齊藤京子、人生に欠かせないパートナーは母「一生、世界で一番大好き」

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齊藤京子
齊藤京子

MBS/TBSドラマイズム枠で29日より放送開始となるドラマ『あやしいパートナー』の第1話先行上映&トークイベントが28日、東京・池袋のTheater Mixaにて開催された。W主演を務める日向坂46の元メンバー・齊藤京子と八木勇征(FANTASTICS)が役衣装で登壇し、作品への思いや撮影の裏話を語った。

本作『あやしいパートナー』は、2017年に韓国SBSで放送され、チ・チャンウク主演で話題を呼んだラブコメディの日本版リメイク。司法研修生・宮下さくら(齊藤京子)に痴漢と間違われる敏腕検事・立石春斗(八木勇征)の最悪な出会いから始まり、幾多の不運に巻き込まれながらも惹かれ合う“サスペンス×ラブコメディ”。ピュアな恋模様と事件を巡るミステリーが交錯する新感覚の物語が展開する。監督は『よだかの片思い』の安川有果、脚本は日本アカデミー賞優秀脚本賞受賞の政池洋佑が手掛け、FANTASTICSの『運命なんて』がオープニング主題歌、神はサイコロを振らないの『Lovey Dovey』がエンディング主題歌として彩りを添える。

齊藤さんが演じる宮下さくらは、明るく破天荒なキャラクターで、原作の韓国版「ボンヒ」のエネルギッシュな魅力を受け継ぐ。オファーを受けた心境を聞かれた齊藤さんは、「韓国で大人気のドラマということで、お話を聞いたときはうれしくて全話見ました。これをやらせていただけるのは光栄ですし、原作ファンのみなさんにも、初めて見るみなさんにも楽しんでいただけるように、チーム一丸となって頑張りました」と笑顔で語った。しかし、さくらの高いテンションを演じるのは簡単ではなかったという。「原作のボンヒはベースのテンションがすごく高くて明るい子。私自身はトーンが低めで、テンションを上げてもボンヒには敵わないので、毎日のベースを上げることが大変でした」と明かす。それでも、共演者やスタッフとの良好な関係が彼女を支えた。「合間はみなさんと良い空気感で、自然とテンションが上がりました。そこは本当に感謝ですね」と、現場の温かい雰囲気を振り返った。

トークでは、共演者との微笑ましいエピソードも飛び出した。齊藤さんは、森田想さん演じる検事・風間早希子の衣装に心を奪われたという。「早希子の衣装がドストライクで、スタイリストさんにブランドを聞いています。本当に買おうと思ってるんです(笑)。ぜひ早希子の衣装にも注目してください」と、女子トークに花を咲かせた様子を語った。ドラマのタイトルにちなんで「人生に欠かせないパートナー」を聞かれると、齊藤さんは迷わず「母」と回答。「母が後にも先にも最高のパートナー。なんでも相談しますし、一生、世界で一番大好きなので、それは変わらないです」と力強く語り、会場を温かい空気で包んだ。一方、八木さんはFANTASTICSのメンバーを挙げ、「兄弟でも家族でもないけど、活動していく上で欠かせない存在」と語り、ボーカルの仲間との深い絆を明かした。

ドラマのテーマである「思わぬ出会い」にちなみ、齊藤さんは日向坂46のオーディションを人生の転機として挙げた。「オーディションを受けていなかったらここにいないと思います。人生で絶対に忘れない出来事でした」と真剣に語るも、客席から聞こえたくしゃみの音に思わず笑いが止まらず、「くしゃみが面白かった(笑)。思わぬ出来事でした」と茶目っ気たっぷりに締めくくった。この自然体な魅力こそ、さくらのキャラクターに通じるものがある。

イベントでは、齊藤さんと八木さんが「目指せ全問一致!あやしい?パートナー検定!」に挑戦。第1問「第1話で一番好きなシーンは?」で、二人とも「バスのシーン」と一致させ、罰ゲームを回避。齊藤さんはこのシーンについて、「『あやしいパートナー』の顔みたいなシーン。クランクインの撮影で、自分のキャラクターを掴めた瞬間でもあったので、すごく思い出深い」と語り、物語の始まりとなる重要なシーンへの思い入れを明かした。八木さんも「このシーンがなければこの物語は始まらなかった。個人的には痴漢をした方の表情が好きでした」と付け加え、会場の笑いを誘った。

八木さんは、原作のチ・チャンウクからのアドバイスが大きかったと振り返る。「リスペクトは持ちつつ、僕たちにしかできないものにしてくださいと言ってくれて、肩の荷が下りました。僕たちにしかできないリメイク版を撮影できたと思います」と自信を見せた。齊藤さんも「原作ファンの期待に応えつつ、新しい視聴者にも楽しんでもらえる作品にしたい」と意気込みを語り、チーム一丸となった制作の裏側を垣間見せた。ドラマでは、宮下さくらと立石春斗の最悪な出会いから始まるドタバタ劇が、徐々に運命的な絆へと変化していく。法廷での専門用語やミステリー要素も織り交ぜられ、単なるラブコメに留まらない深みが魅力だ。齊藤さんは「さくらの明るさや、春斗との掛け合いを楽しんでほしい。事件の謎もドキドキしながら見てください」とアピールした。

イベントの最後、齊藤さんは「原作のファンの方にも、初めて見る方にも、絶対に楽しんでもらえる作品になっています。ぜひ毎週見て、SNSで感想を教えてください!」と呼びかけ、会場を盛り上げた。八木も「僕たち二人の化学反応や、チームで作り上げた作品の魅力を感じてほしい」と締めくくった。

『あやしいパートナー』は、齊藤京子と八木勇征のフレッシュな魅力と、原作のエッセンスを見事に融合させた作品だ。4月29日の放送開始を前に、先行上映イベントで明らかになった二人の熱意とチームワークが、視聴者の期待をさらに高めている。放送は4月29日よりMBS(火曜深夜0:59~)、TBS(火曜深夜1:28~)でスタートし、TVerやMBS動画イズムでの見逃し配信、ディズニープラスでの見放題独占配信も決定している。

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