アイドリング!!! 伊藤祐奈が卒業!!涙と笑いでお別れ! 最後は笑顔でステージを後に…

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アイドリング!!! 伊藤祐奈 卒業セレモニーより
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人気アイドルグループ「アイドリング!!!」4期生メンバー、そしてNEO from アイドリング!!!のリーダーも務める23号伊藤祐奈の卒業セレモニーが4月5日、豊洲PITで開かれた「アイドリング!!!FES 2015 10年目の明日ング!!! 心機一転←!!!→初志貫徹」内にて行われた。

このイベントを境に伊藤祐奈はグループを卒業し、残る個人の仕事を終えると芸能界からも引退、新たな夢を目指す。

全77曲、約8時間にも及ぶグループ史上最長のイベントは4部に構成されており、卒業セレモニーは3部。2部後半のNEO from アイドリング!!!のライブでは、これがリーダー最後のライブとしてメンバーから堪えきれない涙がこぼれる。

伊藤祐奈も堪えきれない涙に溢れ最後のリーダーを終える。

3部に入ると真っ白い卒業衣装で揃えられたアイドリング!!!メンバー達が登場。そんな中、伊藤祐奈だけはたくさんの花で彩られた衣装でひときわ輝く。

1曲目『目には青葉 山ホトトギス 初恋』から歌われるといよいよ卒業セレモニーが始まる。アイドリング!!!としての伊藤祐奈、有終の美を飾るとし「私がとっても思い入れのある。」『プールサイド大作戦』へ。

連続で『苺牛乳』など披露しライブが続くと、MCではバカリズムからのメッセージも届く。「掃除機のコードの黄色いテープを貼る仕事。」と就職先を語るバカリズムに「就きませんよ、そういう仕事に!」と伊藤祐奈は返す。

続く『Friend』から『Shine On』のイントロで、「卒業おめでとう!!」とファンからの一斉の声援が飛ぶと、会場はサイリウムの青一色に染まる。「ありがとう!」と伊藤祐奈。

大きな“祐奈”コールで揺れた会場に満面の笑みがこぼれると、いよいよ最後の時間へ。NEO期から5期と順番にメッセージが届けられる。

NEO期、最年少の橋本瑠果は涙で声にならない声で「大人になっても一番の先輩は祐奈ちゃんです!」と伝えるとその様子を伊藤祐奈は優しく見守る。

5期の玉川来夢は『苺牛乳』の時点でたまらず泣いていたのを伊藤祐奈が笑う。石田佳蓮は涙に声を詰まらせながらも、最後は「卒業しちゃうのは本当にさみしいんですけど、4、5、NEO期頑張りたいねと言っていたのを引き継いで頑張りたいと思います!」と力強く話した。

3期の大川藍は何か話そうとすると感情が高ぶりすぎたのか「あちょっと、先どうぞ。」と言うと、橋本楓は「仲良くて…昔。」と話し出し、会場からは笑い。橘ゆりかは伊藤祐奈に「独りでブツブツ言ってたり…。」とからかわれつつも「後輩の面倒見の良い姿が大好き。」と彼女を称えた。最後に大川藍は「卒業したら敬語も無しで、ご飯も割り勘な!」と笑顔で伝えた。

2期の三宅ひとみからは、最初カメラから逃げるくらい引っ込み思案な所から、やがてアイドリング!!!を引っ張っていく程の存在になった成長をしっかりと評価される。

1期の横山ルリカからは「ホントに辞めちゃうの?」と問いかけ。会場のファンが卒業を惜しんで涙を流している姿を見て「もったいないな、と思っちゃった。」と話す。伊藤祐奈が横山ルリカに色んなことを教わったとして「ファンの方の顔を覚えよう。」との事から似顔絵まで描いて覚えようとしていたエピソードを話す。外岡えりかは最初の頃は挙動不審で心配したと話すが“伊藤プロ”と言うまでに成長したことを話し懐かしむ。

同期となる4期の倉田瑠夏は泣きはらし仁王立ち。尾島知佳は2人のチェキを貼ったメッセージ入りの色紙を渡す。昨日の夜はたと思いつき「急いで100均で買ってきた。」と話し、会場から笑いがこぼれる。貼ってあったシールについて伊藤祐奈が触れると「CD屋さんになりたいから。」と尾島知佳。「なんでや、アイドルがんばれ。」と小さめに伊藤祐奈がつっこむと会場は爆笑。さらに色紙を見て「100円以上の価値がある。」と言うと拍手が起こった。

卒業したメンバーも含め4期生全員で旅行行きたいね、等とりとめもない同期トークを思い思いに語ると、やがて伊藤祐奈が一人残り、最後の挨拶へ。

「今日4月5日で、私はアイドリング!!!を卒業します。本当にこのタイミングで申し訳ないなと思うんですけど、もともと二十歳になるという自分に焦りを感じていて、やっとやりたいことを見つけて。本当は二十歳のお誕生日の8月に卒業したかったんですが、10月31日でみんな卒業という形になるというのを聞いて…。私は、この世界での次のステップではない違う夢を追いかけたいと思ったので、この後、残り半年…みんなとは違う半年間になるなと思ったのでこのFESで卒業することを決めました。でも、アイドリング!!!が大好きな私にとって、こんなにもアイドリング!!!づくしのフェスで卒業が出来て本当に幸せです。この場を作ってくれたスタッフさん、一緒に盛り上げてくれたメンバーとファンのみなさん本当にありがとうございます!

14歳のときに私はアイドリング!!!に加入しました。初めてのオーディションがアイドリング!!!で、芸能界の右も左も分からないまま入って。でも、加入前から観ていたアイドリングに入れて、憧れのアイドルになれて、本当に毎日幸せでした。加入当初はテレビの視聴者の普通の女の子が、紛れ込んでる感じだったと思います。カメラを向けられることもすごく怖くて泣いてばかりで、本当に大変な子だったと思います。ド素人で何もできなかった私ですが、いつもそばに居てくれた大好きなメンバーと、本当に優しいスタッフさんと、そして嬉しいことがあったら一緒に喜んでくれて、悔しいことがあったら励ましくてくれて、雨の日も風の日も、どんなに寒くてもどんなに熱くても、会いに来てくれるファンの方がいたからここまで来れました。私は、歌が上手い訳でもダンスが上手い訳でも、飛び抜けて可愛い訳でもなく、今の時代、こんなにたくさんのアイドルさんがいる中で見つけてくれて、たくさん支えてくれて本当にありがとうございました。そして、この世界に入ることを決めた時に、ずっと見守り続けてくれた両親に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。

私はこのステージを降りた時から、新たな夢に向けて歩み出します。感謝しても伝わらないくらいホントに感謝しています。ここにいたことをずっと忘れないし、卒業してもアイドリング!!!のことをずっとずっと大好きで最後の最後まで応援したいと思っています。“アイドル”という一つの夢を叶える場所がアイドリング!!!で本当に良かったです!みなさん5年間、本当に、本当にありがとうございました!!」

長い拍手とおめでとうの声と声援の中、最後、伊藤祐奈は「またお会いしましょう!アイドリング!!!23号、伊藤祐奈でした!」と満面の笑みで言い、一層大きくなる拍手でステージを送り出されていった。

写真提供:(C)ポニーキャニオン

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