生駒里奈&若月佑美、朗読演劇『図書委員界』で共演!乃木坂46卒業後8年ぶりの舞台で語る“新たな化学反応”と“成長の軌跡”

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生駒里奈・若月佑美
生駒里奈・若月佑美

10月に開幕する「ハイセンスA3-D 朗読演劇『図書委員界』」の取材会が8日、都内で行われ、原作・主演を務める生駒里奈、そして共演の若月佑美が出席した。乃木坂46の1期生として共に活動してきた二人が、今回朗読演劇で再びタッグを組むこととなり、作品への思いや互いの印象について語った。

『図書委員界』は、生駒が学生時代の体験を元に作り上げた物語で、「なんらかしら悩みを持った方々のよりどころになったり、ほんの少しの光にでもなれれば幸いです」というコンセプトを持つ。いじめに悩む中学3年生の少女、今村海が、謎の図書委員界との出会いを通じて成長していく新感覚没入型朗読劇だ。

生駒はまず、作品の上演決定について「『図書委員界』という漫画を、私の憧れの古屋兎丸先生とやらせていただくというのも奇跡だった」と喜びを語った。さらに、「まさか自分が信頼する役者さんたちと一緒に朗読劇になるなんて、一生あるかないかみたいなこと。すごく誇らしいです」と、豪華な共演者への期待も表明。以前にも舞台化の話があったものの、今回のタイミングがベストだったと感じていると明かした。

今回、生駒が演じる委員長のキャラクター造形については、「男の子役がすごくしっくりして、やりやすい。自分の性格、感性に合っている」と語り、自身が役柄に深く関わっていることを示唆。「私は委員長でやりたいです」と強く希望したと明かした。自身の詰め襟姿についても「似合っているなと思います」と照れながらコメントし、委員長のビジュアルや髪型を自身の「趣味です」と表現。役作りに個人的なこだわりを反映させたことを強調した。

朗読劇の形式については、以前出演した「朗読劇『青野くんに触りたいから死にたい』presented by eeo Stage」とも異なる、演劇的な要素も取り入れた「新感覚」な体験を提供するという。「朗読劇では眠くなってしまうのではという心配の声も聞きますが、今回は動きも交え、いろいろなメッセージを伝えたい」と、観客が没入できる工夫が凝らされていることを説明した。

一方、今作が朗読劇に初挑戦となる若月は、「初めてなので正直緊張している」と語り、過去に朗読劇を観劇した経験から、「動きとか全て提示してくれる演劇とは異なり、自分の中で想像していかなければいけない部分がある」のが朗読劇の魅力だと指摘。今作については、「朗読劇と演劇のいいとこ取りを目指して、分かりにくい部分は動きで、想像したい部分は想像させてくれる演出を期待している」と語り、「どうなるかまだ未知数なので、自分がどんなことができるか分からないですけど、頑張りたいなと思います」と意気込みを見せた。

生駒が「若と(芝居を)したい」という強い希望があったと明かした今回のキャスティング。若月は自身が演じる今村海の役柄について、「まさか自分がこの役をいただくとは思わなかった」と驚きを隠せない様子だった。若月は、生駒が自身を投影したというこの役が「気が強いのとは違う芯の強さ」を持つキャラクターであると分析。以前の生駒と比較して「明るくなった」と語り、これに対し生駒自身も、卒業後に多くの尊敬できる人々と出会い、自己肯定感が高まったことで「非常に明るくなりました」と自身の変化を肯定した。

長年の付き合いである二人だが、互いの変化を強く感じているようだ。生駒は、若月のことを「お話が上手なんです。昔は若のほうがコミュニケーションがとれるタイプだったけど、今はLINEのやり取りでも、すっかり陰キャになってて」その変化に驚いた。若月自身もその変化を自覚しており、互いが大人として成長し、新たな面を見せ合っていることを示唆した。

共演者について生駒は、キャラクターのモデルにしていたという今村美歩をはじめ、これまで共演した人やいつか一緒にやりたいと思っていた人など、信頼できる俳優や声優をキャスティングしたと明かした。「みなさんに期待値が高すぎて、稽古中泣いちゃうんじゃないか」と、共演者との化学反応を楽しみにしている様子だった。

一方、若月は、伊藤優衣とは10代の頃にバラエティ番組で共演した経験があると明かし、演劇で初めて共演することが楽しみだと語った。ほかの共演者は初対面が多いものの、年齢が近いキャストが多いことに安堵したと語った。特に、生駒が年下でありながらも常に向上心を持ち、精力的に活動を続ける姿に刺激を受けていると明かした。「いつまで経ってもきっと同志として、いい意味で刺激をもらっていくんだろうな」と、生駒への敬意と自身の成長への意欲を示した。

最後に生駒は、「一部の乃木坂オタクのみなさんは『共演か!』って期待してくれると思うんですけど、普通に『図書委員界』という作品を楽しんでいただきたい」とコメント。自身の役者としての集大成として「全力を出し尽くして、素敵な作品にしたい。本番を楽しみにしていて!」と呼びかけた。

■ハイセンスA3-D 朗読演劇「図書委員界」presented by eeo Stage
開催日:10月10日(金)、11日(土)、12日(日)、13日(月・祝) 全9公演
会場:CBGKシブゲキ!!
出演:
委員長 役 : 生駒里奈
今村海 役 : 若月佑美
八神桃華 役 : 斉藤朱夏 / 吉岡茉祐
アポロ 役 : 小松準弥
コンテン 役 : 藍染カレン / 今村美歩
ユメカワ 役 : 大平峻也 / 平川結月
バン 役 : 汐谷文康 / 濱健人
中元玲奈 役 : 長谷川かすみ
赤城綾 役 : 伊藤優衣

公式ホームページ:https://eeo.today/stage/title/highsense_a3d_toshoiinkai/
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eeo Stage公式X(旧Twitter):https://mobile.twitter.com/eeo_stage

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