ソロシンガーの鈴木愛理が5日、全国ツアー「鈴木愛理 LIVE PARTY No Live,No Life??」の初日公演を東京・Zepp Haneda にて開催した。
2022年6月30日で芸能生活20周年を迎えた鈴木愛理。2002年に8歳でハロー!プロジェクトのキッズオーディションに合格したのち、2005年からは℃-ute、2007年からはBuono!にも参加してのアイドル活動を経て、2017年からソロ・アーティストとして今日まで歌い続けてきた。
そんな鈴木さんの20年間にわたる全音楽キャリアを一気に辿れるのが今回のツアーだ。生バンド演奏で歌で魅せる本ツアーは、同コンセプトによる2019年時のツアー名から「?」を一つ増やしての開催に。チケットがソールドアウトした初日公演に先駆け、鈴木さんの公式 Instagram ではセットリストを一部公開する異例の試みも行われた。インスタ投稿にはM1からスタートする異なるセットリストの紙が3枚公開され、ファンの間ではさまざまな予想が飛び交っていた。満員の観客がペンライトを手に待ち受ける中、紗幕に映し出されたオリジナルキャラ「すーさん。」のビジュアルがポップに動き回る演出でライブはスタート。そこからバンドの生音がホールを満たし、鈴木さんがソロ最新アルバム『26/27』の楽曲で冒頭を飾る流れが贅沢で楽しいひとときを予感させる。
そしてすぐに蓋を開けたのが「20 周年メドレー」。バックスクリーンに映像が映し出され、2003年発売の“モーニング娘。とハロー!プロジェクトキッズ+後藤真希”名義で鈴木さんも参加していた『がんばっちゃえ!』がスタート。当時の映像を背に同じ振り付けでパフォーマンスする今の鈴木愛理さんの姿は 20 年という年月の厚みを感じさせるものだった。
そこからハロプロキッズ時代の楽曲をさらに4曲、そして℃-ute の最初期曲『わっきゃない(Z)』、Buono!の1stシングル曲『ホントのじぶん』と、2002 年から1年ずつ丁寧に足取りを追いつつあっという間にメドレーが展開されていく。メドレーを披露し終えた直後、MCで笑顔とともに「メドレー(1)でした」と観客席に明かした鈴木さん。ソロ時代から鈴木愛理を知った人にも届けられるように厳選されたメドレーが、ライブの中で複数回用意されていることが明らかになった。
さらに中には SE で観客の歓声が響きわたるものも。これについては Buono!ラストライブと℃-ute 解散ライブの観客の声を録音したものを使用しているという。「リハの時にギリギリで頼み込んで入れてもらいました!」と明かす鈴木さんに、観客席からは嬉しそうにどよめきをこらえる観客の姿もあった。
期待されていたメドレー(2)はこのあと中盤に披露。2010年、鈴木さんにとっては非常に印象的な年となった“℃-ute が 5人体制になった年”を区切りに、当年の『キャンパスライフ~生まれて来てよかった~』等の名曲が次々と披露されていく。5 人体制になってからダンスナンバーに磨きをかけた℃-ute の当時の姿が濃い密度を伴って 1 年ずつ積み重なっていく。
そして、メドレー(3)では 2015 年から解散までの℃-ute ナンバーが登場。鈴木さんが「感情を伴う区切りの曲を全部詰め込みました」と紹介したのに違わず、℃-ute ラストシングル曲『ファイナルスコール』まで、ソロ活動の中では披露されてこなかった楽曲群も惜しみなくパフォーマンスした。そして一瞬の早着替えから、鈴木愛理ソロ曲もメドレーに含めて 2020 年までをメドレーで網羅。それぞれの活動で音楽的にどんな変遷があったかを鮮烈に刻むメドレーには観客もすっかり見入っていた。
アンコール明けのMCでは、本ツアーの追加公演が 2023年1月9日(月・祝)KT ZeppYokohama で開催されることも発表された。一公演でも多く見たくなる特別なプログラムが年を跨いで開催される。「ここまで私が何曲歌ってきたかわかりますか? メドレー含めて49曲。次で最後の曲です」と鈴木さんが明かすと、会場のファンからは驚嘆とともに鈴木さんを讃える表情が次々に浮かんだ。
「私がステージに立ち続ける一番の理由、というかそれしか理由がないんですけど、ファンの方々がこうやって私の歌を聴いたり、私が笑ったから、歌ってくれたから、明日から頑張ってみよう。もう一日生きてみよう。って、そういう風な言葉があるからだと思っています。この人生に出会ってくれたことに感謝しながら、これからもみなさんの人生の1日1日に少しでも私が支えとして存在できたらいいと思っています」と鈴木さん。会場がハッピーな空気で満たされる中、鈴木愛理の芸能生活 20 周年、そしてさらにその先を見据える形でツアー初日公演は締めくくられた。
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