【志田こはくインタビュー】主演ドラマで“プロ彼女”に!? 「イメージとギャップがある役もできるというところを見てほしい」

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志田こはく

『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』のヒロイン役で注目され、以降ドラマを中心に、その愛らしいキャラクターで、元気で明るい少女役を演じることが多かった志田こはくさん。今回主演するドラマはなんと『プロ彼女の条件 芸能人と結婚したい女たち』(シーズン3)。一見、彼女のイメージとはギャップがあると思えるドラマの内容や役への取り組みについて聞いた。

--芸能人や有名スポーツ選手などが“一般女性と結婚”と発表するとき、“こういう一般女性ってどうやって有名人と知り合うんだろう?”とソボクな疑問を抱きがちですが、有名人との出会いの場となる店や、そういう界隈に詳しい女性がいて、そこで有名人との交際、結婚をめざし、日頃から外面的な美しさと家事のスキルなどを磨き続ける……それがいわゆる“プロ彼女”と呼ばれます。今回志田さんが演じるのはなんと“プロ彼女”!?

「私の役はプロ彼女に憧れて……なりたい人でした」

--志田さん演じる波間祐希は、プロ彼女として、有名人と出会いのありそうな店がある“港区”を闊歩するようなキャラクターでなく?

「プロ彼女の世界に踏み出そうとしたときに、どん底を味わう役どころです。テレビ局の新人ADで、バラエティの現場からドラマの現場に入って、イケメン俳優の涼介さん(小宮璃央)と出会い惹かれます。そんなときにプロ彼女の琴音さん(桜井玲香)と出会って、波間自身もプロ彼女になるためにいろいろ学んでいくのですが……」

--プロ彼女になれるようにどんなことを学ぶんですか?

「琴音さんが『こういうお洋服を着て、こういう髪型で、涼介さんと会うんだよ』とか、まずは涼介さんが親しい共演の女優に近寄って、それをきっかけに涼介さんとの距離を縮めるんだよとかアドバイスされて、それを受けて行動するのですが、実は琴音さんには裏の狙いがあってアドバイスをしていただけで、波間に関心があるわけでなくて……」

--親身になってアドバイスしてくれているわけではないんですね?

「そうなんです。違う目的で琴音さんは動いていて、でも私はそれを真に受けます。真剣に涼介さんと付き合いたいから」

--涼介さんには一目ぼれのような感じ?

「そうですね。現場に現れたときに一目ぼれという感じです。さりげない優しさとか、涼介さんの言動に本気で恋をしてしまう。勘違いから始まって、だんだん狂っていってしまいます。波間ちゃんはピュアが故に、“この優しさは私だけに向けてくれている!?”と勘違いしてしまう。涼介さんが悪いと思います(笑)」

--実際に自分の身の回りで、もし涼介さん的な人が現れたら……。

「うーん、自分ならどうでしょう? やっぱり見極めは大事だと思います(笑)」

--作品が進むにつれ落ちてゆく過程で怖い経験の芝居も体験するの?

「そうですね。物語の後半に進むにつれて、波間が豹変していきます。本性のような部分が見れるので……」

--波間の本性? その怖さをどうやって表現するのだろう。暴力的なことも?

「暴力的なことはないのですが、独り言みたいな感じでつぶやくシーンだったりだとか、モノローグが多くて、表情で見せる芝居が結構多かったので、そういうところに注目してほしいです」

--心の中の思い、その闇を表情で表現する?

「そうです」

--“ドンブラザーズ”で人気になった志田さんの“顔芸”に通じるものがあるのかも(笑)。

「顔芸ではなく(笑)」

--あれとは違って?

「難しかったです。シリアスな表情なので、やりすぎないように気を付けました。ドンブラザーズの顔芸は大げさに見えるほうが楽しかったけど、それとは全然違った表情のお芝居を……」

--本当に微妙な心のニュアンスを表情で表現しなければならない?

「そうですね」

--それは役者としていい経験になったのかも。

「いい経験になりました」

--撮影は順調でしたか?

「1週間くらいで行われたのですが、一話から順撮りで撮っていけるわけでないので、後半を先に撮ってまた前半に戻ったりだとか、そういう点で気持ちの切り替えなど難しかった部分もありました」

--一回狂って、またナチュラルな感じに戻ったり?

「そうです。切り替えが大事でした」

--今までは明るく元気だったり、さわやかなイメージの役が多かったですが、今年に入って、気が強い女子高生だったり(『なんで私が神説教』)、一転昭和時代の可憐な女性だったり(『浅草ラスボスおばあちゃん』)、そして今回はプロ彼女志望のADと、役の振り幅が大きくなってきましたね。

「はい、とても嬉しいです。21歳になったので、今回のような役もいただけるようになって……。明るく元気なだけじゃなく、今の自分のイメージとギャップがある役もできるというところを見てもらいたい。『こういう役もできるんだぞ!』と。実は私もまだ完成の映像を見れていないので(取材は7月中旬)、どんなふうになっているのか、反省点もみつけて、また次に活かしたいなと思います」

--今後もこういう自分とは違う役をやってみたい?

「はい。今回実際に撮影に入る前は緊張してドキドキだったのですが、いざ現場に入って、衣装を着てお芝居をすると楽しくてウキウキでした」

--最後に改めて志田さん的に観てもらいたいポイントをお願いします。

「今回ショートドラマということで、一話2〜3分なのですが、普通のドラマを60分見ているような迫力感が第1話から映し出されていて、1話を見たら止まらないと思います。シーズン1もシーズン2も人気のシリーズなので、シーズン3もぜひ楽しんでいただけると嬉しいです。そんな中で私が演じる、ピュアで頑張り屋さんの波間祐希が物語の後半にかけてどんどん狂気的になっていく様子や表情が変化していくところは見どころで、涼介をあきらめず、一途な波間ちゃんを見届けていただきたいです」

--波間のように一人の男性に執着する気持ちってわかりますか?

「あんまりわからないですが、波間ちゃんのように何事にも一生懸命な子は、涼介さんのように人が現れて、優しくされたら、疑わず自分だけに思いを寄せてくれていると思っちゃう気がします(笑)」

〈プロフィール〉

志田こはく(しだ こはく)

2004年5月25日生まれ、2022年『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』のヒロイン・鬼頭はるか/オニシスター役で注目される。以降、ドラマを中心に活躍中。今年はドラマ『なんで私が神説教』(日本テレビ系)でメインの生徒役の一人を演じたほか、『浅草ラスボスおばあちゃん』(東海テレビ/フジ系)では梅沢富美男演じる主人公・松子の青春時代を演じ、そのギャップで話題に。その他出演作など詳細は下記公式サイトにて
 
https://www.aplus-japan.com/talent/shidakohaku

★志田さんが出演する『プロ彼女の条件 芸能人と結婚したい女たち』シーズン3の詳細

https://girlsnews.tv/news/474390

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