奥田佳弥子、映画『スレイブメン』の井口昇監督の指導に「すごく乙女、女の子の気持ちをこんなにうまく表現できる監督っていない」
奇才・井口昇監督の映画『スレイブメン』が10日、公開初日を迎え、中村優一、奥田佳弥子、阿部亮平、味岡ちえり、松井望、寺田安裕香が監督と舞台居挨拶を行った。
本作で、悲劇のダークヒーロー“スレイブメン”となって戦う気弱な青年を演じるのは、『仮面ライダー響鬼』や、『仮面ライダー電王』で知られるイケメン俳優・中村優一さん。
ヒロインを務める奥田佳弥子さんは、昨年公開された『血まみれスケバンチェーンソー』に出演し、ほかの出演者と同様に井口監督のワークショップに参加したことから、今作への出演となった。
キャストらが「これほど笑いの絶えない現場はない」という撮影現場では、本番中にキャストの演技に監督が笑ってしまいNGが連発したほどだという。ただし、中村さんにはイケメンを封印するよに強く指示したそうで「それじゃまだモテるよ!イケメンの皮を剥げ!!」と厳しく指導したという。
奥田さんは、監督が実際に役になりきって指導してくれたことを振り返り、「演ってくれるヒロインの彩乃がすごく乙女なんです。女の子の気持ちをこんなにうまく表現できる監督っていないんじゃないですかね」と感心した。
ほかのキャストも井口監督の女子力の高さを指摘し、中村さんから「舞台挨拶には何度か立ったことがあるのですが、俳優でもないのにメイクをされている監督には初めて会いました」と裏話を披露された監督は、「40歳も超えたので、ビューティな感じにしたかった。哀川翔さんみたいにしようと思った」と明かして、さらに客席の笑いをとっていた。
さらに中村さんは、この映画のキャッチコピー“ダークヒーロー版「君の名は。」!?”について、「監督が考えたんですけど、付けたときにはまだこの作品を観てなかったんですって」と暴露。監督は「タイトルだけ見てこんな感じかなと思って付けた。便乗してあやかりたい」と笑っていた。
映画『スレイブメン』はシネマート新宿、シネマート心斎橋ほか、全国順次公開
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