小桃音まい 100万エールとともにソロ最後のTIFのステージへ

小桃音まい

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8月14日にソロ活動を休止するアイドル・小桃音まいさんが、TIFへの出演権を賭けたDMM.yellとTOKYO IDOL FESTIVALとのコラボ企画で行われていた投票形式のコンテストで、1週間で100万yell(DMM.yellの応援の指数)を超える驚異的な数字を獲得し、7年連続となるTIF出演を勝ち取った。

2010年からはじまった世界最大のアイドルフェス「TOKYO IDOL FESTIVAL」は、2009年からアイドル活動を開始した小桃音まいさんにとって、一緒に歴史を歩んできた思い入れのあるイベント。2010年の第1回から、ソロ以外でも限定ユニットなどとして連続出演していたものの、今年2016年は出演が非常に困難を極めた。段階的に発表されていく出演者のリストに小桃音まいさんの名前はいつまでも掲げられず、もはや希望は絶たれたかと思われた。

その中でDMM.yellの企画に最後の望みを賭けて参加した小桃音まいさんは、Twitterなどで「ソロ最後のTIFにどうしても出たいです。こんな形でお願いするのはとてもつらいですが、皆さん力をかしてください」とファンに呼びかけた。

その知らせには「ソロ活動を発表したこと」よりも多くの反響があったという。『なぜ、まいにゃがTIFに出られないのか?』『まだ決まっていなかったとは思ってもいなかった』『雨が降るからか?』というアイドルファンからのつぶやきをきっかけに、 #まいにゃのいないTIFなんて というハッシュタグが次第に拡散していった。

企画スタートする前日のアイドル甲子園では「#まいさんにゃのいないTIFなんて」フライヤーを小桃音まいさん自らが1000枚近く配布、また企画期間中には、お台場のTIF会場に行きポーズを決めた写真を公開するなど、精力的に活動した。

その様子を知り、同じアイドル仲間や関係者からも『絶対TIFで会いましょう』『まいにゃさんは私の憧れです。TIFで会いたいので私たちのファンの皆さんも応援して下さい』という応援が広まっていった。中には、同じDMM.yellに参加していながら、「今回は、私の替わりにまいにゃさんに投票してください」と呼びかける、アップフロント関西所属のLovelys!!!!のメンバーの姿もあった。

小桃音まいさんは「こんなに愛されていたことを、まもなくソロ活動が終了する今、こんな形で強く感じることになるとは思わなかった。TIFに感謝ですね」と語った。さらに「必ず出演し、最高のステージを魅せます。活動休止となる8月14日のまさに9日前というステージ、もしかしたら見てもらうのが最後になる人も大勢いるかもですが、その方達にファイナルの恵比寿リキッドルームに来たいと思わせるステージを必ずします。」と力強く意気込んだ。

もともとユニットの祭典ということでスタートした「TOKYO IDOL FESTIVAL」は、当初はソロとしての小桃音まいさんの出演は叶わなかった。2010年は「DokiDoki☆ドリームキャンパス」の特別転校生として、2011年は桃知みなみらと「ぱんだねこ～ず(仮)」という企画ユニットとして出演。

2012年には、Twitterなどで小桃音まいさんの出演を望む声が届いたのか、やっと念願のソロとしての出演を果たし、迎えた2013年。念願のスマイルガーデンに出演も、1曲目の晴れソング「Oh,my Sunny Day!!」の1コーラスで豪雨、雷雨の為、野外ステージが中止になってしまった。いつもは「雨女」をネタにされても笑って答える小桃音まいさんだが、この日ばかりは控室まで号泣して戻って行き、関係者がかける言葉も耳に入らない様子で、周りに気にもせずひたすら泣いていたという。翌日行われた振替の夜のスマイルガーデンでのステージでは2000名もの観客が集結。ペンライトが輝く中、ノンストップメドレーで観客を魅了した。

雨女として注目を浴びた小桃音まいさんに、期せずして、ソロブームが来ると言われてた2014年。その年のTIFは第1弾として記者発表にも登場。晴れたスマイルガーデンでリベンジを果たしたり、ENCORE STAGEに登場するなど、主要な立ち位置での役目を果たす。

迎えた2015年。ソロブームが終息していく雰囲気の中、6年連続の出演が決定。小桃音まいさんは「1年でここまで変わるかというくらいソロの難しさを感じた」とコメントしている。

ソロ活動の休止を発表した2016年。これまでにない多くの愛情を背に出演する小桃音まいさんソロとして最後のTIF。出演は8月5日(金)のガンダム前の野外ステージだ。ひそかに雨も期待しつつ、集大成のライブを是非期待したい。