ソロシンガーの鈴木愛理が2日、3rdアルバム『26/27』(読み:ニーロクニーナナ)をリリースした。本作はアルバムタイトルにも記されているように、鈴木愛理が26歳から27歳の2年間で作ってきた楽曲を計14曲収録した作品。リリースに際してはスペシャルサイトが開設されているほか、ダイバーシティ東京 プラザでのコラボ企画<鈴木愛理♡ZEROZERO HERO~ハイテンション気分~>も開催された。今年6月30日には芸能生活20周年を迎える鈴木愛理。ここではアルバム『26/27』についてのオフィシャルインタビューを紹介する。
--『26/27』ですが、どんなアルバムになっていますか?
「このアルバムは 26歳~27歳の2年間を通して作ったものなんですけど、制作時期が2020年~2021年で、世の中的にも苦しいこととか諦めなくちゃいけないこともたくさんあった人もいる中で私もその一人でした。音楽に対する向き合い方も変わりましたし、そういう苦しいことがあったからこそ生まれた、“本当に音楽が好きなんだな”っていう感情が音楽や声に表れているアルバムになっていると思います。入っている曲もバラード曲から、ポップな曲から、ライブがしたくなる華やかな曲から、失恋曲からと幅広くあるので、ぜひ聴いてもらって好きな曲を見つけてもらえたらなと思っています。ファンの方にもそうですし、初めて鈴木愛理を知ってくれた皆様にも」
--どの曲にも素敵なところがあると思いますが、特にコントラストを感じられる組み合わせの曲をいくつか挙げるとしたら?
「鈴木愛理的には、M1『ハイビート気分』が一番この中で明るい曲になっていると思います。アルバムの中では一番最後に作った楽曲なんですが、どういう状況下であれ無条件に楽しくなれる楽曲が自分にないなって気づいたんですよね。このご時世でもライブをするとき、上半身だけなら参加できるものが多いから、そういう風にいつ聴いてもノレる・楽しめる曲を入れよう!って思って作りました。M11『笑顔』は自分の中で新しい挑戦のジャンルの曲でもありながら、一番自分自身と向き合うことの出来る曲というか、“こういう曲です!”と説明したくなくなるくらい曲の中に入り込みたくなる曲です。もう一個……もうすっごい迷うなあ〜!……M4『噂のホクロ』はまだライブでは披露していないんですが、『笑顔』と同じ吉澤嘉代子さんが作ってくださった曲で、自分の中では新しい世界観でした。一番自分ぽいのは M12『Easy To Smile』です。ミディアムテンポの曲で、世の中が“おうち時間”で苦しい時に敢えて明るいこの曲を配信リリースして、自分の持ち前の明るさが人に元気を与えられるんだなってことに気づけた曲でした。出す前と出した後では思い入れが変わった曲です」
--そういったご自身の変化もアルバムに詰め込まれているんですね。
「この2年間でいろいろな方との出会いがあったり武道館公演もありました。その2年間の中でレコーディングがちょこちょこ入ってきて、無意識下で自分自身が変わっていったというか。心の変化が一番大きい2年間で、その2年間の時の私を音楽でアルバムに残せてよかったなという感じです。ソロデビューをして最初のころは、楽曲の力を借りて自分のいろんな引き出しを出したいという意味で自分のことを“カメレオン”って言ってたんですけど、今はそういう風に気張らず、その日の気分に合わせて自分の色を出していける、自分の思ったままにステージに立てるようになったっていうところを大きく感じています」
--今年6月30日には芸能生活 20 周年を迎えられますね。最後にメッセージもお願いいたします。
「あっという間でしたね。本当に長い歴史を歩んできたなぁと節目を感じるとともに、自分の中でも今までの年とは若干違う気持ちもありながら新しい年を迎えたので、今まで通りの自分として活動しつつ意識的にちゃんと感謝の気持ちを音楽と言葉で表していきたいなって思ってます。ぜひ 20 周年イヤー一緒に盛り上げていけたら嬉しいです。よろしくお願いします」
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リリース日当日の2日には東京・Zepp DiverCity(TOKYO)にてリリースイベントが行われ、会場の感染予防対策を徹底した上でミニライブも実施。3rd アルバム『26/27』から計 8曲が披露され、会場を祝福ムードで大いに盛り上げた。
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