もはや女優たちの格闘技!アイドルや声優が火花を散らす アリスインプロジェクト新春公演「クォンタム・ドールズ」が熱い

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舞台「クォンタム・ドールズ」ゲネプロより(光組)
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  • 伊藤彩沙
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  • 舞台「クォンタム・ドールズ」ゲネプロより(風組)
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1月6日、アイドルなどフレッシュな女優陣によるアリスインプロジェクトの2016年新春公演「クォンタム・ドールズ ~量子境界の遊歩者~」が新宿村LIVEで初日を迎え、ゲネプロを終えたキャストたちが記者会見に応じる本番への意気込みなどを語った。

本作は、少女たちが刀や銃など様々な武器を使った殺陣を繰り広げ、格闘技さながらのアクションが見どころとなっている。 アイドルや声優などフレッシュな女優陣が繰り広げる舞台はもはや格闘技といえるほどの迫力で、アクションと演技で火花を散らす。

世界を守るために武器を少女精霊として転生させて闘う”フレイア”の新人戦士【安良木明里】を演じる茜屋日青海夏さんは「緊張しましたが最後まで集中力を皆んなで保って創りあげることが出来たので、千秋楽まで頑張っていける自信がつきました。初めての舞台でたくさん周りの方から教えていただいて、ここまで辿りつけました。とても感謝しています。」とホッとした表情を見せた。

乱世を凌いできた日本刀【八咫烏】役の須藤茉麻さんは「八咫烏は明里のパートナー役ですが、稽古で合わせる時間が足りなくて、合間を縫いながら一緒にやってもらいました。周りのキャストさんにも助けていただいてばかりだったので、公演で”どうだ!”と言える成果を見せてお返ししたいです。」と意気込んだ。

明里が日常生活で世を忍んで通う高校の同級生【草間玲】役の伊藤彩沙さんは「クォンタム・ドールズの世界にお客さんと同じ目線で入って導いていく役どころなので、いかに言葉を上手に解りやすく伝えられるかを心がけました。」

フレイアの【烏丸千鶴】役の遠藤瑠香さんは「ゲネプロはあっという間でした。本番も幕が開いたら千秋楽まであっという間なんだろうなと、今から寂しくなってます。」

同じくフレイアの【鞍馬兎子】役の黒原優梨さんは「最初の頃は和やかなムードでしたが、本番が近づくにつれて、みんなが緊張感を持って挑んでいるのが伝わって、いい意味でピリッとした稽古場でした。ゲネプロでも緊張感を持ちつつ、仕上げることが出来たかなと思います。」

フレイアとして明里をライバル視する【麻宮真由美】役の栞菜さんは「ずっと舞台でアクションをやりたいと言っていて、やっとガンアクションをガッツリ出来てすんごい楽しいです!」

他のフレイアたちを統率する【榊秀子】役の明里加藤智子さんは「周りを引っ張っていく役ですが私自身はポンコツ感があるので、それが出ないように気をつけてます。逆にみんなに支えられてここまでここまで来ましたが、公演ではしっかり引っ張っていけるようにしたい。」と気を引き締めた。

世界を破滅に導こうとする悪の権化【アーデルハイド】を演じる梅田悠さんは「ラスボスの難しさを初めて知って、稽古中は不安しかなくて”早く死にたい”が口ぐせでした(笑)今では全員のことを信用していて、どのシーンでも安心してお芝居が出来ます。それぞれが支えあっていける座組になれたと思います。」と自信を見せた。記者から”ラスボス感がよく出ていましたよ”と言われると「フッハハハハ!」と豪快な笑い声を上げて貫禄のあるところを見せた。

フレイアと戦う悪役【ハーピィ】役の今出舞さんは「私はもっと戦いたいんですけど、ラスボスから役立たず扱いされて。わりと頑張ってるんですけどねぇ。」と、梅田さんを横目に見た。

最後に茜屋さんは「こんなに素敵な座組はどこにもない。このメンバーだからこそ、こんなに素敵な作品を表現できたし、創っていただいた作家さんや観ていただくお客さんに感謝しながら、千秋楽まで頑張っていきたい。」とアピールしていた。

■声優としてアニメ『探偵オペラ ミルキィホームズ』などにも出演している伊藤彩沙さんに、会見直後にお話を伺った。

-ゲネプロを終えてどうでしたか?
「今までにない味わったことがない緊張をしましたが、何度も何度も稽古を繰り返してきたので、無事にそれを発揮することができました。」

-初めて舞台でお芝居をしてみた感想は。
「体を使う芝居が初めてで最初は手と足が同時に前にでてしまうことがホントにありました。でも体が使えると表現の幅が広がるし、声の演技ももちろん楽しいですけど、身体を使った演技の楽しさを知ることができてよかったです。」

-役どころは観客と作品世界を結ぶ橋渡し役でもありますね?
「ホントに責任重大です。フレイアとか訳の分からない言葉がたくさんあるので、いかに解りやすく伝わるように言えるか気を使っています。お芝居のきっかけになるような大事なセリフも多くて、かまないように何度も練習しました。」

-以前からお芝居にも興味を持たれていたのですか?
「小学校1年生のときにイベントで行なわれていたアフレコ体験に参加して褒められたことがきっかけで、それ以来ずっと声優に興味を持っていました。中学のときには演劇部に入っていて宝塚も大好きなんです。実は舞台もたくさん見ていて、観るほうの目はすごく肥えているんですよ。」

-昨年は上京されて活動の増えた年でしたが、今年はさらにどんな年にしたいですか?
「舞台に挑戦できたという事が自分にとってすごく大きなことでした。声優のお仕事はもちろんですが、いろいろなことに挑戦していきたい。今年は二十歳になるので、新しい伊藤彩沙を見せられたらと思います。」

-最後にお客様へメッセージを。 「すごく不思議なクォンタム・ドールズの世界ですけど、唯一の普通の人間である私と一緒に迷い込んでみましょう! 皆様、ぜひ観にいらしてください!」

公演は1月11日(月・祝)まで新宿村LIVEにて上演される。

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