HKT48、運上弘菜の卒業コンサートを開催「どうか今日のこの幸せな時間を 忘れずにいてくださったら…」

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「運上弘菜 卒業コンサート ~WHITE~」より
「運上弘菜 卒業コンサート ~WHITE~」より

HKT48が5日、Zepp DiverCity (TOKYO) にて「HKT48 秋LIVE2023 」を開催した。夜公演では運上弘菜の卒業コンサートを開催。シングルのセンターも務めたHKT48 のエース<なっぴ>のラストステージに多くのファンが駆けつけた。

2016 年にHKT48 の4 期生として加入、地元の北海道から福岡へ引っ越し、シングルのセンターも務め、HKT48 のエースとして活躍した運上弘菜の卒業コンサート。オープニングは「モニカ、夜明けだ」でスタートした。運上さんが構成したセットリストは、王道のアイドルナンバーや運上さんにとって思い出の楽曲が続き、さまざまなメンバーとパフォーマンスを披露。ついに卒業コンサートを迎えた運上さんは「緊張しすぎちゃって でも始まったらきっと、あっという間だと思うので、思いっきり楽しんで最後までできたらいいなと思います」と心境を話していた。

中盤では、運上さんの活動を振り返るように、お披露目のステージでパフォーマンスした「今がイチバン」をはじめ、2017 年に開催された「AKB48 グループ ユニットじゃんけん大会」にて荒巻美咲さんと優勝を勝ち取ったユニット・fairy w!nk の「天使はどこにいる?」、初選抜楽曲となった「早送りカレンダー」などを披露。また、同期で卒業生の松本日向さんもサプライズ登場し、大きな歓声が上がった。そして、これまでの活動や卒業への思いを語る運上さんのインタビュー映像が流れると、自身初のセンター曲「3 2」を披露。客席は青一色のペンライトの光に染まった。

本編最後のMC で運上さんは「今までで一番楽しいです」と笑顔。「どうか今日のこの幸せな時間を、みなさんがずっと忘れずにいてくださったら嬉しいなと思います」と気持ちを伝え、「ずっとずっと」を披露し迎えたアンコール。7 年間の活動を振り返る軌跡映像が流れ、ドレス姿になって再登場した運上さんは「あなたがいてくれたから」を涙ながらに歌い上げ、メンバーやスタッフ、夢を応援してくれた家族、そして応援してくれたファンへの感謝の気持ちを伝えた。

最後にメンバーから運上さんへメッセージが贈られ、同じ4 期生でチームH キャプテンの豊永阿紀さんはこれまでの思い出を振り返り、「アイドルが大好きな弘菜に『 やっぱりHKT48 いいなぁ』 って思ってもらえるような、思い続けてもらえるようなグループをこれから私も、もうしばらく作っていくので、良かったらたまに見に来てください」と最後のメッセージを贈った。運上さんは「本当に私はHKT48 で良かったなぁと今日改めて思いましたし、みなさんに本当に本当に感謝の気持ちでいっぱいです」と話し、最後は運上さんがセンターを務めた楽曲「君とどこかへ行きたい」を全員で歌い、ステージは幕を閉じた。

【運上弘菜卒業スピーチ(抜粋)】

7年間過ごしてきたHKT48 とのお別れがもう近くなっていると思うとやっぱり寂しくて、自分で決めたことなんですけど、なんだかふわふわとしていて不思議な感じが今しています。
まずはメンバーのみなさん。私はなんでも上手くこなせるタイプの人間ではなかったので、本当にメンバーのみんなに支えられて来たなと思います。そんな私にいつも温かく接してくれてありがとう。
私はセンターになったときに、もっとみんなを引っ張れるような人にならなくてはいけないなと思ったんですけど、自分にはそんな勇気も自信もなくて、そういう役割は同期だったり、先輩のみなさんに任せっきりになってしまいました。頼りない私が前にいたこと許してほしいなあと思います。
でもそんな私はこの温かいメンバーの中じゃないとやってくることは出来なかったと思うので、本当に卒業された先輩を含め、メンバーには感謝の気持ちでいっぱいです。
そしてこの場を借りて、家族にも一言お礼を言いたいと思います。
こっそりオーディションを受けて、福岡に行きたいと言った私を許してくれて、本当にありがとう。
父に会えるのは年に一回ほどだったし、連絡もちゃんとしなかったけど、なぜか私のスケジュールは私以上にしっかり把握してくれていて知らないところで見守ってくれていました。
母は寂しいという私のために、時間をかけて福岡までいつも通ってくれていました。
母が福岡から北海道に戻る日には、気分が落ちてしまう私のために、部屋のどこかにお手紙と北海道からのお土産を隠してくれていて、そんな母の愛情に救われていました。私が頑張る理由のひとつに家族の存在がありました。本当にありがとう。
そして何より、ファンのみなさん。みなさんにはこの時間の中ではお話しきれないほどの感謝でいっぱいです。
加入した頃には、こんなに素敵な最後を迎えられるとは思っていなかったですし、それはファンのみなさんも同じだと思います。
私は最初から選抜だったりとか、前にいたわけではなくて、最初は後列の端からスタートしたので、ファンのみなさんと一歩一歩階段を登っていくことができて、本当に楽しかったです。
不安や葛藤もあったけれど、そうやって一歩一歩を進んでいくと、ファンのみなさんはとても喜んでくださって、そんな皆さんからの喜びの言葉で、魔法みたいに私の不安や自信の無さも吹き飛ばしてくれました。
ファンの皆さんと過ごした時間は、私の人生の中で本当にかけがえのない大切な時間でした。
つらいときも苦しいときも変わらずに応援してくださってありがとうございました。
そして、これからはこのグループで学んできたことを糧に、みなさんからの応援を糧に、自分の力でゼロから一歩踏み出していきたいと思います。
今までのみなさんからの応援にお返しができるような活動を一生懸命していきたいと思っているので、そんな私を見守っていてください。
長くなりましたが、本当に7 年間ありがとうございました。
これからもHKT48 に関わる全てのみなさんが幸せであることを願っています。
本当に本当にありがとうございました。
ここからは感謝の気持ちを込めて、メンバーと一緒に歌いたいと思います。

(c)Mercury

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