制服向上委員会、久々の正統派アイドルソングライブ 主要メンバー集結にOGも応援
アイドルグループ・制服向上委員会が23日、都内にて、サマーソングを中心としたライブ『2016制服向上委員会LIVE』を開催した。最近は、「脱・原発」「反・安倍政権」などの集会にゲストで参加し、プロテストソングを歌う活動が目立っていたが、この日は約7ヶ月ぶりに正統派のアイドルソングのレパートリー中心のコンサートを開催した。
グループ会長・小川杏奈さん、リーダー・清水花梨さんをはじめとする現役メンバーに加え、吉田梢さん、星川りりかさん、玉野ともえさんのOG3人も応援にかけつけた。最近は学業の都合などで休業するメンバーが目立つほか、退会した人もおり、イベント出演は少人数のメンバーで行うことも多かったが、そんな中、中心になってグループを引っ張ってきた野見山杏里さんは、「大人数でやれるライブって久々すぎて…」としみじみと喜びの表情を見せた。
1992年に結成され、レパートリーは1400曲以上にのぼる制服向上委員会。この日は、夏をテーマにした曲が中心で、『渚に消えた初恋』を皮切りに、『恋をしようよ』『南十字星』『恋人たちの歌』『エメラルドの伝説』と、まずは5曲立て続けに披露。野見山さんは「SKiの夏ソングを歌うと夏が来たという気がします」と嬉しそうだ。
その後も、王道アイドルソング中心のセットリストで展開。MCでは最近の活動に合わせて、先日行われた参議院議員選挙に関するトークもくり広げられた。そして中盤では、中学3年生の、りあんさんはじめ3名のレッスン生のお披露目も。初々しいコメントで場内をわかせた。
終盤には『黒い瞳』『地球に愛を』『SKiのテーマ』といった制服向上委員会の定番人気曲を小川さんがメインボーカルをとり披露、場内の盛り上がりは最高潮となった。
ライブの最後、久しぶりの制服姿でステージで歌い踊ったOGの吉田梢さんは、「久しぶりに参加させていただいて楽しかったです。頼もしい後輩たちが揃っているので、これから先も頑張っていってほしい」と期待を寄せた。
グループの一時代を築いたOG3人と現役メンバー、そして新レッスン生が同じステージに立つというレアな顔合わせとなったが、会長の小川さんは、「このメンバーでもう一度ステージに立つことはないのかなと思います。最初で最後の2016年夏ライブ、みなさんと楽しい思い出を作ることができて、とても幸せです」と喜びを表した。
最後にリーダーの清水さんは、「私たちは社会活動もするし、かわいい曲も歌うし、他にはないグループ。私たちの素敵な楽曲をこれからも守っていきたいと思います」と力強く語った。
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