元AKB48の湯本亜美が3月31日、東京・両国国技館で開催された東京女子プロレス(TJPW)『GRAND PRINCESS’24』の第2試合に出場。角田奈穂とのタッグで、桐生真弥&HIMAWARI組と対戦し、デビュー戦に勝利した。
AKB48に所属していた頃から抜群の運動神経を誇り、プロレスイベント「豆腐プロレス」にも参加していた湯本は、昨年秋に同グループを卒業後、舞台を中心に幅広く活躍中。2月にはTJPWよりプロレスデビューすることが発表されていた。
湯本はデビュー戦ながら、身体能力を存分に発揮した素早い動きで相手チームを翻弄。しかし、中盤では攻撃につかまる場面が増え形成は押され気味な展開を迎えた。後半、場外に弾かれた桐生を湯本はトップロープを乗り越え2メートル強の高さからダイブして動きを封じた。これが大きな転機となり、角田はその隙にHIMAWARIを沈め、湯本たちは白星をあげた。
その後の会見で湯本は「練習ではもっとうまくできてたのに、もうちょっと出せたかなっていう反省点もあった。次に繋がるいいきっかけになれば」と試合を振り返った。初戦ながら桐生の容赦ない技を受けて、「違いますね。やっぱ衝撃もすごいですし。うわっ、プロレスやってるって思いました」と率直な感想を述べた。見せ場となったコーナーポストを使った三角飛びについて「自分の中で得意技だったので、絶対、決めてやるぞっていう気持ちで飛びました」と振り返った。
タッグを組んだ角田が「私のほうが緊張してたたくらい度胸がすごい」と告げると、湯本は「緊張より楽しかったです」と余裕の笑顔。角田は「負けず嫌いなんだと思う。練習でも自分のいいところを伸ばしていきたいんだなって感じていたけど、練習ではうまく出来ていたのが、いざ試合になる発揮できなくて悔しかったこともあるはず」と湯本の心中を探った。
今後に向けて湯本は「自分でもうまくできたところが見つかったので、さらに成功させるためにまた挑みたい」とモチベーションを上げた様子。「ちっちゃい頃からおてんば娘って家族からも言われてきたので、どんどんリング上で跳ねて空中散歩とかできたら」とアピールした。
次の試合は未定だが、7月でプロレス引退を表明している角田は再タッグを希望し、湯本も「奈穂さんとまた組んで出たい」と意気込んだ。なお、湯本は4月3日から7日まで、舞台「イリス・ノワール -禁樹のミエリ-」(東京・六行会ホール)に出演。今後も並行してほかの仕事も続けていく予定だ。
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