LoVendoЯ メジャーデビュー後、初の単独ライブツアーがスタート!

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モーニング娘。OGの田中れいな率いるガールズバンドのLoVendoЯが、7月1日にメジャー第一弾シングル『いいんじゃない?/普通の私 ガンバレ!』を発売。7月25日(土)、Shibuya eggmanを舞台に行ったワンマンライブより「LoVendoЯ LIVE TOUR 2015 MAJOЯ!」をスタートさせた。

2013年春より本格的にライブ活動を始めたLoVendoЯ。これまでに3枚のミニアルバムを発売すれば、幾度となく全国ツアーを行ってきたように、あえてインディーズという立場へ身を置き、バンドとしての土台を2年以上の歳月を費やし固めてきた。

メンバー自身「質実伴ってこそ初めて、本当の意味で勝負の舞台に立てる」という意識を持ち続けていたように、今回のメジャー進出は、満を持して新たなステップを踏み出したとも捉えられようか。

会場の奥までぎっしりの人で埋めつくされた場内、チケットはSOLD OUTを記録、中へ”女性専用エリア”を設置してあるように、女性ファンが増えているのも大きな特徴だ。

ライブは、最新シングル『いいんじゃない?』から幕を開けた。「楽しければいいんじゃない?」の歌詞通り、満員の観客たちが、歌い手2人の歌声や煽りとヘヴィで躍動的なラテンビートに乗せ大騒ぎ。冒頭から、場内には熱気が充満!!

この日は、ライブ初出し楽曲が3曲登場。作詞を岡田万里奈が、作曲を魚住有希が担当。田中れいなと岡田万里奈の一体化した振りもキュート、軽快なサマーポップチューン『渚のシチュエーション』は、今年の夏のライブでも熱狂巻き起こすキラーナンバーになりそうだ。2人の挑発的な歌声も魅力的、ブルーズなノリを持った『激おこ!な出来事』。不倫をテーマに据えた?!歌詞を描写。フリーキーで挑発的なステージングと楽曲を突き付けた『カレーライス』。これらの曲たちが、ツアーを通しどう成長していくのか楽しみであり、他にもツアー中に新曲を披露する機会が生まれそうだけに、そちらも楽しみにしていただきたい。

哀愁味抱きながらもパッションあふれた『この世に真実の愛が一つだけあるなら』で魚住有希と宮澤茉凛が妖艶で様式美なギターの絡みを描けば、妖艶歌謡ロックの『イクジナシ』では、田中れいなと岡田万里奈が魔性な女っぷりも見せていた。

MCでは、魚住有希が「姉さんではなくユッキーと呼んで欲しい」という話をすれば、岡田万里奈は、「おかまり」ではなく「岡さん」と呼ばれたり。前日が誕生日だった岡田万里奈が、「2人はLINEでお祝いのメッセージをくれたのに、一人だけ届いてない」と宮澤茉凛に突っ込む場面もあったりと、何時も通りの楽屋トークが、そのまま舞台上でも炸裂。

魚住有希と宮澤茉凛の爪弾くアコギの音色と田中れいなの鳴らすタンバリンの音色に合わせ、岡田万里奈がメインで『DO YOU LOVE ME?』を軽やかに歌唱。さりげなくハーモニーを重ねていた田中れいなの歌声も、とてもキュート。さらにこの日は、アコースティックスタイルで松田聖子の『SWEET MEMORIES』もカヴァー。胸にジンと染み入る演奏も心に響いたが、何より、田中れいなの高い声質を活かした松田聖子に成りきった?!歌と、岡田万里奈のハスキーさも巧みに折り込んだ深い歌声に、視線がずっと釘付けになっていた。

LoVendoЯのワンマンではお馴染み、田中れいなと岡田万里奈のソロコーナー。今回のツアーでは田中れいながロックンロールナンバーの『相思相愛』を、岡田万里奈が大人の色気満載に『洗脳』を歌えば、それぞれが昭和歌謡ナンバーをカヴァー。田中れいなが工藤静香の『ブルーベルベット』を凛々しく歌えば、岡田万里奈は、近藤正彦の『アンダルシアに憧れて』をカヴァー。観客たちを煽るよう勇壮に歌う岡田万里奈の姿は一見の価値有り。

『ブルーベルベット』は、田中れいながたまにカラオケで歌う曲。画面に映るクレジットを見て、シャ乱Qのはたけ作曲ナンバーと知り、「はたけさんに、こういう曲をLoVendoЯ用に作って欲しい」とおねだりも。岡田万里奈は、「『アンダルシアに憧れて』をメタルバージョンにして欲しい」とお願いし、今回の激しく疾走感満載のバージョンにしたことをMCで説明。気になる方は、ぜひ生で体感していただきたい。

会場中の人たちが「WOW WOW WOW」と叫び続けたシンガロングナンバー『Stonez!!』など、終盤も感情を熱く揺さぶる楽曲を次々と披露。ファンキーなロックサウンドに乗せて、会場中の人たちが騒ぎ続けた、本編最後を飾った『普通の私 ガンバレ!』。

前日が誕生日だった岡田万里奈を会場中の人たちと一緒に祝う一幕も、登場。お祝い後、岡田万里奈は「作詞する曲を披露する目標は今日無事に達成出来たので、今度は音源化出来ることを目指します」「今年は1mくらいの魚を釣る」と、22歳になった抱負を述べていた。今日は初日なのに、何度も「最終日」と言ってしまう田中れいなの興奮のあまり舞い上がった感も。アンコールで演奏したいくつかの楽曲も含め、終始、止まない興奮と高揚の宴を描き続けたLoVendoЯだった。

この熱狂を手に、8月から9月まで2ヶ月を費やしLoVendoЯは全国各地をサーキットしていく。ツアー中には、幾つかのイベントにも出演。今年の夏、LoVendoЯと一緒に、灼熱の日射し以上の熱気と熱狂を味わうのも「いいんじゃない?」。

ライブレポート提供:(C)アップフロントクリエイト

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LoVendoЯ オフィシャルサイト