見習いの見習いなんて呼ばせない! アフィリア・サーガの妹分「Stand-Up! Hearts」が間もなく1周年
「アフィリア・サーガ」や「アイドルカレッジ」などのCDリリースを手掛けるレーベル「Stand-Up! Records」の研修生ユニット「Stand-Up! Hearts」が間もなく1周年を迎える。
8月11日、GirlsNews取材班は「Stand-Up! Hearts」のメンバーにインタビューを行い、現在の心境を語ってもらった。
「Stand-Up! Hearts」(以下ハーツ)は、「Stand-Up! Records」から、将来のCDデビューを目指す候補生たちのユニット。これまで、先輩のアフィリア・サーガの主催ライブや対バンライブなどに出演してきた。ハーツ結成の際に、Stand-Up!候補生だったナナさんとミュナさんがアフィリア・サーガに加入し、今年7月にも成瀬桃子さんがハーツからアフィリア・サーガへ“転校”を発表したが、残る全員がまだ研修生という扱い。今後はハーツとしても、選抜メンバーによるデビューを目指している。
今回、インタビューに応じてくれたのは、ゾンビやヴァンパイアなどオカルト大好きな内田琴音(こと姉)、アイドル応援アプリ「CHEERZ」の人気投票で1位となり、「Tokyo Girls’ Update」のインタビュー出演を果たした越智かりん(おち)、ハーツの最年少で絶賛伸び盛りの虹香、フィギュアや可愛い子に目がないコスプレイヤーの舞波和音(まなみぃ)の4人。
-ハーツとして、デビューしてからこの一年間どのような活動をしてきましたか?-
まなみぃ「私たちは2014年9月7日に渋谷クラブクアトロでアフィリア・サーガの妹分ユニットとしてデビューしました。その年の11月には“5pb.祭り”でプロデューサーの志倉千代丸さんの曲を歌わせていただいたり、大きな舞台にも出演させていただいたことで自信につながりました。月に2、3回のペースでライブに出演してきましたが、最近は毎週のようにライブをやっています。」
-今年7月には「CHEERZ」の企画でフランスのジャパンエキスポにも出演を果たしたそうですね?-
おち「選抜メンバーの6人で行ったんですけど、最初はすごく不安でした。当日も1回目のステージの時は会場がザワザワとしている程度だったんですが、2回、3回とやるうちに自然とすごい人が集ってきて。ライブが終わって、そのままバァーっとCHEERZのブースまで追っかけて来てくれたんです。ふれあいコーナーで写真を撮ったり、ビラをもらってくれました。」
こと姉「すぐにブースで撮った写真をSNSにアップして広めてくださったのが、すごく嬉しかったですね。」
まなみぃ「ライブではアフィリア・サーガさんや村田あゆみさんのカヴァー曲をやったのですが、言葉は伝わらなくても私たちのパフォーマンスを見てハーツに興味を持って、ブースにまで来てくれたのが嬉しくて。」
おち「“Drawing Again”という曲で私たちがトレインになって並ぶところがあるんですけど、フランスのかたも客席のほうで一緒になってやっていただいて、すごく嬉しかった。」
こと姉「フランスのかたもアイドルが好きなかたが多くて、ヲタ芸をしたり、“オイオイ”とか“ヨッシャ、イクゾー!”とか日本語で言っていてビックリしました。」
まなみぃ「普段の私たちは、まだポロシャツみたいな格好で出演しているんですけど、アフィリア・サーガさんから“ニーハイ・エゴイスト”の衣装をお借りして行ったんです。日本のアイドルのフリフリやチェックの衣装は海外の方から評判が良いので、貸していただいたおかげで堂々とフランスのステージに立てました。衣装というのは私たちの戦う装備なので、強くレベルアップした気がして心強かったですね。歌やパフォーマンスはまだまだなので、舞台で震え上がっていたんですけど、衣装を着ることで堂々とできました。」
-8月9日に 新木場Studio Coastで行われた「アイドル甲子園FESTIVAL2015」に出演されたそうですが、暑い中でのステージは大変だったのでは?-
虹香「屋外のステージですっごい暑かった。ステージの床が鉄板なんですよ。膝をつくとジュッ!って感じで。」
おち「火傷してました(笑)。」
虹香「みんなが盛り上がってくれたので暑さを忘れて楽しめました。お客さんはずっと立ちっぱなしで大変だったと思いますけど。」
おち「お客さんのほうが体力ありますよねー。」
まなみぃ「客席に“塩分足りてるかーっ!”って、塩飴を投げたんです。お客さんも盛り上がって私たちも楽しかった。」
こと姉「ライブ後の握手会もテンションが上っていて、あっという間に感じますね。暑さで余計ハイテンションになってるからかも。」
おち「私たちは屋根があるんですけど、お客さんたちは日陰がないのに喜んで並んでくれて。」
虹香「私は半分だけ日が当たってました。」
おち「半分だけ日焼けしてたりして(笑)。」
-この一年を振り返って、ほかに大変だったり、辛かったことは?-
おち「私はアイドルの活動が初めてで、ダンスのステップも全然できなかったんですが、上手な子を見ながらすごく練習して、なんとか少しはできるようになりました。」
まなみぃ「レッスンでも一年前とは比べ物にならないくらい上達していると思います。最初はみんな恥ずかしがって下を向いて踊っていたんですが、最近では、みんな堂々として踊れるようになりました。」
おち「振付を覚えるのも、以前は何時間もかかっていたのが、この前は30分で終わったんですよ。」
虹香「結構、成長したよね。」
-1周年を迎えますが、それぞれの意気込みや目標は?-
こと姉「ライブではたくさんの曲を歌うので体力をつけたいですね。踊りながらでもしっかりと歌声が届くようになりたい。先輩のアフィリア・サーガさんは、疲れていても最後まで表情が素敵なので見習いたいです。今度、卒業してしまうレイミーさんのパフォーマンスに憧れますし、マホさんのアオリがカッコイイので参考にしています。」
おち「私もレイミーさんが憧れで、曲の一つ一つの動きで目線が行き届いていて気持ちが伝わってきます。私も目や表情だけで伝えられるアイドルになりたいです。私は最初の頃はハーツでも目立たない存在で、MCでも全くしゃべらなかったのですが、この1年間で少しずつやるようになって、今はアオリも堂々とやらせてもらうようにもなりました。主催ライブではアイドルとしての越智かりんを気に入ってもらえたら。」
まなみぃ「私も最初は存在感がなくて、自分で前に出ていくタイプじゃないと思い込んでいたんです。ステージでの声も震えていたのですが、せっかくのチャンスを無駄には絶対にしたくないと思って、最近は無理だと思っていたアオリもできるようになりました。これからの目標はどんなチャンスも怖がらずに全力で突き進むことです。サーガさんでは個人的にはルイズさん推しなんですけど、ライブではマホさんについつい目が行ってしまうんですよ。普段のマホさんはフニャフニャした可愛いイメージですけど、ライブだと一転して格好いいステージで、切り替えがスゴイですね。私も真似たいです。」
虹香「ダンスでは、激しいダンスでも疲れないくらい体力をつけて、みんなで練習をしてレベルを上げていきたい。私個人としては4歳からダンスをやっているので、“一番うまいね”って言ってもらえるように頑張りたい。ハーツに入った当時は身長が136センチだったんですが、今は147センチになりました。もっと身長が高くなったら、ユカフィンさんみたいなスラっとしたきれいな女性になりたいです。」
結成してすぐにCDをリリースするアイドルユニットが多い中で、一年経ってまだ持ち歌もない研修生という立場の彼女たちは、傍から見るとずいぶん遠回りをしているように思えるかもしれない。彼女たち自身も「入ったときからオリジナル曲が欲しくて、最初は2、3ヶ月でもらえると期待していました。」と本音を漏らす。しかし、プロデューサーの志倉千代丸さんの言葉によると「Stand-Up! Project」はアイドルの活動と将来を全面的にバックアップすることをコンセプトとしているという。彼女たちがほんとうの意味で実力を身につけなければ、それは実を結ばないものなのだろう。
9月7日にはTSUTAYA O-WESTにて「Stand-Up! Hearts」の主催ライブが行われる。彼女たちの努力が実りあるものなるかどうかを占う重要なライブになるはずだ。
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