平瀬美里と石川凜果のW主演『アリスインデッドリースクール』が新型コロナの影響で公演中止へ

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「アリスインデッドリースクール永遠」ゲネプロより
「アリスインデッドリースクール永遠」ゲネプロより

平瀬美里と石川凜果のダブル主演により新宿シアターブラッツにて6日まで上演を予定していたアリスインプロジェクトの舞台「アリスインデッドリースクール永遠」が3日以降の公演中止を決定した。

新型コロナウイルス感染症の影響で開催が危ぶまれていたが、1日に初日の幕を開けたばかりだった。コロナ対策として、出演者の健康や劇場の衛生管理はもちろん、来場者には入場の際に体調を尋ね、体温をチェックした上で全身の除菌にも協力を求めた。観客はマスクを着用の上で間隔を空けて席に座り、途中に上演を中断して換気の時間を設けるなど、厳戒態勢での公演が行われていた。

初日を開けてからも混雑を避けるため、事前に購入されたチケット以外は当日券の販売もおこなわず、チケットのキャンセルにも応じるなどし、通常行われている公演後の特典会の延期をするなど、ぎりぎりまで対策を積み重ねていたが、コロナの感染拡大が止まらない状況を鑑み、週末を前に直前の中止決断が下された。なお、公演中止に伴うチケット払い戻しについては、近日中に公演HPにて案内される。

作品はアリスインプロジェクトの旗揚げ以来、10年に渡って何度も上演されてきた人気作で「世界中に蔓延したゾンビの感染から逃れ、学校の屋上に立てこもった少女たち生き様を描く」物語。

昨今の情勢の中で “たとえ日常が崩れ去っても、あきらめず笑顔で今日を生きよう” というテーマを掲げて上演することは、矛盾と混沌の重い十字架を背負いながら舞台に立つことであった。しかし、今だからこそ伝えたい想いや願いが、あの屋上に生きる19人から痛いほど感じられる舞台だった。