山谷花純、人生初の始球式はワンバンで悔しさ全開「ノーバンで決めたいです」と次回へリベンジ誓う

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山谷花純
山谷花純

女優の山谷花純さんが13日、東京ドームで開催された巨人ー広島戦の始球式を務めた。

この日の試合は「高知ナイター」として行われ、高知県内の観光地のPRや、両チームへ特産品の贈呈、高知県のマスコットキャラクター「くろしおくん」もグラウンドに登場するなど高知県の魅力を発信。今回は、山谷さんが出演中のNHK連続テレビ小説『らんまん』が、高知県を舞台に作品という所縁の中、始球式が実現した。

始球式前「目指すはストライクです!そのために事務所のスタッフさんと練習し、投げ込んできました」と力強く語った山谷さん。巨人のユニフォームに、オレンジのパンツをスタイリッシュに合わせた山谷さんの背番号は「12」。「生まれ月が12月というのもあったのですが、私は1番の隣に並んでいる2番がすごく好きなんです。私がやっている役者という職業が、主役を立てるという意味で、1番を立てる存在がいないと、良い作品になっていかないし、この1番も立たないと思います。なので、私は12という数字をすごく気に入っているんです」と、役者業に対する考え方を交え説明した。

始球式直前、「緊張してきました」とソワソワした様子の中、小走りでマウンドへ。四方へ丁寧にお辞儀をした後、捕手を務めた巨人・中山礼都選手を目がけ、大きく振りかぶりダイヤミックな投球フォームを披露したが、ボールは引っかかり左にそれた。それでも、ワンバウンドで中山選手のグローブにボールが届くと、スタンドからは大きな拍手と歓声に包まれた。

人生初の始球式を終えた山谷さんは「ワンバン悔しい!」と感情をあわらにしながらも、「独特な空気感で、マウンドに上がった瞬間、ファンの方々の活気だったり、視線をすごく感じました。不思議でフワフワとした、新しい感覚を味わうことが出来た貴重な1日になりました。あの緊張感で投げている選手の方は本当にすごいなと思いました」と充実した表情で振り返った。

自己採点は「初めてにしては、ちゃんと届いた方だと思うので、60点くらいです(笑)。投球フォームが良かったと、見た方々からご意見をいただいたので、そこをもっとプラスでアップデートしていけたらと思います」と、早くも課題点を挙げると、「もし、次始球式をやらせていただける機会があったときは「ノーバンで決めたいです」と次回のリベンジを誓った。

山谷さんはその後、NHKの野球中継にもゲスト出演。東京ドームでは初めてという野球観戦で、塁に出たランナーの動きについて解説者に積極的に質問したり、選手別に応援歌があることに興味をもったり、生の球場での観戦を楽しんでいたようだった。

山谷さんは、12歳で女優デビューを果たすと、スーパー戦隊シリーズ「手裏剣戦隊ニンニンジャー」のモモニンジャー役で注目を集める。以降多数のドラマや映画に出演し、2019年にはマドリード国際映画祭で最優秀外国語映画主演女優賞を獲得。また、NHK大河ドラマや連続テレビ小説にも多数出演し、昨年放送された『鎌倉殿の13人』では源頼家の妻妾のせつ(若狭局)を好演。また『おひさま』や『あまちゃん』、現在放送中の『らんまん』に出演し、女優として着実に人気と実績を積み重ねてきた。

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