當真あみ、映画『終点のあの子』で主演 26年1月公開 深川麻衣、石田ひかりら共演

ニュース 女優 映画・ドラマ
映画『終点のあの子』
映画『終点のあの子』

女優の當真あみが、作家・柚木麻子氏のデビュー作『終点のあの子』(文春文庫)の映画化で主演を務める。2026年1月23日に劇場公開される本作で、當真さんは、ゆらぎやすい女子高生の友情と複雑な心情を描く物語の主人公・希代子を演じる。

柚木麻子氏のデビュー作『終点のあの子』は、2008年に第88回オール讀物新人賞を受賞した短編『フォーゲットミー、ノットブルー』を第一話とする全四編からなる連作集。世田谷区小田急線沿線の私立女子高校を舞台に、少女たちの繊細な心理描写が各メディアで絶賛された。映画では、第一話の『フォーゲットミー、ノットブルー』に注力し、當真あみさんが主人公の希代子役、中島セナさんがもう一人の主人公・奥沢朱里役を務める。

物語は、高校の入学式で、中学からの内部進学者である希代子(當真あみ)が、高校から入学した奥沢朱里(中島セナ)に声をかけられるところから始まる。海外暮らしが長く、有名なカメラマンの父を持つ朱里に、希代子は心惹かれていく。共に昼食をとる仲となり、「親密な関係」になったと思っていた矢先、二人の関係に変化が訪れる。特報映像では、希代子が「私も朱里のように“特別な存在”になりたい」と憧れるきらめく表情が映し出される一方で、不穏なセリフや映像が続き、思春期の煌めきと残酷さが描かれている。

監督は、『好きでもないくせに』(2016年)や『愛の病』(2018年)などで知られ、女性を主体的に描いてきた吉田浩太さん。本作は吉田監督にとって文学作品初挑戦となり、今後の日本映画を担う次世代の役者陣を起用した新境地となる作品だ。

當真さん、中島さんのほか、同級生役として平澤宏々路さん(奈津子役)、南琴奈さん(恭子役)が出演。新たに発表されたキャストでは、希代子の高校の先輩で美大生の瑠璃子役を深川麻衣さんが演じる。希代子にとって何でも相談できる年上の先輩であり、明確な目標を掲げ、未来を見据えた行動力と芯の強さを持つ知的で大人びた瑠璃子を堂に入った表現力で演じた。

また、希代子の母で、一人で老舗の呉服屋を経営する美恵子役には石田ひかりさんが扮する。娘の希代子を時には優しく包み込み、時には厳しく接し、愛情と献身さに溢れながらも厳格さも持ち合わせた母親役を見事に演じた。このほか、希代子と奈津子の同級生である恭子の恋人・卓也役に新原泰佑さん、担任教師役に野村麻純さん、朱里の父親の恋人役に小西桜子さん、クラスメイトに今森茉耶さん、陣野小和さんも出演する。

映画『終点のあの子』は2026年1月23日(金)より、テアトル新宿、グランドシネマサンシャイン池袋、アップリンク吉祥寺ほかにて全国公開。
©2026「終点のあの子」製作委員会

    Comments are closed.