにふっていた印象がありますが、今回は可愛い要素もたっぷりです。

MOMO「今回は“ハピネス”がテーマ、多幸感のあるイメージです。そして日本伝統の“矢絣柄”が取り入れられていて、これがポイントです」

--みんなそれぞれに入っている?

SOYO「はい! (自身のズボンを指し)踊ったら映える紐も見てほしい。あと、サイズがぴったしなので太れない(笑)」

3人爆笑

GUMI「もうギリ入るか入らないかギリギリのところで……」

MOMO「みんなそれぞれジャストサイズ」

GUMI「あと、めちゃ重ね着だから、意外と暑い(笑)」

3人 笑

--MOMOさんの髪型がインパクトありますね。

MOMO「これはエクステなんです」

KANO「縄みたい」

GUMI「しめ縄?」

MOMO「日本っぽいですね(笑)」

--この夏は、これまで以上にさまざまなフェスへの出演が目立ちます。初となる2組対バンライブの『DASH BASH』もありますね。

MOMO「フェスに出演させていただくことはあったけど、2組の対バンというのは今回が初めてです。@onefive、グループ系のお友達が本当にいなくって。今まで鎖国状態だったので(笑)。でも(『DASH BASH』で共演した)AMEFURASSHIさんとはずっと『一緒にやりたいね』と話していたので、今回実現できてよかったです」

--意図的に鎖国していたわけじゃない?(笑)

MOMO「そうですね(笑)」

GUMI「気づいたら、交流せずに帰っちゃってた」

--フェスの控え室などで、合間の時間に一緒に写真を撮りましょう、ってよくある光景だと思います。

MOMO「同じエイベックスのグループの方とはちょこちょこあったりするんですけど、それ以外の方にはなかなか行けなくて……」

--そういう場だと人見知り発動?

MOMO「めっちゃしますね」

GUMI「自分たちから話しかけたりすることはないです」

MOMO「まだ苦手なので、これから頑張りたいと思います」

--グループの中で、渉外担当というか、口火を切って外の人と仲良くしに行ける人って一人くらいいるものですが、4人の中ではしいて言えばSOYOさんとか?

SOYO「えっ、私ですか!?  私が多分一番人見知り(笑)」

--なら、やっぱりMOMOさん?

MOMO「私もちょっとドキドキしちゃうんですけど、3人からの視線を感じて–」

SOYO「『今行け!』っていう」

MOMO「それに押されて、あのーって声をかけることもあります(笑)」

GUMI「@onefiveの外交官!」

MOMO「外交官やってます(笑)」

SOYO「対バンイベントでは一緒にコラボステージもやるから、さらに仲が深まるかもしれないです」

MOMO「リハとか一緒にやるのでそういうのを通じて……」

KANO「わー、緊張する!」

SOYO「かわいいお洋服着ていこうね」

--KANOさんはそういうのに一番緊張するっぽい(笑)。

KANO「めっちゃ緊張します! ニコニコしながら緊張してます(笑)」

--SOYOさんってステージでのお客さんへの振る舞いを見ていると、すごくフレンドリーで外向的なイメージがありますが。

SOYO「だと思うじゃないですか。大勢いる前だとできるんですよ。狭い空間の中で、素の状態でしゃべるのは……」

--お客さんの前に立つとスィッチが入るというのもありますよね。

GUMI「ステージだけ見たら外向的な人に見えるけど……」

MOMO、KANO「全然違う」

SOYO「全然友達いない(笑)」

GUMI「まだいない?」

SOYO「でも大学で一人だけできた」

GUMI「よかった(笑)」

--夏が終わってからもライブやイベントが?

GUMI「はい。12月にはワンマンもやります」

MOMO「そこに向けて、DOH YOHシリーズの新曲も出していくので、その頃には、DOH YOHシリーズの新しい世界観が完全体で見られるのかなと思います」

--令和時代の子どもたちのための新しい作品集のようになったらいいですね。

SOYO「ちびっ子層も新たに応援してくれるかもしれない」

GUMI「『アルプス一万尺』という歌をウチらのものにしたい(笑)」

3人 笑

MOMO「令和からそういうふうに変えていきますよ(笑)」

--さて、今年の春のワンマンでは「2027年中に日本武道館ワンマンライブを実現させる」という目標を掲げていました。遠い先のようで、それができる状態に上げていく準備期間を考えると、そんなに先でもなかったり……。今の手応えはどうですか?

MOMO「今年『more than kawaii』のEPを出して、なかでも『KAWAII KAIWAI』という曲が、いろんなところでたくさんの人に知ってもらえて、特に音楽業界内でも多くの人に注目してもらって、どんどん広まっていってるなという手応えを感じています。そしてDOH YOHシリーズ、『アルプス・バイブス』でさらに新しいアイデアで驚かせて、そこに繋げていきたいです」

--SNSにもますます力を入れて……。

SOYO「バズってから、『イベントに行ってみたい』『どこで会えるのかな』と気になってくれている人も目立つから、ウチらからさらにSNS発信することももちろん、これから行われるフェスイベントでも、初めて観てくれた人に対してもぶちかましていきたいなと思います!」

KANO「これから日本以外でのフェス出演やライブ出演も多いので、日本のグループとして恥じないような、いろんな国の方に@onefiveってすごいんだって思ってもらえるように。そして、その経験を通していろんなパフォーマンスの武器を身につけて、大きな舞台で発揮できるように頑張っていきたいなと思います」

--そんなKANOさんは舞台に出演したり単独での活動もありますが、それぞれグループでの音楽活動以外に挑戦してみたいことはありますか?

SOYO「私は個人としては、料理のレシピ本を出したい! 料理がすごく好きで得意で、今SNSにも自分が作った料理をアップしたりしています。栄養の大学に行っていて学んでいるので、それを活かしたいと思っています」

GUMI「近い目標だとラジオをやってみたい。一人で話すか誰かのアシスタントの形で、ゆったりまったりトークするようなラジオをやってみたいなと思っています。あとは化粧品をプロデュースしたい! コスメ、美容系の仕事をやれたらと思います」

MOMO「私は“あざとラッパー”を自称しているので、それをより自信をもって言えるようにラップのスキルを伸ばしていきたいし、自分でもリリックを書いてみたい。あとファッションが好きで、個人SNSでコーディネートを紹介しているので、いつかブランドのプロデュースとかもやってみたいと思っています」

KANO「私はダンスをさらに頑張って、いろんな方とコラボしてみたいし、さっき舞台の話もしていただきましたが、演技にももっと挑戦していきたい! 個人的にはめっちゃ香水が好きなので、いつか香水を作ってみたいです」

--4人でいいバランスですね。

GUMI「衣食住……住はないか(笑)。衣食…美、香り?(笑)」

--全員の要素が揃ったら、パーフェクトな女子に!

GUMI「素敵なレディですね(笑)」

--最後にMOMOさんから改めて新シリーズ、新曲について一言。

MOMO「『アルプス一万尺』という日本のみなさんに馴染みのあるものと、アフロビートという日本では珍しいものが混じり合い、この組み合わせこそが、やっぱりJapanese Classy Crush! 今回もびっくりポイントがたくさんあるので、まずは曲を聴いてほしいし、パフォーマンスも見てほしい。@onefiveはこれからも新しいことをどんどんやっていくので、さらに期待してもらって、一緒に武道館という頂上までついてきてもらいたいなと思います!」

@onefive(読み:ワンファイブ)
MOMO 2004年12月8日生まれ、東京都出身
KANO 2004年8月28日 生まれ、千葉県出身
SOYO 2004年6月14日 生まれ、大阪府出身
GUMI 2004年9月7日 生まれ、千葉県出身

2019年、メンバー全員が15歳のときに結成。翌年、『まだ見ぬ世界』でCDデビュー。2023年にメジャーデビューを果たした。昨年メジャー1stアルバム『Classy Crush』をリリース。今年3月にはEP『more than kawaii』をリリースした。

その他詳細プロフィールは下記にて。
https://onefive-web

ミュージックカード「アルプス・バイブス」は8月1日発売。
購入サイト
https://onefive-jp.lnk.to/Alps_MC

<@onefive「アルプス・バイブス」リリースイベント>
8月10日(日) (大阪)あべのキューズモール 3F スカイコート
8月23日(土) (神奈川)ラ チッタデッラ中央噴水広場
9月14日(日)  (東京)タワーレコード渋谷店 5F イベントスペース
9月28日(日) (東京)タワーレコード新宿店 9F イベントスペース

8月9日(土) 「“DASH BASH” ‒‒ presented by @onefive vol.2 ‒ w/”最終未来少女”」
8月30日(土) 「@JAM EXPO 2025 supported by UP-T」
8月31日(日)「GiRLS SUMMiT-DANCE UNITE MOVE-」出演
9月7日(日) 潮台北BOOM 台北アリーナシリーズ「TRENDY TAIPEI J-POP NIGHT」

▼ @onefive LIVE 2025 “DOH YOH”
12月20日(土) open17:00/start18:00 ヒューリックホール東京
12月26日(金) open18:00/start19:00 BIGCAT
https://onefive-web.jp/news/detail.php?id=1127066

<@​onefive『アルプス・バイブス』**Official Music Video**>

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