“キャンパスクィーン”が交通安全・防犯をアピール 鑑識体験や白バイ試乗も

アイドルユニット/グループ
新宿警察署「警察官採用・交通安全・防犯キャンペーン」より
新宿警察署「警察官採用・交通安全・防犯キャンペーン」より

現役女子大生ミスコンユニット“キャンパスクィーン”の8名が14日、新宿駅西口で行われた新宿警察署「警察官採用・交通安全・防犯キャンペーン」に登場した。2016年のミスコンを中心とした新人キャンパスクイーンの彼女たちにとって、この様なイベントへの出席はほぼ初めての経験。緊張した面持ちを見せつつも、フレッシュな笑顔を振りまきながら、白バイ試乗や鑑識体験に挑戦し、街行く人々に交通安全・防犯を呼びかけた。

この日、登場したのは錦亜季実さん(獨協大学)、小太刀瑞姫さん(洗足学園音楽大学)、笹田華純さん(明治大学)、加賀優季さん(白百合女子大学)、松野怜奈さん(白百合女子大学)、益山慧子さん(早稲田大学)、小久保佑香さん(獨協大学)、小倉日南子さん(実践女子大学)の8名。

最初に代表して挨拶に立った錦さんは「サイバー犯罪や悪質な商法で被害に遭われている方は12万件を超えています。私はこの数字を聞いてビックリしました。ここにいるみなさんも、私たちも含めて誰でも犯罪に遭う可能性があるということを実感しました。このイベントを通して、関心を高めていただけたらと思います」と語った。事前に錦さん自身がこのイベントのために“予習”したとのことで、この挨拶には現場の警察関係者も「素晴らしい! そこまで調べてくださって」と驚いた様子で「ぜひ警察官になってほしい!」との声まで上がっていた。

小太刀さんが鑑識体験で、鑑識係の警察官の指導を受けながら指紋採取を実践。また笹田さんは大きな白バイにまたがった。体験を終えて小太刀さんは「初めて体験させていただき、人間の手から出る脂と鉄の粉が、指紋採取をする上でピッタリだと教えていただきました。私のような素人がやるのと、普段からやられているプロの方が行うのではまったく違っていて、職人技なんだなと実感しました」と語る。

長い手脚を使って颯爽と白バイにまたがっていた笹田さんは意外にも「そもそも私はバイクに乗るのも初めてで、どういう構造かもわからなかったんですが、目の前に画面があり、走行している車の速度など測定する機能などが付いていて驚きました。私は車を運転するので、止められないように気をつけようと思いました(笑)」と語り、見学者や警察関係者からは笑いが起きていた。

その後、8名は、暗い中でも車に存在を知らせる反射板やウエットテッシュなどを行き交う人々に配布し、交通安全・防犯を訴えた。彼女たちにとっては初めてのイベントとなったが、寒さ中でも多くの人々が足を止め、彼女たちの言葉に耳を傾ける姿が見られ、すべての配布を終えると8名は一様に笑顔を浮かべていた。

イベントを終え「寒い中、足を止めてくださりありがとうございました」(加賀)、「交通安全を通してみなさんと触れ合えてうれしかったです。ありがとうございました」(益山)といった感謝の言葉や「改めて交通安全大切さを感じる機会になりました」(小倉)、「これからも気をつけていきたい」(松野)といった感想を口にしていた。