スチームガールズ 月宮かれん 生誕祭で夢だった「destiny」の落ちサビを披露！

スチームガールズ 月宮かれん 生誕祭より

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12月22日、アリスプロジェクトのアイドルユニット スチームガールズのめがねっこ担当、月宮かれんさんの生誕祭が秋葉原のアリスプロジェクト常設劇場「P.A.R.M.S(パームス)」にて行われた。

この日は12月19日で17歳になった月宮かれんさんの生誕祭。メガネがトレードマークである月宮かれんさんをイメージして、ファンは光るメガネを装着。また、月宮かれんさんのコスプレをしてピンク色のウィッグを被ったファンがいたり、ピンク色の生誕Tシャツを着たファンがいたり、ピンク色のサイリウムなどで、会場はピンクで埋め尽くされた。自己紹介ではファンから「月宮ツイ廃！」とコールされ、また横断幕もツイッター風と、ツイ廃である月宮かれんさん仕様。また、生誕祭恒例の花束やヲタ図鑑、生誕Tシャツの贈呈もあった。

生誕ケーキは月宮かれんさんが「ペローナになりたい！」というほど好きなワンピース・ペローナのチョコレートケーキ。チョコレートケーキであることに、メンバーからは口々に「いいな～！」との声が。亀田伶央奈さんが「あーん」してあげると、月宮かれんさんは「おいしい！」と満足気にひと言。

そして生誕祭の主役、月宮かれんさんからは次のようなメッセージがあった。

皆さん、今日は私の生誕祭にお越しいただき本当にありがとうございます。ぶっちゃけこんなツイ廃の私のためにこんなに沢山の人が集まってくれると思わなかったし、みんなメガネかけてくれたりとかサイリウムとか、凄い立派なケーキも頂いて本当にありがとうございます。

みんなもわかると思うんですけど、私はスチームガールズの中で一番後れを取っています。いつも動員も最下位だし、後ろの端で踊ってて、前にいるメンバーの頭しか見えない中、ライブをして落ちサビを歌ってるメンバーとか凄い羨ましいなって思ってて、でも、自分はケチャをしてることしかできなくて……。私には特に何かとりえがあるわけでなく、何にもできなくてダンスも下手だし、歌も下手だし、本当に何にもなくて、あるといったらこのメガネだけです。でもダテメガネだし。(会場笑い)

でも、自分はこのままじゃダメだから何かしなきゃって思って沢山悩んで、でも全然結果はでません。でも、学校も凄い大変だし、友だちも全然できなくて、でも最近1人だけ友だちができました。でも、放課後に遊ぼうって言われてもP.A.R.M.Sあるからそんなことできないし、家族とも全然会えなくて、家族が私のことを応援してくれてるのかしてくれてないのかもよくわからないし・・・。

でも、私にはメンバーだったり、みんなここにいるファンの皆さんがいたり、スタッフさんがいて、そのおかげで私は頑張れます。

今はまだ動員も最下位で後ろのほうにいつもいるけど、絶対に頑張っていつか前に出てやるっていつも思ってます。そして、いつかずっと先になってしまうかもしれないけど、私の夢である落ちサビを歌うことをここにいるファンの皆さん誓います。（拍手が沸き起こる）

そんな私なんですけど、応援してくださって本当にありがとうございます。これからも自分のペースで頑張っていくのでこれからもよろしくお願いします。今日はとってもあったかい生誕祭を開いて頂き本当にありがとうございました。

すると、亀田伶央奈さんから「『私にいいところない』って言ってるけど(中略)、destinyの詞書いたのかれんじゃん。」と不器用ながらも月宮かれんのことを思った発言が・・・。すると、桜雪さんも「そうだよdestinyはスチガのトリ曲だよ。」と応じる。

亀田伶央奈さんは「レオも歌詞書いてるけど、レオの曲はトリになったりしないし、勝負曲でもないし、でもdestinyってデビュー当時から勝負曲としてスチガの一番大事な曲としてうちらの歌ってる曲だし、それを書いたのはかれんだし、かれんがいなかったらdestinyなんて存在しないわけじゃん。だから、何もとりえが無いとかレオは違うと思うんだけど・・・。」と語ると、続けて「待って、なんで今日destinyが無いんだか意味分かんない？」とすべての曲が終わったにも関わらず、スチームガールズを代表する曲で月宮かれんさんが作詞した曲でもある「destiny」が無いことに疑問の声を上げた。

それを受け、スタッフは「曲数増やしますか。物販の時間少し無くなるんですけど、いいですか？」との言葉に、会場からは大歓声が！

こうして本当の最後の最後、急遽月宮かれんさんセンターで落ちサビの「destiny」を行うこととなった。

月宮かれんさんが「それでは私が作詞した大切な曲を聞いて下さい。destiny」と曲振りすると、「destiny」がスタート！

月宮かれんさんの夢だった、月宮かれんさん自身で落ちサビを担当する「destiny」が始まると、ファンも大号泣。ファンとしてはこの日まで月宮かれんさんを応援してきた甲斐があったということだろう。もちろんdestinyの曲中は常に月宮かれんがセンター。そして落ちサビでも月宮かれんさんがTOSに乗って客席の中央へ！一面がピンク色のサイリウムに彩られ、憧れていたケチャをされる側になり、見事に歌いきった。

「destiny」が終わると、なんと月宮かれんさんの父親が登場！ 若い上にそのイケメンぶりに会場騒然。

月宮かれんさんの父親は娘に向かって次のように語った。

かれん！お誕生日おめでとう。情けねえこと言ってんじゃねえよ。

こんだけ人が集まってくれてるのにふざけんな！家族が応援してるんだかしてねえんだか分かんねえとか言ってるけどな！

俺、いつもフェイスブックシェアしてんだぞ。いいね！してんだぞ俺は。な？

お前の歳でやりたいこと決めて。やりたいこと見つけられて頑張ってる姿を応援しない親がどこいいるんだ。

そういう性格だから黙ってたけど、お前に頑張って欲しいから黙ってるんだよ。

いつも情けねえことばっかりいいやがってよ！こんなに応援してくれてる人がいるんだから。

気づけよてめえ。な？　お前の帰る家はあるから。いつでもお父さんの胸に飛び込んでこい。

熱いメッセージに会場からは大歓声！

月宮かれんさんは少し戸惑ったが、父の胸に飛び込みガッチリと抱擁。

会場からは「オヤジ！オヤジ！オヤジ！」と大コールが巻き起こった！

そして、月宮かれんさんの父親は「すみません、こんな娘ですけどもいつまでも応援してください。よろしくお願いします！」とファンに向けてメッセージを贈った。

最後に、月宮かれんさんは「私には何もないとか、家族が応援してるんだかとか言っちゃったけど、こんなに盛大に応援してくださってありがとうございます。本当に生きてて良かったです。ありがとうございます。」と生誕祭を開いてくれたファンに感謝した。

ライブ終了後、月宮かれんさんを直撃！

月宮かれんさんは「今日はすごいサプライズがたくさんあって家族が来るのもすっごいびっくりしたし、最後のスピーチをしたあとにdestinyをやれて、今日セトリを見たときにdestinyが入ってなくて、ちょっとすごくショックを受けていたんですけど最後に伶央奈さん(亀田伶央奈)があぁやってやろうよと言ってくれてできてすごい嬉しかったです。本当に自分のためにこんなにたくさんの方が集まってくれて、頑張って生誕を盛り上げてくれようとしてくれてすごい温かかったです。」と心境を語っていた。