女優・新谷真弓 『シレンとラギ』トークショーにて 劇団☆新感線ヴァージョン2017東京オリンピック開会式の筋書を作る!?

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中島かずきさん(左)、新谷真弓さん(右)
中島かずきさん(左)、新谷真弓さん(右)
  • 中島かずきさん(左)、新谷真弓さん(右)
  • <ゲキ×シネ>『シレンとラギ』より

絶賛上映中の<ゲキ×シネ>『シレンとラギ』。<ゲキ×シネ>をさらに楽しむことができるトークショーが10月15日(火)新宿バルト9 シアター2にて行われた。

<ゲキ×シネ>とは、《劇団☆新感線》の人気舞台を、最新のデジタルシネマ技術で収録・映像化し、映画館で楽しむ作品として上映する新しい演劇映像のスタイル。想像以上のライブ感と興奮が味わえると、新感線ファンや演劇ファンのみならず映画ファンからも支持されている。

トークショーには劇団☆新感線の作家であり『シレンとラギ』脚本を手掛けた中島かずきさんとナイロン100℃(ケラリーノ・サンドロヴィッヂ氏主宰)所属の女優・新谷真弓さんが出演。お2人の関係は劇団☆新感線が市川染五郎さんを主演に迎えた『阿修羅城の瞳(2000)』が始まり。新谷真弓さんは「新感線が大好きで出して欲しい」とずっと出演を願っており、中島かずきさんも新谷真弓さんに注目していてオファーをしたという。

新谷真弓さんに中島かずきさんの脚本について伺うと「読めない漢字が多い(笑)」と冗談を交えつつ、情報量の凄さをあげ「『阿修羅城の瞳』のときも鬼帝(おにみかど)という鬼退治の機関の説明や、人物関係がト書きで全部説明されていたのが楽しかったです」と語り、中島かずきさんは「若い頃はト書きに凝っていて阿修羅城のときは一番そういう時期だったのでト書きのさらにト書きをつけていたんですね」と述べ中島脚本の濃密さを伺えるエピソードを披露してくれた。

ゲキ×シネ『シレンとラギ』について新谷真弓さんは「本当にすごく感動してしまって、劇場ではわからない役者の細かい演技や表情にご注目頂きたいですし、すごく編集が巧みで生で観た時よりもストーリーが凄くわかりやすい」と語り、中島かずきさんは「今回ハリウッドで音響をやってもらったんですが、効果音とか刀の音とかも凄いクリアで重かったりしますし何より台詞が聞き取りやすいんですよね」とゲキ×シネが仕掛ける音響効果の秘密を語った。さらに新谷真弓さんは「かずきさんの台詞を堪能するのにとても良いなと思いました。本当に一本の映画を観るようにストーリーに集中して追えると思います」と中島脚本をより堪能できることを絶賛。

劇団☆新感線だけでなく中島かずきさんが原作・脚本を担当する現在放送中のアニメ「キルラキル」でも、新谷真弓さんは蛇崩乃音(じゃくずれののん)役で出演をしている。新谷真弓さんのキャスティングについて中島かずきさんは、「四天王という僕の話にありがちなモノを今回も出すことになりまして(笑)高校生が4人いて女の子1人だしたいなと。若い新谷みたいな声の高校生がいないかという話をしていたんですよね」と語り、新谷真弓さんの声が当初よりイメージにあったことを告白。蛇崩乃音を演じる新谷真弓さんについて中島かずきさんは「声優さんとは違う芝居の方なので、割と想定していたのとは違うちょっとひねった芝居をしてきてそれが面白かったりします」と新谷真弓さんの声優としての魅力を語ってくれた。

新谷真弓さんが劇団☆新感線に再び出演するとしたら演じてみたい役柄を聞くと「次の東京オリンピックの開会式をかずきさんといのうえひでのりさんにやって欲しい!」と述べ「かずきさんが日本の神話時代からのヒーローを全部書いてリレー方式にして、色んなイケメン君が演じてそのまわりでワッショイワッショイやっている役で使って下さい!」という申し出に、中島かずきさんは「僕たちでは如何ともしがたいので猪瀬都知事に聞いてみて下さい(笑)」と会場を盛り上げた。

最後にゲキ×シネ『シレンとラギ』の見所について中島かずきさんは「新感線にしては重い話なんですけれどもゲキ×シネにしたことで、よりわかりやすく、舞台とはまた違うエンターテインメント作品になっていると思いますので楽しんで頂ければと思います」と締めくくった。

『シレンとラギ』は新宿バルト9他、全国絶賛上映中!
【映像製作】イーオシバイ 【配給】ヴィレッヂ/ティ・ジョイ 【配給宣伝】シンカ 【著作】ヴィレッヂ/劇団☆新感線

情報提供:(C)シナジー・リレーションズ

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劇団☆新感線オフィシャルサイト
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