制服向上委員会 ベトナム戦争で撒かれた枯葉剤の影響に絶句

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 6月23日、ドキュメンタリー映画「沈黙の春を生きて」の特別上映会が初台TheDOORSにて行われ、清純派アイドルグループ「制服向上委員会」のトーク&ライブが行われた。

 この映画は昨年9月に劇場公開され、ベトナム戦争時に当時のアメリカ軍が散布した枯葉剤の被害により、子供の世代にも悪影響が起こっていることを伝えるドキュメンタリー映画。

 制服向上委員会はライブ活動のほか、様々な社会問題にも取り組む活動を行っているが、今回は、枯葉剤のダイオキシンによって今でも障害を持つ子供が産まれるベトナムの現状をテーマにイベントが行われた。

 小川杏奈さんは「ベトナム戦争の時に大量に散布された枯葉剤の被害に苦しむ方々のエピソードを聞いていただきたいなと思います。」と開会を宣言。

 制服向上委員会のメンバーは過去に実際にベトナムを訪問したことがあり、実際にベトナムを訪問した橋本美香さんは「99年にみんなでベトナムに戦争の傷跡を見に行こうということで訪問させていただきました。最初のきっかけは新聞の記事で、ベトナムの同世代の方々が枯葉剤というダイオキシンが含まれた猛毒で障害を持って子供が産まれてきて今も社会復帰を目指して頑張っているという記事です。この記事は制服向上委員会のメンバーにも見せたりしてみんな読んでいるんですけども、やっぱり戦争が終わった時代に産まれた私たちは、戦争というのはリアルに感じることはできないと思うんですけど、百聞は一見にしかずということで、当時 制服向上委員会はベトナムに行かせていただきました。」と説明。

 橋本美香さんは実際に現地を見た感想として「ベトナムのハノイにある平和村に私たちは訪れました。そこには社会復帰に励む約100名の方々が暮らしていて、たくさんの方が枯葉剤の後遺症を持って産まれてきている現状を学びました。実際に行って自分たちの歌をベトナム語にして歌いました。音楽ってすごく不思議だなと思うんですけど、言葉がお互いわからなくても私たちも歌を歌ったし、平和村の方々もステージでお互いが歌いあってすごく楽しかったです。平和村の中の施設を色々見せてもらったんですけど、日本から寄贈されたプールもあったり、かなり日本からの支援も多いんだなと思いました。」とエピソードを紹介。

 実際に映画を見て小川杏奈さんは「私たちより小さい子供の指や腕が無かったりする映像を見て、まだまだ小さいのに可愛そうだなと感じました。」、森朱里さんは「産まれて来る子は、何も悪いことをしていないのに何十年間も被害が続くのはすごい悲しいことだなと思いました。」、香取優花さんは「今の日本では放射能の問題があり、このあと何年か後に今の子供が大人になって子供を産むときに同じように障害を持つ子供が産まれてしまうのか不安です。」とそれぞれコメント。

 橋本美香さんは「人類が地球にいる以上 1人1人が学んで、戦争の怖さを伝えて行くことはすごく大事なことだと思います。」とこれからも枯葉剤によって起きたこの問題を後世に伝えていきたいことを語っていた。

 この日は映画の上映とトークに加え、社会問題をテーマに制作されたさまざまな楽曲なども熱唱。制服向上委員会は、今後も様々な社会問題について学び、二度と同じ過ちを起こさない社会になるよう活動して行く。

 

<制服向上委員会 映画「沈黙の春を生きて」特別上映会>

セットリスト(1回目)

M1. 黒い瞳
M2. あの日を忘れられない
M3. 過去に置いていくモノ・未来に届けるもの
M4. SAVE THE CHILDREN
M5. PROTESTER
M6. 名もなき声に

 
※ライブMCより抜粋

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制服向上委員会 オフィシャルサイト