【SUPER☆GiRLSインタビュー2】コロナ禍でも奮闘 2020年のスパガの“流行語大賞”と“漢字一文字”は?
アイドルグループ・SUPER☆GiRLSが23日、CDデビュー10周年を記念した初のオールタイムベストアルバム『超絶少女☆COMPLETE 2010~2020』をリリース。今回もリーダーの渡邉幸愛さん、阿部夢梨さん、長尾しおりさん、金澤有希さん、樋口なづなさんが登場。コロナ禍に見舞われた中でのスパガの1年を振り返るとともに、昨年に引き続き“スパガ新語・流行語大賞”“スパガの1年を漢字一文字で”も挙げてもらった。
★オールタイムベストアルバムの内容について詳細に語ったインタビュー1
--新型コロナウィルス感染拡大の影響でSUPER☆GiRLSも10周年記念ライブが中止になるなど十分な状態で活動できない日々が続きましたが、どんな思いで活動していましたか?
渡邉幸愛「自粛期間って本当に一人だなって気持ちになってしまって、当たり前にあったライブがなくなって、こんなに悲しくて、自分が何のために頑張ってるのかわからなくなったときがあって、どうしたらいいんだろう?と思っていました。でも誰も悪くなくって、気持ちが迷子になったときもあったのですが、それでも“スパガWEB祭り”などの企画を通して、できることをやりたいと思えるようになってきました。私たちは4月くらいから配信企画をやっていて、8月には個人的に毎日なにかしらの配信かもしくはブログを更新すると決めていました。ファンのみなさんに会えない時間も身近に感じてもらいたいなと思って、途中からはすごくポジティブな気持ちになりました」
--リーダーということで、こういうときだからこそ自分の行動で周りを鼓舞しなければという思いもあったのかもしれませんね。
渡邉「はい。これからも引き続き頑張りたいと思います」
長尾しおり「その時期はメンバーそれぞれで配信したり、リレー配信で時間をずらして順番に配信したりしていました」
--そういえば、長尾さんはその時期並行して「制コレ‘20」にも挑戦していましたね
長尾「自分は人と競うのがあまり得意ではないので、これまでそういうのを避けてきたのですが、今年は新しい挑戦をする1年にしたいと掲げていたのもあったので、挑戦しました。でもいざ蓋を開けたら、すぐに自粛期間に入ってしまって、気分が落ちちゃうところもあったし、ファンの人ともコミュニケーションをとれる場がなくなってしまって、そういう環境の中でファンの人は応援してくれるのかすごく不安だったのですが、本当にたくさんの方が協力してくださいました。また夢梨と一緒にソロ写真集を出させてもらうことになったり、舞台(7月〜予定『商店街グランドリオン』)は結局中止になってしまったのですが、稽古で演技を学ぶことができたり、1年間でいろんなことを学べたかなと思います。会えない中でも応援してくださった方により一層感謝したいです」
金澤有希「私は全国ツアーをやりたいと言ってたし、やりたいことはいろいろあったのですが、それができないもどかしい気持ちと、不安な気持ちにもなって、これからどうやって進んでいくのだろうと思いました。自分の中で“アイドル設計図”みたいな計画があったので、それが崩れてしまったのは大きくて……。ありがたいことにシングルを発売させていただいたり、配信でファンの方とコミュニケーションをとる機会が多かったり、自分を見つめ直す機会になったし、通常の活動の中ではこんなに多く配信をできなかったから、振り返ると決して立ち止まってはいなかったなと、この期間だからできたことがあったなと思います」
樋口なづな「私自身、自粛期間は『明日を信じてみたいって思えるよ』の歌詞に励まされていました。またSHOWROOMで“カラオケ100曲チャレンジをして、達成できたらソロライブができる”という企画をやったのですが、ファンの方と一緒の会場にいるような思いでした。中には全曲見てくださった方もいたり、この配信で私をみつけて、それがきっかけでファンになってくださった方もいたり、新しい出会いとともに、今まで応援してくださった方との絆も深まったのでいい機会になったのかなと思います」
--メンバーが合流して活動を始めたのはいつから?
渡邉「6月12日の配信番組で初めて合流しました。それまでも『明日を信じてみたいって思えるよ』のレコーディングやジャケット撮影もあったのですが、時間をずらして一人ずつやったので……」
--それから約半年ですね。
渡邉「はやい! あっという間でしたね」
長尾「もう今年終わっちゃうんだよ」
--今年も終わり、といえば、昨年末のインタビューでは『スパガ新語・流行語大賞』を選んでもらいましたが、今年も年末にインタビューする機会に恵まれたので、ぜひ!
阿部夢梨「それは『ちゃも』と『ぽよ』ですね」
--なにそれ?
長尾「私の言葉です」
--どういう意味?
長尾「会話の中で突拍子なく『~ちゃも』と言ったり『~ぽよ』と言ったりしています」
阿部「やばい奴じゃん(笑)」
長尾「語尾に『ありがぽよ』『ありがちゃも』と言ったり、自分のそのときの気分で使っています」
阿部「いや、私は絶対に言わないです! 周りのみんなが影響を受けて言ってるんですけど、私は絶対言わない!」
長尾「みんな言ってくれます。普段友達との会話でも『ばいちゃも~』といったり」
渡邉「使っちゃってるんだ(笑)」
--夢梨さんは使わない?
阿部「使わない!」
長尾「なんで使わないの~?」
阿部「『~ニスタ』のほうが使うかも」
--『~ニスタ』は昨年の後半くらいから流行りだしたって言ってましたね。
長尾「それ、長くない?」
--スパガ内でもうスタンタードな言葉になったのかも。
長尾「でも、それ夢梨しか言ってないよ。『~ちゃも』と『~ぽよ』は最近マネージャーさんも言ってます」
--昨年は「~ニスタ」がみんなの間で流行ってるという話でしたが……。
阿部「今ではそれを言うのは私だけになりました。今はマネージャーさんまで『~ちゃも』『~ぽよ』になってしまって(涙)」
--「ちりん」は?(※注……メンバー内での金澤さんの呼び名。「ゆうきりん」→「きりん」→「ちりん」)
長尾「それはもう当たり前になってしまった。普通にニックネームの一つになってます」
金澤「マネージャーさんもそう呼んでくれるときもありますし、びっくりしたのは、スパガになってからあまり関わりなかったアイドルさんからも『ちりんさん』と連絡してくれたり、いつのまにか公式サイトにも書かれるようになったり(笑)」
--最初に言い出したのは?
金澤「なづ(樋口)で、公式化されたのもこの子のせいなんです。もはや私の名前が全然入ってないじゃないですか(笑)。でも最近人と違う呼び方で呼びたいからと、お友達とかに『ゆうきちゃん』って言ってるみたいなんです。本人に呼んだことないのに、裏でそう呼んでるみたいなんです」
長尾「それ、彼氏づらじゃん(笑)。怖い怖い」
阿部「恋人のつもり?(笑)」
長尾「付き合ったら面倒くさいタイプだよ(笑)」
--やっぱり自分は金澤さんの特別な存在でいたい?
樋口「そうですね。なんかみんな『ちりん』って呼び出したから、それがちょっと悔しかったので」
長尾「何言ってんの、自分から言い出したくせに」
--ということで、今年の新語・流行語大賞は「ぽよ」「ちゃも」かな。あと今年のスパガを漢字一字で表すと?
渡邉「なんだろう……あ、『繋』かな」
--前向きでいいですね。
渡邉「ファンの人と離れていることが多かったので、遠距離恋愛しているような気持ちで、本当にこの繋がりがなかったら今年は乗り越えられなかったし、私たちもたくさん支えてもらったので、この“繋がり”に感謝かなと思います」
--最後に、改めてオールタイムベストについてメッセージを。
渡邉「今回のアルバムはスパガ10年間のシングルがすべて収録されているほか、豪華盤のDisc.3には今のメンバーが、シングルじゃなく自分たちの好きな曲、歌いたい曲を収録しています。こんなふうにスパガの10年間がギュッとつまっていて、今まで応援してきてくださった方にはじっくり聴いてほしいですし、逆にこのアルバムから始めるというのもアリだと思うので、“今更スパガ!?”と思わず、ここからスパガの11年目をともに歩んでもらえたら嬉しいなと思います!」
SUPER☆GiRLS
2010年に行われた『avex アイドルオーディション 2010』のファイナリストを中心に結成。同年にアルバム『超絶少女』でメジャーデビューした。2018年には初の一般公募のメンバー募集『SUPER☆GiRLS 超オーディション!!!!』を開催、7名が加入。2019年1月に渡邉幸愛が5代目リーダーに就任、”SUPER☆GiRLS 第4章”がスタートした。2020年は10周年イヤーとしてさまざまな催しを実施。12月22日には「SUPER☆GiRLS 10周年LIVE~ありがとうが止まンないっ!~」を神奈川・Zepp Yokohamaで開催する。
渡邉幸愛(わたなべ・こうめ)1998年3月17日生まれ、宮城県出身。2014年2期メンバーとして加入。5代目リーダー
阿部夢梨(あべ・ゆめり)2002年7月29日生まれ、石川県出身。2016年3期メンバーとして加入。
長尾しおり(ながお・しおり)2003年11月9日生まれ、岐阜県出身。2016年3期メンバーとして加入。
金澤有希(かなざわ・ゆうき)1993年5月1日生まれ、北海道出身。2018年4期メンバーとして加入。
樋口なづな(ひぐち・なづな)2001年8月28日生まれ、静岡県出身。2018年4期メンバーとして加入。
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