【東京女子流インタビュー】約7年ぶりのフルアルバム『ノクターナル』発売 “新しいフェーズに入った”4人のボーカルのカッコ良さに注目
4人組ダンス&ボーカルグループ・東京女子流が6枚目のオリジナルアルバム『ノクターナル』を8月3日にリリース。約7年ぶりとなるフルアルバム発売への思い、そして新曲を中心に楽曲の魅力について、メンバーに語ってもらった。
--まずアルバム発売が間近に迫った今の思いを聞かせてください。(取材時は7月上旬)
庄司芽生「アルバムの制作は久しぶりだったのですが、『アルバムのレコーディングってこんなに怒涛のスピードで進んでいくんだ!』と感じていました。5月4日の12周年ライブでリリースを発表させていただいてから2ヶ月、すごくワクワクしながら過ごしてきたのですが、みなさんに届くまであと少しというところまで来て、ビジュアルが解禁されたり、先行配信、タイアップだとかいいお知らせをたくさんできているのが嬉しいです。ここから、さらにたくさんの方にアルバムを届けられるように、どんどんどんどん自分たちから発信していきたいなと思います。7年ぶりのアルバム、自分たちの今を、ベストのものを詰め込んでいる作品になっているので、ここからもっと頑張っていきたいなと思います」
--現在はリリースイベントも行われているんですよね。アルバム収録の新曲も披露しているんですか?
庄司「はい、先日リード曲の『Viva La恋心』を初披露しました」
中江友梨「緊張してドキドキしていたんですけど、初披露のときって、ファンの方も特に見入ってくれて、そのドキドキ感が私たちにも伝わってきました。振付が大人っぽくてセクシーで、可愛さも兼ね備えているので、表現することがより楽しくて、今までの振付よりも4人で形を作っていって、ストーリーが展開していく歌詞の世界観、振付にもなっています。自分たちが感じたことを、そのままファンの方たちも感想として語ってくれて! “歌い方がこれまでと違う”とか“甘くせつない声で歌っているのがちょっとドキドキする”とか、そういう声をいただけて嬉しかったです」
--この曲をはじめ、歌が大人っぽくて、女子流のボーカルのカッコ良さを堪能できるのは、まずこのアルバムを聴いて感じる印象ですね。
中江「レコーディングでは一人一人録って、最後に全員で聴いてみるんですけど、特に『Viva La 恋心』では、すごく大人っぽい声の出し方だったり、曲に合わせてちょっと甘い声で歌っていて、自分たちでも“こんな声で歌ったことはなかったな”という発見もありました。これから歌っていくたびにさらに変わっていくんだろうなと思い、楽しみです」
--『Viva La 恋心』はミュージックビデオも公開されました。大人の女性の魅力が表れていますね。
新井ひとみ「大人っぽく色っぽい女子流を見てもらいつつ、可愛らしい一面も見れて、おとぎ話から出てきたようなシーンもあり、いろんな面を楽しんでもらえます。個人的に注目してもらいたいのは、みんながベッドで寝ているシーン。動き出すのかどうなのかというドキドキする感じが好きです」
--今日着用しているアルバムの新衣装も印象的ですね。
山邊未夢「今回は“ダークロマンティック”というのがテーマになっていて、キルティングが使われていたり、パールとかラメとかあったりするので、ステージに立って光が当たったときにキラキラキラッとしてて、それが可愛く、また4人ともデザインに個性があり、女の子が見て“あ、どれも着てみたい!”と思う衣装だなと思いました」
中江「ヘッドアクセがそれぞれが違うというのが、今まであまりなかったので、すごく新鮮な感じです」
--『Viva La 恋心』はダンスも見どころですが、振り付けをDA PUMPのKENZOさんが手掛けているのも話題です。
新井「最初、怖い方なのかなと思ってドキドキしました。以前テレビ番組でダンスの指導に厳しく向き合っておられる姿を見ていたので……」
中江「でも実際は優しいお兄さんでした。本当に曲に寄り添ってくださって、女性らしい仕草や動き、ニュアンスもすごく丁寧に教えてくださいました。この曲のことだけでなく、ダンスの知識とか、細かい部分の踊り方やニュアンスのつけ方など教わったことがたくさんあったので、すごく楽しかったですし、めちゃめちゃ勉強になりました」
庄司「表現の仕方をすごく学ばせていただきました。息の使い方の大事さだったり……」
新井「女子流の楽曲は激しいものが多く、真剣になりすぎると、つい息を止めて歌いがちで。“あ、今息してなかった”みたいになって」
--ちょっと力んじゃう?
新井「はい。でも“息をしたほうがリアルな感じの表情が出たりとか、あとダンスの色が出るから、ここは止めるけど、抜くときに、はぁーっと吸ったり……”という感じで、細かいところまでいろいろと教えてもらいました」
--『Viva La 恋心』以外の新曲もこのあとリリースイベントやライブで披露されていくんですか?
庄司「8月13日に行われる『新*定期ライブ』ではアルバム曲を全曲披露します」
--それは楽しみ! もう一曲のリード曲『コーナーカット・メモリーズ』は、ダンサブルでカッコいい楽曲ですね。
山邊「この曲は“ディグダンス”というダンスが見どころです。間奏の部分が長いんですけど、そこでバキバキに踊っていたりだとか、アクロバティックな動きもあるので、ライブで映える一曲になるんじゃないかと思います。曲だけで聴いてもいい曲なんですけど、目でも楽しめる一曲です。フォーメーション移動も激しくて」
新井「一瞬たりとも見逃せないパフォーマンスになっています。ミュージックビデオではクラブの煌びやかな雰囲気の中、いろんなシチュエーションで撮っていて、私たちのオトナな雰囲気が出ている部分もあれば、“イェイ!”ってはしゃいでいる部分もあったりで、見どころがたくさんあると思います」
中江「ポップだし、ちょっと時代を感じる雰囲気で……」
--90年代くらいのクラブカルチャー全盛の?
中江「そう。なんかあの頃の……あの頃といっても知らないんですけど(笑)、あの頃クラブで遊んでいた女の子感があり、私たちもこの感じは経験なかったし、着たことがない衣装ややったことのないメイクだったので、それも新鮮で撮影は楽しかったです」
--アルバムに収録された新曲は、全部で……
庄司「この2曲、そしてIntroも含めると6曲です」
山邊「あとDISC2 には過去に制作された未収録曲が3曲が収録されています」
庄司「未収録曲はライブでもやっていない曲なんです」
--その新曲の一つ『この雨が上がっても』についてもうかがいましょう。
庄司「アルバムを改めて通して聞いたとき、“雨”というワードが出てくる曲が今回結構含まれているなと思ったのですが、その中でもタイトルに“雨”が入っているのがこの曲。キーポイントになっている曲かなと思っていて、わたし的にはみんなの歌い方がまた新たなフェーズに入った印象を受けた一曲で、今回のレコーディング中、自分自身もいろんな自分に出合うことができた期間だったんですけど、それ以上に一人ずつレコーディングして、みんなの声が合わさったのを聴いたときに、“わ、こういう歌い方できたんだ! やられた!”みたいな感じで、メンバーからたくさん感化されたレコーディング期間でした。特にこの曲の“あなたはあなたのままでいいんだよ”というメッセージを、ちゃんと声に乗せて伝えられた、そういう一曲なのかなと思い、そしてメンバーの新たな声色を楽しんでもらえる一曲になってるんじゃないかなと思います」
新井「私も思います。その期間ずっと、一緒にいて最後にみんなで合わさった歌を聴く度に、“あれ、またちょっとテイストが違うな”とか、きっと自分の練習のときに、“こうやって今回歌おうかな”とか曲の雰囲気によって変えてるんだろうなというのがすごく伝わってきました。アルバムを通して聴いてみると、ゆっくりめの曲ってあまりなかったと思うんですけど、『この雨が〜』はその一つであり、ちょっとせつなめだけど、温かみがあるような感じで歌おうと思いました」
庄司「アルバムの構成のなかで、『この雨~』でいったんふっと力が抜けるじゃないけど、いいアクセントになっているのではないかと思います」
--今回の作品、冒頭から女子流のボーカルの新たな魅力を堪能できる構成で、世界観が醸成されているので、拾い聴きではなくCDで頭から通して聴くほうが、よりその魅力を実感できると思います。その中で、『この雨~』は確かにいいアクセント的な存在になっていますね」
山邊「アルバムのいいところって私たち自身もそうだし、聴きやすい感じで構成されているので、きっと、みなさんの耳にすっと入ってくると思います。いったん流れで全体を聴いてもらってからアルバム新曲をじっくり聴いてもらいたいなと思います」
--『フライデーナイト』は冒頭の“ワン、ツー、スリー”のカウントの声からノリノリの一曲ですね。
山邊「最初のカウントは友梨の声です」
中江「あの声、何度聴いても“私こんな声してたっけ⁉︎”と思います(笑)。この曲はテンションをアゲアゲで収録した曲で、歌うのに体力が必要だし、歌いながらずっと頭が回っている感じ。スピード感のある中に歌詞がぎゅっと詰めこまれた曲になっているので、全部通して聴くと楽しくて、アゲアゲな曲になっているんですけど、レコーディングしているときは神経を一番使ったかもしれません。テンションが上がるし、特に夜に聞いたら楽しくなる曲だなと思いました。冒頭のカウントもそうだし、サビの部分、あとラップも入っていて……。4人全員がはっちゃけて、テンションアゲアゲな曲ってあんまりなく、『Reborn』や『光るよ』のようなテンションの高い曲ともまた違って、オトナな夜を楽しむ、オトナの女性のテンションが高い曲という感じになっています」
庄司「とても耳に残る曲です!」
山邊「振りもまだ完成していないんですけど、いい意味で崩せる曲かなと思います。この曲でいつかやりたいことがあって、大きな会場でライブができたときに後半で、“ずっと~”のところでパーン!って銀テープが飛び出して、パーティみたいな盛り上がりにしたいです」
新井「楽しそう!」
山邊「みんなで何もかも忘れて、この曲で踊ろうみたいな感じで盛り上がりたい!」
中江「いいね、パーン!って飛ばしたい!」
新井「女子流の応援をしてくださる方で、お仕事や学校で忙しい日々を過ごしている方も多いと思うんですけど、金曜日にこの『フライデーナイト』を聴いて、“もうすぐ女子流に会える!”と思ってほしいです」
--週末に“新*定期ライブ”があるときとかね。
新井「金曜日に向けて徐々に音を大きくして。月曜日は聴こえないくらい小さな音でいいんです。やっぱり月曜だとまだ緊張感があるじゃないですか。毎日徐々に上げていって、そして“金曜日だぁー!”って感じで大音量で聴いてもらいたいです」
--ご近所迷惑にならない程度に(笑)。
中江「あと、この曲は言葉数が多いので、特にリズム感を大切にして歌った曲でもあります」
--そして、もう一曲『僕は嘘つき』。
山邊「今回の新曲全部いい曲なんですけど、一番大好きで、初めて聴いたときから、“はい、好きー!”って思いました」
--出た、未夢さんの“直感「好き」”! 今年発売のシングル『days ~キミだけがいない街~』もそんな感じでしたね。
山邊「はい。曲調はすごくせつないんですけど、楽しくレコーディングできました。一番がひとみと友梨がメイン、二番が私と芽生がメインで、一人ずつの歌が長く、歌声をじっくりと楽しめる曲になっています。この曲はシングルの『ストロベリーフロート』を相手の男の子の目線の歌詞になっているんですよ」
--年下男性との恋の終わりの情景を描いた楽曲ですね。
新井「聴いていただくと、“歌詞がつながってる!”って思えるところがたくさんあるので、どこがつながっているか歌詞もじっくり聴いてもらいたいです」
--ひとみさんは歌うにあたって曲の世界にすんなりと入れましたか?
新井「この曲、歌うのがかなり難しかったです。男性目線の歌詞ということで。普段だと女性目線の歌詞が多いので、“あれ、これってどういう意図でとらえたらいいんだろう”って。感情を表現するのに難しかった楽曲で、“おお、試練来た”という感じで(笑)」
中江「ひとみは女の子の登場人物への感情移入はすごくするタイプなので、今回“女の子の意図がわからない男の子”の気持ちを歌っている歌詞で、そこでひとみの中で矛盾、“え、そうなの?”という感情が生まれていると思います」
新井「“え、そういう感じで思ってるの?”“ん?”みたいな部分が多くて」
庄司「私はわりと落とし込めたかな。『ストロベリーフロート』もストーリーを自分の中で落とし込めたところがあったので、でも、『僕は嘘つき』で“あ、実は男性はこうだったんだ”と気付いたところでちょっと切なくなりつつ、自分的にはそこの違和感とか、ちょっとしたズレもあまりなく、気持ち良く歌えたなと思います」
フルアルバム発売までの7年間について語ったインタビュー後半(8月3日更新予定)につづく
東京女子流(とうきょうじょしりゅう)
山邊未夢(やまべ・みゆ)●1996年6月24日生まれ、千葉県出身。
新井ひとみ(あらい・ ひとみ)●1998年4月10日生まれ、宮城県出身。
中江友梨(なかえ・ゆり)●1997年6月28日生まれ、大阪府出身。
庄司芽生(しょうじ・めい)●1997年7月2日生まれ、山形県出身。
2010年に結成され、シングル『キラリ☆』でデビュー、今年結成12周年を迎える。
<Viva La 恋心>MV衣装協力
SHIROMA
TELOPLAN
Sui
ニューアルバム『ノクタール』は8月3日にリリース。
購入はこちらから
20220803東京女子流「ノクターナル」パッケージ予約サイト
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【東京女子流 OFFICIAL WEBSITE】
https://tokyogirlsstyle.jp/
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https://www.instagram.com/tokyogirlsstyle/
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東京女子流 – Viva La 恋心 (Official Music Video)
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