うえむらちか 著書「灯籠」が発売! 帯には大林宣彦氏の推薦文も

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うえむらちか (C) スペースクラフト・エンタテインメント
うえむらちか (C) スペースクラフト・エンタテインメント
  • うえむらちか 著書「灯籠」表紙

 6月8日、広島県出身のタレント うえむらちかさんの2作目の小説「灯籠」(ハヤカワ文庫JA)がいよいよ発売される。

 本作は、タレント活動を行いながら執筆活動も行う、うえむらちかさんの2作目の著書。

 物語の舞台が広島ということで、同じ広島出身で数々の映画の監督を務めてきた映像作家の大林宣彦さんが帯に推薦文を寄せている。

 帯に記載されている映像作家 大林宣彦さんの推薦文を紹介する。

『恋は幼くして死の匂い。甘美で痛切な言葉たちに刻まれて、心が悲鳴をあげる。この小説に一つの奇蹟を見た。拍手を!』

 
 また、大林宣彦さんは担当編集者に手紙を寄せた。

 「SFマガジン編集者に宛てた手紙の中で~」

 『灯籠』、一気に読み上げました。言葉に対してまことに鋭敏な才能。小説家うえむらちかの発見は、文学界の一つの事件となると信じます。また、広島の里言葉が、これほど幻想文学によく似合うという発明も一つの財産を生みました。僕はこの人の才能と作品に、惚れ込みました。

 

 推薦 文をいただいたことについて、うえむらちかさんは「広島県民にとってこれほど名誉なことはありません。お名前を聞いたときはちょうど里帰りをしていて母と一緒にいたのですが、あれほどテンションの上がっている母を見たのは初めてでした。実際に推薦文をいただくまでは、どういった感想を抱かれるのか不安な想いもありましたが、直筆のお手紙を見たときには嬉しさで叫びたい気持ちを抑えるのに必死でした。」と感激。

 うえむらちかさんは「よく本は一冊目ではなく二冊目の内容で評価が決まるという話を聞きますが、二冊目の壁は厚く、『灯籠』を出すまでに二年もかかってしまいました。しかし、その分納得のいく内容になったと思っています。『面白い』と言って下さった母、担当さま、大林監督、そして何より自分自身を信じて、皆さまにお届けできることを心より嬉しく思っています。是非、『灯籠』の世界をお楽しみください。」と今の心境のコメントを寄せた。

 うえむらちか 著書「灯籠」はハヤカワ文庫JAより本日6月8日発売! そして、発売を記念しサイン会が行われることが決定。6月23日(土) 12:00より福家書店新宿サブナード店にて開催される。整理券の配布日などは、福家書店のウェブサイトをチェックしてください。

 

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うえむらちかオフィシャルブログ