制服向上委員会、結成25年生誕祭の“前夜祭”的ライブ OGゲスト3名も参加し盛り上げる
アイドルグループ・制服向上委員会が27日、『制服の日』定期コンサートを都内にて開催。今年グループ結成25周年の同グループ、9月に開催される“生誕25年祭”に向けてのコンサートという位置づけで、約1400曲のレパートリーの中から、2003年から現在までの曲を披露した。
このライブシリーズ、先月は1993年のデビューから2003年までの楽曲を2公演に分けて披露したが、今回の一公演目は『2003年から2010年のSKi』と題し、リーダー 野見山杏里さんとメンバーのレイさんの現役二人に加え、ゲストとしてOGメンバーの星川りりかさん、加藤祐奈さん、齋藤優里彩さんも参加、5人でのパフォーマンスとなった。
中でも加藤さんは卒業後8年ぶりに同グループのライブに参加。それでもまだ22歳というから驚きだ。加藤さんはブランクを感じさせないパフォーマンスを見せ、「久しぶりでも結構身体が覚えているものですね」と微笑んだ。またリーダーの野見山さんは、3人の先輩をバックにメインボーカルを務めた際、「すごい緊張感。ドキドキしながら歌いました」と苦笑いしていた。
2003年から2010年までは、制服向上委員会が一時活動休止する期間があったり波乱万丈だった時期。『おばあちゃんが好き』『初めてのデート』といった可愛らしい楽曲から、『理想と現実』『ALIVE』といったメッセージソングまで幅広い楽曲を披露した。
続く二公演目は『2010年から2017年のSKi』と題して、現役の二人と、引き続きOG・齋藤さんと3人でのステージとなった。この期間は2011年の東日本大震災を経験し、グループが“脱・原発の”活動を大きく展開していった時期。
『STOP!STOP!STOP!』を皮切りに、『金目でしょっ!』『脱原発を目指して』『会津磐梯山』『PROTESTER』など、この時期を反映してメッセージソングが目立つセットリストとなった。また発売されたばかりのニューアルバム『おめでとう!!』から『ふざけるな!ヨッパライ運転』なども披露した。
前回のシリーズライブ前半(1992年~2003年楽曲のライブ)と比べると、メッセージソングの色が濃くなったり、曲のバリエーションが幅広くなった印象だが、楽曲のクオリティの高さは共通しており、その持ち味を改めてファンにアピールするライブとなった。
なお、制服向上委員会の『祝!生誕25年祭公演』は9月23日(土・祝)に東京・府中市市民活動センターブラッツ・バルトホールにて開催される。
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