つばきファクトリー 福田真琳、初の写真集『MARINE』「自己採点は100点」故郷長崎で自然体披露

つばきファクトリーの福田真琳さんが24日、秋葉原・書泉ブックタワーで行われた初のソロ写真集『MARINE』発売記念イベントに登場した。

21歳の誕生日を迎えた10月18日に発売された本作は、福田さんの出身地である長崎県を舞台に、シネマティックな世界観で彼女の透明感や純粋な眼差しを捉えたアート作品となっている。編集長を菊池亜希子氏、撮影を新津保建秀氏が務めるなど、各界の著名クリエイターが集結して制作された。

福田さんは、「いつも応援ありがとうございます。今回初めての写真集を出させていただくことになりました。お話をいただいた時、私でいいのかなと一瞬思いましたが、菊池亜希子さんをはじめスタッフの方々となら挑戦してみたい、やりたいですとお返事しました」と、写真集制作への経緯を語った。

故郷での撮影について、「長崎の懐かしい風景の中で、スタッフの皆さんのやさしさに包まれ、心から安心して撮影を楽しむことができました。波佐見町や長崎市内、教会を巡る中で、幼少期や学生時代の大切な思い出が心に浮かんできて、とても印象深い撮影になりました」と振り返った。

また「お化粧もネイルも知らなかった原点の私がいます。ちょっと照れちゃいますが、みなさんに手に取っていただけたら幸いです」と写真集をアピールした。

写真集の話が来た時の心境について、「こんなに素晴らしいクリエイターの皆様と写真集を作るお話をいただいたときは私で務まるのかなという心配な気持ちが大きかったのですが、クリエイターさんの目線で私を素敵に表現してくださったので、このような機会をいただけてすごく嬉しかったです」と感謝の気持ちを述べた。

撮影中のエピソードとして、「クリエイターの皆さんとご飯を食べたり、すごく温かい雰囲気でロケができました。古本屋さんのショットがあるのですが店主の方とお話をしたりお掃除のお手伝いもして、地元の方と交流しながら撮影ができたことがすごく思い出に残っています」と紹介した。

ロケ撮影について、「ロケ地は全部で7か所ぐらいで、行ったことがなかった長崎のスポットにも行きました。結構ハイペースでいろんなところをまわりましたが、ゆったりした撮影だったので自然体の私でいられました。気持ち的には長崎を観光している気分で撮影に挑めたかと思います」と明かした。

写真集のページに挟まれた“青い紙”については、「私が行ったそれぞれの土地で書いた日記のようなもので、実際にその場所に行った後にすぐ書いたりしていて、思い出やそこで感じたことを記したものになっています」と説明した。「どのような感じで写真集に入り込むのか想像できていなかったのですが、出来上がりを見た時はとても素敵に仕上げてくださっていて嬉しく思いました」と出来栄えに満足した様子を見せた。

撮影前の準備として、特技であるバレエについて「公会堂でトウシューズを履いての撮影のためにもう一回トウシューズを履きなおすということをしました。高校2年生以来、バレエにあまり触れていなかったので、上京して初めてもう一度バレエに向き合う時間を作って準備が出来たかと思います」と述べた。

また、「極端な食事制限はしなかったのですがジャンクフードを控えました。佐世保バーガーを食べるショットがあるのですが、すごく久しぶりに食べるジャンクフードで、満面の笑みにも注目して欲しいです」と笑顔で語った。

メンバーからの反応については、「豫風瑠乃さんに見てもらったとき、『マリリンのいいところがたくさん出ているね。すごく儚くて良い』という言葉をもらいました」と明かした。また、Juice=Juiceに所属する有澤一華さんからは「フランス料理のコースを食べ終わった後みたいな満足感がある」との感想があったことを紹介し、「私も個人的に、物語を読んでいるような気分で見ていただきたいと思っていたのですごく嬉しかったです」と喜びを示した。

21歳になった心境について、「20歳から21歳になって、大きく変わったことは個人的にはあまりないのですが、この活動をしていると年々すごく自然体のありのままの姿をファンの方に愛していただいているというのを感じる機会が多いです」と述べ、「21歳も変に構えることなく、自然体の自分をこの活動を通して発信していけたらいいなと思っています」と抱負を語った。

今後挑戦したいことを尋ねられると、「グループに加入して約4年目になりますが今年は地元に関われる機会がすごく多かった年だなと思っていて」と省みながら、「（出身地である長崎県の）『波佐見町ふるさと大使』に任命していただいてから長崎で撮影できたりしたので、これからもっと長崎にたくさん恩返ししていきたいと思います」と語った。

さらに「ファンの方々も私にしかできないお仕事が決まるとすごく喜んでくださるので、自分にしかできないようなことを確立していって、たくさんお仕事に繋げていけたらいいなと思っています」と意気込んだ。

グループとしての目標については、「私の意見にはなってしまいますが、やっぱり大きな舞台にファンの皆さんを連れて行きたいという思いはずっと変わらずあります。Hello! Project の先輩方で横浜アリーナに立たれているグループがすごく多いイメージがあって。私は横アリに立ちたいとずっと思っています」と大きな目標を掲げた。

最後に、写真集について「ステージに立っている私とは違う自然体な表情にも注目してほしいのですが、その場で感じた音や長崎の美しい光の当たり方だったり1枚1枚に物語があって雰囲気が異なる世界観がつまっているので、風景や光、音、水などすべてに注目して見ていただけたら嬉しいです。本当に素敵な写真集を作っていただけたので自己採点は100点です！」と自信のほどをアピールした。