舞台『フラガール – dance for smile -』が22日、東京都・新国立劇場 中劇場で開幕した。同劇場にて6月2日(月)まで上演される。主演の丹生明里をはじめ、映梨那、中村里帆、木﨑ゆりあ、菅原りこ、細貝圭、神尾佑、有森也実らが出演し、映画『フラガール』の舞台化作品として注目を集めている。
本作は、2006年に公開され第30回日本アカデミー賞最優秀作品賞や第80回キネマ旬報ベストテン第1位を受賞した映画『フラガール』の舞台版。昭和40年の福島県いわき市を舞台に、エネルギー革命による炭鉱町の衰退の中、フラダンサーとして未来を切り開く少女たちの奮闘を描く。笑いと涙、感動を織り交ぜた物語が展開される。
主人公・谷川紀美子役の丹生明里は、日向坂46を卒業後、初の舞台単独主演。開幕直前取材で「稽古が始まったときは、初日が遠い未来のように感じていました。それくらい毎日汗を流して稽古をやってきたので今日が初日ということに驚きを感じています。でも劇場で通し稽古をやらせていただいて、本番の照明や音楽の雰囲気を感じてより熱くなり、よりフラガールの世界に入って、自分が紀美子として生きていることを実感しました。今は、早くみなさんにこの素敵な『フラガール』を観ていただきたいという気持ちでいっぱいです。一人一人の信念がぶつかり合ってすごく大きなパワーとなっている作品です。観てくださるみなさんにもたくさんのパワーをお届けできるように精一杯頑張りますので、ぜひ観に来てくださると嬉しいです」と意気込みを語った。
フラダンスの指導者・平山まどか役の映梨那は「一人一人が懸命に人生を生きる泥臭い舞台。まどかとして必死に生きていきたい」と述べた。紀美子の親友・木村早苗役の中村里帆は「この時代を生きた人たちの逞しさを早苗を通して感じてきた。一公演一公演、魂が抜けるくらい燃え尽きて演じたい」とコメント。シングルマザーの初子役の木﨑ゆりあは「最後の全員でのダンスに全力で汗をかきたい」と語った。舞台版オリジナルキャラクターの和美役の菅原りこは「一人一人にドラマがあり、2度、3度観ても楽しめる」と呼びかけた。
紀美子の兄・洋二朗役の細貝圭は「フラガールチームの力強さと底力を存分に受け取ってほしい」と述べ、ハワイアンセンター設立を推進する吉本紀夫役の神尾佑は「みんなが濃く生きる熱量を感じてほしい」と語った。母・千代役の有森也実は「この時代の過渡期にぴったりの作品。舞台上の想いと観客の想いが交錯する」とコメント。総合演出の河毛俊作は「産業構造の変化の中でもがく人々の物語は今の時代とも重なる。時代を超えた演技に注目してほしい」と強調した。
物語は、炭鉱町で育った高校生の谷川紀美子が、常磐ハワイアンセンターのフラダンサー募集に応募するところから始まる。町の反対や家族との衝突に直面しながらも、仲間とともに厳しいレッスンに挑戦。紀美子、早苗、初子、和美らがフラダンスを通じて自分たちの道を切り開く姿が描かれた。総合演出は河毛俊作、構成・演出は岡村俊一が担当し、実力派スタッフが物語に深みを与えた。
公演詳細:公式ウェブサイト http://www.rup.co.jp/
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