浜辺美波、『25』歳記念の写真集

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8月28日に25歳の誕生日を迎える女優の浜辺美波さんが24日、東京・SHIBUYA TSUTAYAにて開催された、自身の最新写真集『25』(ニジュウゴ)の発売記念会見に登壇した。

本作は、2021年に発売された『20』以来約4年ぶりとなる写真集で、浜辺さんの25歳の節目を記念して制作された。撮影は、浜辺さん自身が以前から訪れたいと望んでいたオランダのアムステルダムで行われた。写真集には、風車や水路といったオランダならではの美しい風景の中での姿のほか、街で自由に買い物を楽しむ様子や、自身初となる“すっぴん”での撮影カットも収録されている。

会見に登壇した浜辺さんは、完成した写真集を手に、発売を迎えた心境を語った。「今回も構成であったり、どういう写真を表紙にするかなど、みんなで悩んで決めていたので、無事に完成した時は本当にホッとしました。お手元に届いた皆様に『すごく素敵だったよ』ってお声をたくさんいただいたので、とても嬉しいです」と、安堵の表情を見せた。

周囲からの反響については、「家族はこれからメッセージ付きで送ろうと思っているので、まだ見ていない」と明かしつつ、友人からは早速メッセージが届いたという。「何人か買ってくれた子がいて、『すごく努力を感じた』『すごい頑張ってるから自分も頑張ろうと思えた』とか、そんなメッセージをもらって。すごく体を鍛えたとかいうわけじゃなかったけど、日頃の生活が表に出ている写真集になったので、褒めてもらえてすごく嬉しかった」と笑顔で語った。

本作は「25歳」という年齢が大きなテーマ。「二十歳の時に『20』を出して、今回も25歳ということで『25』を作ることになりました。この年齢だからこそのものになれたらいいなと思って、25歳の自分をプロの皆様に最大限演出していただきました」とコンセプトを説明。「自分自身もあまり背伸びしすぎずに、等身大の自分もたくさん収められたらいいなと思っていて。今の自分がいる最大限を引き出していただいて、自分も今できる最大限を写真に収めていただけたらいいなという気持ちで臨みました」と撮影への思いを振り返った。

自身初挑戦となったすっぴん撮影。表紙にも採用されたその一枚のために、特別な準備はしたのだろうか。「お散歩程度の運動は心がけてやってはいたんですけど、激しい運動などはあまりせずに臨みました」と明かし、特に力を入れたのはスキンケアだったという。「飛行機でオランダに向かう際は、乾燥がとにかく大敵なので、飛行機の中でもパックで保湿をして、日焼け止めを塗ってと、気をつけて臨みました」とプロ意識をのぞかせた。

撮影地にオランダを選んだ理由には、意外な縁があったという。「朝ドラ(『らんまん』)中、所作指導に入ってくださっていた先生が、一年の半分をオランダで過ごされている方で。オランダの街はすごくお花畑もきれいで、ご飯も美味しいし、のびのびしていて、もし時間があったらぜひいらしてくださいね、というお話をしてくださったことがあって。そこからオランダはすごく気になっていたので、もし行けるならオランダで撮影をしたいな、と思うきっかけになっていました」と秘話を明かした。

実際に訪れたオランダの印象を「本当にきれいな街並みで、空気も本当に澄んでいて、お仕事だけどリラックスできて、いい決断だったなと思います」と語り、撮影中の思い出深いエピソードとして、スタッフとの「中打ち上げ」を挙げた。「中日に次の日が雨になるってなって、お休みにして、その前日の夜にみんなで中打ち上げに行こうってなりまして。そこでオランダの美味しいご飯とチーズとお酒を飲みに行ったのがすごく思い出に残っています。チーズが美味しいんですね!感動しました。ホテルの部屋で食べるようにもいっぱいチーズをお店で買いましたし、それが楽しかったです」と、充実した滞在を振り返った。

前作『20』の撮影から約4年。自身の変化について問われると、「もちろん見た目の変化は結構あるなと思います。顔つきも違うし、似合う服のラインも変わったなって感じました」と外見の変化を語る一方、内面の成長も実感しているという。「何に対しても余裕を持って、リラックスできているような気がします。タイトだし、いいものを残したいっていうすごく強い思いはあるんですけど、その中で自分の中で焦りすぎないで、余裕を持って向き合えるようになってきたなと。それは写真集だけじゃなくて、他のお仕事にも、自分の中で焦りすぎないで向き合えるようになってきたかなって思います」と語った。

一方で、変わらない部分については「『20』の時とほぼ同じスタッフさんたちと行かせていただいたんですけど、もうずーっとケラケラ笑ってたなって思います。撮影じゃない時に、もうずっと笑いが絶えなくて。ご飯のときもみんなでワイワイ楽しめて、それは変わらないなと思ってます」と、和やかな現場の様子を明かした。

そんな自信作の自己採点を求められると、「『25』だから、25点満点中25点で!」と満面の笑みで回答し、会場を和ませた。

早くも次回作への期待もかかるが、「今回の『25』は、ほぼ最後の写真集という気持ちで臨ませていただいている」としながらも、もし制作するなら行ってみたい場所として「モロッコ」を挙げた。「『20』の時にモロッコが実は候補地に入っていて、コロナ禍で行けなかったんですけど、いつかは行ってみたいなと思う国の一つで。もし『30』があるなら、リベンジしたい」と夢を語った。

最後に、今後の目標として「体力をつけること」を宣言。「季節とは正反対の服を着て長時間ロケをすることもあるので、どんな時も集中力を絶やさずに現場に向き合えるように、まずは体力をたくさんつけて、どんな時もパワフルに動き回れるような体づくりをしていきたい」と力強く語り、会見を締めくくった。

浜辺美波写真集『25』は、講談社より2024年8月22日発売。価格は3,080円(税込)で、全128ページ。

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