新山詩織が、デビュー3周年記念ライブツアー『19』を27日の大阪公演で完走。今回のツアーは新山さんにとって10代最後のツアーとなり、デビューして3年の間に出会った人達への感謝を伝えたいという気持ちから、今までのライブツアーとしては最大の全国6会場のツアーになった。今回は、19日に行われた東京・EX THEATER ROPPONGI公演の模様を紹介。
『Looking to the sky』からスタートしたこの日のライブ。『Dear friend』『ひとりごと』『sunny day』と1stアルバム、2ndアルバムの両作品の中から披露していく。デビュー3周年記念らしいセットリストだ。たて続けに4曲が終了したところで「新山詩織 アーティストデビュー3周年記念ライブツアー『19』にようこそ!」のかけ声が鳴り響く。
本人の弾き語りからアコースティック編成のアレンジとなって新山さんの最大の魅力である“歌”を聴かせるコーナーとなった。『だからさ〜acoustic ver.〜』の弾き語りから始まったこのコーナー。ステージ上に彼女だけがセンターに立ち真っ直ぐ届けられる歌声からは、シンプルなゆえに緊張感があり、静寂が流れる。
「この『だからさ』を出した時から一緒に歩んできた人、支えてくれた人がこの会場にもたくさんいるだろうな〜と思うと、胸に込み上げるものがありました」と語り始めた新山さん。「今まで頑張れたのはみなさんにパワーをもらったからだと思っています」と感謝の言葉を伝えると、会場は大きな拍手につつまれた。そして「来年は20歳を迎えるにあたって、きっと私の中でも変わっていくことたくさんあると思います。でも、『だからさ』を家のリビングで作って歌っていた気持ちはこれからも忘れずに、大切に持ち続けたいと思っています」と未来の自分に対してのメッセージとも感じる言葉を届け、そのまま次の曲の『ありがとう』を演奏。彼女の感謝の気持ちを音楽で素直に届けていた。
ライブ後半は『たんぽぽ』『午後3時』『好きなのに』『分かってるよ Band ver.』とアコースティックコーナーが続いた後、「まだまだいけますか?」と新山さんの声とともに、軽快なリズムが鳴り響き『気まぐれ』がスタート。『しおりのR&R』『Everybody say yeah』『ありったけの愛』など、彼女のもう一つの姿であるロックな顔を見せながら、会場は大いに盛り上がっていく。その勢いの中、デビューシングル『ゆれるユレル』を披露。「みんな一緒に歌ってください!」という声とともに、この日最大の盛り上がりを見せた。
そして本編最後の曲として彼女が選んだのは『Winding Road』。この先に歩んでいく自分を、そして未来へ向けて書いた曲を最後に選んだのはまさしくツアータイトル『19』に相応しい彼女の新たなる決意を感じるライブとなった。
来年2月10日には20歳となる新山さん。この日に彼女の20歳の記念となるシングル『隣の行方』も発売が決定している。また2月14日には渋谷 CLUB QUATTROでバースデーライブの開催も決定。10代を駆け抜けてきた新山詩織が新たに立つネクストステージに注目が集まる。
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