アイドルグループ出身で現在は女優として活躍中の石川花音さんが3日、最新DVD『カノン』(竹書房)の発売記念イベントをソフマップAKIBAアミューズメント館にて開催した。
石川さんのファーストイメージ作品は、整った顔立ちと気品ある雰囲気を持つ彼女が、クラシックバレエで培った表現力を活かし、グラビアで華やかに魅力を放っている。イベントに先立つ取材会では、初のグラビア挑戦の背景や作品の魅力、そして今後の目標について語った。
ファーストDVDの発売に至ったきっかけを問われると、「事務所からグラビアのお話をいただいて、色々考えた末に挑戦しようと決めました」と明かした。27歳という年齢も決断の要因だったといい、「20代のうちに新しいことに挑戦したい、30歳までに自分を磨きたいという気持ちがありました。グラビアをすることで自分を表現する機会が増えるかなと思い、挑戦しました」と語った。
撮影は2月の頭に都内で実施。初日はレンタルルームを模した家の中で、2日目は学校を舞台に行われた。作品のテーマは「学校」で、石川さんは「生徒役と先生役の両方を演じました。最初はおとなしい学生から、徐々にセクシーな先生まで、幅広い役柄を演じました」と説明。クラシックバレエや楽器演奏の経験を活かし、「動きや表情に自分のバックグラウンドが詰め込まれた作品になった」と振り返った。
お気に入りのシーンについては、まず、黒いニットの衣装で演じた先生役。「今まで着たことのない衣装で、グラビア自体が初めてだったので新鮮で楽しかった」と笑顔で語った。次に、競泳水着とレオタードのシーン。「バレエをしていたのでレオタードには馴染みがあるけど、こんな水着は初めて。着る機会がなかなかない衣装で印象に残っています」とコメント。最後に、紫の水着にクマ耳を付けたシーンは、「清楚な学生が周りの影響でギャルJKの服を着せられるという設定。普段の自分とは違う雰囲気が楽しかった」と語った。
ファンの反応にも触れ、「SNSで『どの衣装が好き?』と聞いたら、白い水着が一番人気でした。ファンの好みを知れて新鮮でした」と笑った。作品の出来については、「初めての挑戦で緊張もあったけど、120点!」と自信を見せた。
一方、苦労した点については、「水着やこういう衣装で人前に出るのが初めてだったので、どう動けば綺麗に見えるか、その場で試行錯誤しながら撮影しました」と明かした。グラビアはこれまで未経験だったが、アイドル活動の経験はあるものの、「動く映像での表現はまた違った挑戦だった」と振り返った。
現在、演技を中心に活動中の石川さんは、「今は舞台のお仕事が中心ですが、映像作品にも挑戦したい」と意欲を見せる。グラビアについては、「まだ始めたばかりでわからないけど、有名なグラビア誌に出られるようになりたい」と控えめに目標を語った。自身の魅力については、「足」と即答。「大学時代から友達に足が長いと言われていて、ファンの方にもよく褒められるので、自信を持っています」と笑顔を見せた。
今後の予定としては、6月に初主演舞台『今どきの運命のシンデレラ』への出演を挙げた。「婚活がテーマの作品で、ヒロインを演じます。周りで結婚する友達が多い中、自分と重なる部分がある役なので、ぜひ見に来てほしい」とアピール。プライベートでは「結婚の予定はまだない」と笑いながら付け加えた。
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