STARMARIEのアジアツアーが大団円! スタマリとマリストが生み出した文化の極みだよ

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STARMARIE 「アジアツアーFINAL公演」より
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6月22日、8月に発売される新曲「メクルメク勇気!」がTVアニメ『カードファイト!! ヴァンガード』の新エンディングテーマに決定するなど、勢いに乗るSTARMARIEが、4ヶ月近くにわたって各地 (東京、札幌、浜松、大阪、名古屋、台湾、マニラ、ジャカルタ) を巡ってきた「STARMARIE ASIA TOUR 2015 ~FANTASTIC~ powered by e-earphone」のファイナルを飾る公演が、渋谷・TSUTAYA O-EASTで行われた。平日の夜にもかかわらず、仕事を終えて駆けつけたたり、遠くは海外から訪れたマリスト(スターマリーファン)たちが大集結して、賑やかなライブは大いに盛り上がった。

オープニングの映像では、浅田祐介さん、吉川友さん、ささかまリス子さん(ディアステージ)、古川未鈴さん(でんぱ組.inc)、日高央さん、からの応援メッセージが字幕で流され、祝福された温かな雰囲気の中でライブは行われた。

5人編成となって“Starmarie”から“STARMARIE”に名を改めてちょうど1年という節目に行われたライブは、アジアツアーを締めくくるにふさわしい、集大成ともいえる充実した内容の22曲だった。レーザー光線を駆使してスケールアップした演出は、さらにファンタジーの世界を盛り上げた。

STARMARIEの彼女たち自身も半年前のワンマンと比べると、前回は歌とダンスを見せることに全力だったのが、今回は豊かな表情で観客を引き込むことも多かった。メンバー自身もステージを思い切り楽しんでいて、その気持がファンのマリストと通じあって、今まで以上の一体感に包まれていた。メンバーの一回り大きく成長した姿に、会場のO-EASTが少し狭くなったようにさえ見えた。

公演の最後のMCで、しのちゃんこと高森紫乃さんは「1年前に突然メンバーが脱退して、Starmarieとしてというより今までの人生でどん底くらいに悩みました。本当につらい時は涙も出ないというか、泣く暇もなくて2人でどうしようかと必死でした。そんな大変な時に3人が入ってくれて、初めてSTARMARIEは5人体制になりました。新しい未知への挑戦がお客さんにどう思われるかとかいろんな想いもあったけれど、何より立ち止まりたくはなかった。3人が入ってくれて嬉しかったし、STARMARIEの明るい未来が見えて、これからは頑張っていこうという明るい気持ちしかその時は沸かなかったです。あれからやっと一年が経ったけれど、毎日を楽しく5人で練習してきて、もっとたくさんの時間を過ごしたような、すごく濃い一年間でした」と振り返った。

そこに、のんちゃんこと木下望さんが「この5人になってから、なんど食べ放題に行ったことか」としみじみ言うと、しのちゃんの話に聞き入っていた会場の空気が一気に緩んだ。「そこ?確かに月3で行ってたけど…」としのちゃんが突っ込むと場はさらに沸いた。しのちゃんは気を取り直して元の話に戻し、「3人が入ってくれたからSTARMARIEは再起動ができてステージに立てています。今日は本当に心の底からありがとうと言いたいです。」と感謝の言葉で結んだ。

続いて、のんちゃんは「初期の4人で活動していた時は、このO-EASTでワンマンライブができるなんて夢のことだったのが、今日で3年目のワンマンライブです。7年やってきて、ここまで来れたかと思うと本当に嬉しい。3人で活動してた頃は、他のアイドルさんが売れて、どんどん抜かされいくのを見て、自分たちのことを踏み台にされていく“踏みドル”って呼んでた。だけど、3人が入ったおかげで、またO-EASTでライブが出来るようになって、アジアツアーが決まってからは、“もう踏みドルなんて言ってられないな”と思えるようになった。3人のStarmarieが望は本当に大好きだったから、辞めようと思ったこともあったけど、この5人になって、これが本当のSTARMARIEだと自信を持って言えるようになった。それは…」と言いかけて、のんちゃんは唐突に泣きだした。

周囲が「なぜ?」と戸惑う中で、「3人がSTARMARIEに入ってくれたことが嬉しくて、それが言いたかったんだけど、…理解?」と涙に言葉を途切らせながら続け、「望がまたSTARMARIEでやっていこうと思ったのは皆んなのおかげだし、3人のころより5人のほうが好きだって言ってもらえたから頑張れている。辞めないでよかった。」と話した。

さらに「これから望の年齢がファンタジーになったから、もうどこまでも行ける気がするの。皆さんのことをゼッタイに武道館に連れて行くから。本当に武道館でライブする!」と声を上げて力強く宣言すると、会場から大きな拍手が贈られた。

ひぃちゃんこと松崎博香さんは言いたいことを忘れそうだからと、3枚の便箋に話をまとめてきた。「今日で私たちが新メンバーとして加入して1年が経ちます。一年で何が変わったかというと、メンバー同士がタメ口で話せるようになって、ダメなところや良いところを言い合えるようになったこと。」と読みだした。

しのちゃんが「今回のワンマンの練習では注意し合って、ちょっとピリピリするくらいだったけど、すごくいい雰囲気になってきたと思う。今まではゼッタイなかったことだから。前は3人からは何も言ってくれなくて、それが少し寂しかった。」と話を加えると、今度はひぃちゃんが思い出して泣きだした。

ひぃちゃんは涙声になりながらも、この一年を振り返りつつ、メンバーや関係者、そして、マリストに感謝の気持ちを綴り、「今度は私の地元の栃木で公演がしたい」と意気込んだ。さらに「私が入ってから一年しか経ってないのに、良いコトばかりでとても嬉しい。これまで積み重ねてきてくれた しのちゃんと のんちゃんのおかげだと思う。だからこそ、これで終わりにしたくないし、このチャンスを逃すことなく全力で努力していきます」と語り、「私はSTARMARIEの一員になれて本当に良かった。今、すごく幸せです」との言葉で締めくくった。

もにゃこと中根礎子さんは、「今日のライブは、前からチケットを買って“来るよ!”って言ってくださった方が多くて、海外からや関係者の方も多くてすごく嬉しかったけど、緊張しすぎてさっきまで裏で泣いて、吐きそうって言ってました」と心境を吐露すると、のんちゃんが「(落ち着かせようと)ヒーヒーフーって、大変だった」と舞台裏を明かした。もにゃさんはさらに「ライブの前半は緊張で記憶がないくらいですけど、みなさんの顔を見て安心して、後半は楽しいライブができました。本当に皆さんに支えられていると実感しました」と話した。

もにゃさんは続けて、「私はStarmarieのライブを初めて観てから、アイドルになりたいと思った。他のユニットで活動を始めたけれど、ずっとStarmarieに入りたいという気持ちは消えてなかった。メンバーが抜けて2人だけのワンマンライブを観た時に“この2人を支えてあげたい”って、その熱が再燃して、オーディションを受けました」と振り返った。「この一年で自分自身の悩みもたくさんあった。静岡に住んでいたので、いろんな物を捨てて東京に来たし、これからも人生を賭けてSTARMARIEをやっていくので応援して」と決意を話した。

かえちゃんこと渡辺楓さんは、「ちょうど悲しいことが続いて気持ちが落ち込んでいた時にStarmarieに誘われたのですが、何か新しいことを始めたほうがいいかなと思ってオーディションを受けました。STARMARIEに入ったおかげで毎日が忙しくて充実して、皆さんのおかげですごく楽しい本当に濃い一年を過ごせました。でも、この一年だけではまだまだ満足できないので、これからもいろんなことに精一杯チャレンジして、来年も再来年も、“去年より濃い一年だったな”と言えるようにがんばっていきたい」とトリにふさわしく凛とした表情で話し終えると、会場からひときわ大きな拍手が響いた。

さらに、7月からラジオ日本で高森紫乃さんの念願だった冠番組が開始されることも報告されマリストを大いに喜ばせた。

のんちゃんは、あらためてマリストに話したいことがあると「8月19日に発売する“メクルメク勇気”で、じゅーいを獲りたいの」と言ったところ、他のメンバーから「え?発音 悪くない?」とツッコミが入った。「分かった、言い直す。10位を獲りたい」と言うとさらに周りが焦って「違う、違う。“順位”を獲りたいでしょ?」と訂正を促したが、のんちゃんは「いいの!10位までに入りたいんです!」と言い張って押し通した。

しのちゃんは、“ま、いっか”と呆れ顔をしながらも「STARMARIEはこれまでランキングについてはあまり言ってこなかったんです。一人の方にたくさん買っていただくより、1枚づつ買っていただいてたくさんの人に聞いて欲しかったから。でも、今回は勝負のシングルなので、本当に順位を狙って行きたい。皆さん、応援をよろしくお願いします」と、頭を下げた。

Starmarieが結成された2008年には、すでにブレイクしていたAKB48に続けと言わんばかりに、アフィリア・サーガ・イースト、YGA、JK21、ももいろクローバー、でんぱ組.inc、SKE48などが続々と登場した。すでにトップアイドルと呼べるほど売れたユニットもあるが、消えてしまったアイドルも数多い。Starmarieの彼女たちは自分たちを“踏みドル”と呼んでいたそうだが、ただ踏み台になっていただけではない。踏ん張って、踏み留まって、そして、これからはもっと上へと踏み越えていくだろう。

のんちゃんが“皆さんのことをゼッタイに武道館に連れて行くから”と言ったとき、記者はふと、でんぱ組.incがまだ800人ぐらいの会場でライブを行なっていた頃に、古川未鈴さんが“武道館へ行く”と宣言した日のことを思い出した。まだまだ先の遠い夢で根拠なんてなにもないが、はっきりとした手応えを感じさせた言葉に、同じ雰囲気を感じたからだ。STARMARIEが武道館に行くのも、きっと遠い日ではないのだろう。

【セットリスト】
■本編
1 余命124日のシンデレラ
2 グッモーニンッ!!ハマムラSHOW
3 本田教授のダイイングメッセージ
4 お化け屋敷に就職しよう
5 狂おしき月下の舞踏会
6 三ツ星レストラン・ポールからの招待状
7 モグラミステリーツアー
8 涙のパン工場「コンセル・カマタ」
9 浦薬剤研究所の新薬実験
10 ブレアと天才科学者の功罪
11 あの日から生まれた日から
12 サーカスを殺したのは誰だ
13 帝王の華麗なアリバイ
14 ネット・オークション・ベイビーズ
15 FANTASTIC!!
16 さよならお弁当
17 恋するボーカロイド
18 ぐらんぱぐらんぱ
■アンコール
19 友達ロボットカノン
20 ママは天才ギタリスト
21 タイムマシーン・ラブ
22 名もなき星のマイホーム

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